婦人科の悩み、一人で抱え込まないで!新しい治療の選択肢を知る一歩

子宮筋腫や過多月経など、婦人科の病気でつらい思いをしている方は少なくないでしょう。生理痛がひどくて日常生活に支障が出たり、貧血に悩まされたり、あるいは「もしかして大きな病気だったらどうしよう」と不安に感じたりすることもあるかもしれません。これらの症状は人に相談しづらく、病院を受診するのをためらってしまうケースも多いと聞きます。

しかし、医療は日々進化しており、体への負担を抑えた新しい治療法が次々と登場しています。今回、医療法人医誠会が開催した婦人科公開講座の内容がYouTubeで公開されました。この動画では、子宮筋腫や過多月経といった良性疾患に対する、体に優しい手術の選択肢について、とても分かりやすく解説されています。動画を通じて、あなたの悩みを軽くするヒントが見つかるかもしれません。

多くの女性が悩む婦人科の良性疾患

婦人科の良性疾患は、多くの女性にとって身近な問題です。例えば、若年層に多いとされる卵巣嚢腫、そして30代から40代の女性に特に多く見られる子宮筋腫や子宮腺筋症などが挙げられます。これらの疾患は、過多月経(生理の出血量が多いこと)や貧血、下腹部痛など、日常生活に大きな影響を及ぼす様々な症状を引き起こすことがあります。

特に子宮筋腫は、成人女性に比較的多く認められる疾患であり、その症状は患者さん一人ひとりで異なりますが、生活の質を著しく低下させる可能性があります。これまで、これらの疾患に対する手術と聞くと、「お腹を大きく切る開腹手術」をイメージし、傷跡や入院期間の長さ、術後の痛みなど、体への負担を心配する方も多かったのではないでしょうか。

しかし、近年の婦人科手術は大きく進歩しています。従来よりも体への負担に配慮した「低侵襲手術」が広く行われるようになり、患者さんの回復を早め、より快適な術後生活を送れるようになっています。

体への負担を抑える「低侵襲手術」とは?

「低侵襲手術」とは、従来の開腹手術に比べて、体への負担を最小限に抑えることを目的とした手術方法です。具体的には、お腹を大きく切開するのではなく、小さな傷口からカメラや専用の器具を挿入して手術を行う方法や、自然の開口部(膣など)を利用して手術を行う方法などがあります。

これにより、手術後の痛みが軽減されたり、入院期間が短くなったり、目立つ傷跡が残りにくくなったりといったメリットが期待できます。婦人科領域においても、この低侵襲手術の技術が発展し、子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患の治療において、患者さんの選択肢が広がっています。

お腹に傷を作らない「vNOTES(経腟的腹腔鏡手術)」

数ある低侵襲手術の中でも、特に注目されているのが「vNOTES(経腟的腹腔鏡手術)」です。この手術は、お腹に一切傷を作らないという画期的な方法です。膣の奥を切開し、そこから手術器具を挿入して腹腔鏡下で手術を行います。

vNOTES手術の概要

上図は、vNOTES手術の仕組みを分かりやすく説明しています。膣から器具を挿入するため、お腹の表面には傷が残りません。これは、美容的な観点だけでなく