あなたの「心配性」、もしかしたら病気かもしれません
「なんだかいつも不安で、いろんなことが心配…」「些細なことでも考え出すと止まらない」
もしあなたがそんな漠然とした不安や心配に悩まされているなら、「性格だから仕方ない」と一人で抱え込んでいませんか? 実は、その「心配性」は「全般不安症(Generalized Anxiety Disorder/GAD)」という心の病気のサインかもしれません。
GADは、日常生活に深刻な影響を与えることがある病気ですが、その認知度はまだ十分ではありません。しかし、適切な情報を知り、一歩踏み出すことで、心軽やかな毎日を取り戻せる可能性があります。
2026年6月20日(土)に横浜で開催される市民公開講座「心配性、それってGADかも ~全般不安症(GAD)を知る:病気のしくみ・診断・治療~」では、GADについて専門医がわかりやすく解説し、当事者の体験談も聞ける貴重な機会が提供されます。今回は、この市民公開講座を通じて、GADについて一緒に学んでいきましょう。
全般不安症(GAD)ってどんな病気?
GADは、簡単に言うと「いつも何かに不安や心配を抱えていて、それがコントロールできない状態」が慢性的に続く心の病気です。
具体的な症状は、多岐にわたります。
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尽きない不安と心配
仕事のこと、家族のこと、健康のこと、お金のこと、将来のこと…など、特定の出来事だけでなく、あらゆることに対して過剰な不安や心配が頭から離れません。一度心配し始めると、なかなかその思考を止められず、ずっと頭の中で堂々巡りをしてしまうような状態です。 -
体のSOSサイン
心だけでなく、体にも不調が現れることがあります。夜なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くて途中で何度も目が覚めてしまったりする「不眠」に悩まされる人も少なくありません。また、常に緊張状態にあるため、肩や首の筋肉がガチガチに凝り固まったり、頭痛がしたりといった身体症状を伴うこともあります。 -
気持ちの不調と集中力の低下
心が常に不安でいっぱいだと、落ち着かなくなったり、些細なことでイライラしたりしやすくなります。また、疲れやすさを感じたり、集中力が続かなくなったりすることもあります。これらの症状が重なると、日常生活や仕事、学業に支障が出てしまい、今までできていたことが難しくなるなど、深刻な機能障害につながることもあります。
「ただの心配性」とGADの大きな違いは、その「過剰さ」「慢性的な持続性」、そして「生活への影響度」にあります。誰もが心配することはありますが、GADの場合は、その不安や心配が自分の意思ではコントロールできないほど強く、長く続き、日々の生活の質を著しく低下させてしまうのです。
もしかして私も? 日本におけるGADの現状
「もしかしたら、私もGADかもしれない…」そう感じた方もいるかもしれません。
世界保健機関(WHO)の報告によると、日本におけるGADの生涯有病率は2.6%とされています。さらに最近の研究では、疑いを含むGAD(GAD-7スコアが10点以上)の有病率が7.6%であるとも報告されています。これは、決して珍しい病気ではないことを示しています。
しかし、現実には多くの人が「これは自分の性格の問題だから」「心配性だから仕方ない」と考えてしまい、医療機関への受診をはじめとする適切な支援につながっていないのが現状です。実際に、GADを経験したことのある方のうち、医療機関で治療を受けたことのある人の割合はわずか30.9%に留まると報告されています。
不安や心配は、一人で抱え込んで我慢する必要はありません。適切な支援を受けることで、きっと楽になれる道があります。
新しい希望! 適切な診断と治療の重要性
これまでの日本では、GADに対して承認された薬剤がなかったため、症状に悩みながらも適切な診断や治療を受けられていない患者さんも存在しました。
しかし、今後は新しい治療選択肢の登場に伴い、状況は変わりつつあります。ご自身の症状を性格ととらえて我慢してきた方や、症状に気づきながらも受診をためらっていた方も、GADに関する正確な情報を理解しやすい形で得ることで、医療機関への受診を通じた適切な治療を促進することが重要になってきます。
「自分は大丈夫」と蓋をしてしまうのではなく、まずは病気について正しく知り、専門家の意見を聞くことが、心軽やかな未来への第一歩となるでしょう。
「心配性、それってGADかも」市民公開講座で一緒に学ぼう!
そんなGADへの理解を深め、適切な診断・治療への橋渡しを目的として、第3回日本外来精神医学会学術総会とヴィアトリス製薬の共催で、市民公開講座が開催されます。
講座の概要
この市民公開講座では、精神科医療の第一線で活躍する専門医が登壇し、GADの基本的な病態理解から診断、そして治療について、一般の方にもわかりやすく解説してくれます。さらに、GADを経験された当事者の方も登壇し、ご自身の体験談を交えたパネルディスカッションを通じて、「GADとともに生活する」ことへの理解を深める貴重な機会も提供されます。
開催情報
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名称: 心配性、それってGADかも 全般不安症(GAD)を知る ~病気のしくみ・診断・治療~
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日時: 2026年6月20日(土)10:00~11:45(開場予定 9:30)
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会場: パシフィコ横浜 会議センター 4階「411+412」(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
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参加費: 無料(会場での参加は定員100名・先着順です)
- 会場での参加のほか、オンラインでの視聴も可能です。
プログラム(予定)
豪華な講師陣が、GADについて多角的に解説してくれます。
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総合座長: 一般社団法人日本うつ病センター 名誉理事長 樋口 輝彦 先生
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開会の挨拶: 第3回日本外来精神医学会学術総会 大会長/神奈川診療所 理事長・所長 赤塚 英則 先生
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講演1: 「『ずっと不安』は病気かも ~全般不安症の理解」
医療法人 悠仁会 稲田クリニック 院長 稲田 泰之 先生が、GADがどのような病気なのか、その特徴やメカニズムについて、一般の方にも分かりやすい言葉で解説してくれます。漠然とした不安が病気につながる可能性について、深く理解できるでしょう。 -
講演2: 「全般不安症って知ってますか? :その診断と治療について」
のぞみの丘ホスピタル 院長/岐阜大学 名誉教授 塩入 俊樹 先生が、GADの診断方法や、現在利用できる治療法について具体的に説明してくれます。自分自身の症状がGADに当てはまるのか、そしてどのような治療の選択肢があるのかを知ることで、今後の見通しが立てやすくなるはずです。 -
パネルディスカッション
司会は樋口 輝彦 先生が務め、パネリストとしてGAD当事者の方、稲田 泰之 先生、塩入 俊樹 先生が登壇します。
特に注目すべきは、GADを経験された当事者の方のリアルな体験談です。病気とともにどのように生活しているのか、どのような困難があり、どのように乗り越えてきたのか、その生の声を聞くことで、病気への理解が深まり、同じ悩みを抱える方にとっては大きな勇気となるでしょう。専門医からの視点と当事者の視点の両方から、GADとの向き合い方を考える貴重な時間となることでしょう。 -
閉会の挨拶: 一般社団法人日本うつ病センター 名誉理事長 樋口 輝彦 先生
参加・オンライン視聴方法
会場での参加を希望される方も、オンラインで視聴を希望される方も、以下のURLまたは二次元コードより事前登録をお願いします。事前登録なしでも参加は可能ですが、会場は定員100名で先着順のため、満席の場合は入場できない可能性があります。確実に参加するためにも、事前登録をお勧めします。
https://forms.office.com/r/5Ga6SDLrwr

主催・共催・後援
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主催: ヴィアトリス製薬合同会社
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共催: 第3回日本外来精神医学会学術総会
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後援: 横浜市にぎわいスポーツ文化局/横浜市健康福祉局
ヴィアトリス製薬の想い
本市民公開講座を主催するヴィアトリス製薬は、「世界中の人々が人生のあらゆるステージでより健康に生きられるよう貢献する」というミッションを掲げるグローバル・ヘルスケア企業です。今回の講座は、メンタルヘルス領域における疾患理解の向上と、適切な診断・治療への橋渡しを目的として開催されます。
ヴィアトリス製薬は、精神・神経疾患を含む幅広い治療領域において医薬品を提供してきた実績があり、不安や抑うつといった心の不調に悩む方々が、安心して医療につながる社会づくりに貢献しています。この講座を通じて、GADへの正しい理解が広がり、早期相談・早期治療につながる一助となることを目指しているのです。
ヴィアトリス製薬に関する詳しい情報は、以下のリンクからご覧いただけます。
最後に:一歩踏み出す勇気
もしあなたが、理由のわからない不安や尽きない心配に悩んでいるなら、それは決して「性格の問題」として片付けられるものではありません。全般不安症(GAD)という病気の可能性も視野に入れ、一歩踏み出して専門家の話を聞いてみませんか?
この市民公開講座は、GADについて正しく理解し、自分自身の心と向き合うための素晴らしい機会となるでしょう。専門医の解説や当事者の体験談は、あなたの心にきっと寄り添うヒントを与えてくれるはずです。
無料で開催され、オンラインでも視聴できるこの機会をぜひ活用して、心軽やかな未来へつながる第一歩を踏み出してください。あなたの不安が少しでも和らぎ、笑顔で毎日を過ごせるようになることを願っています。
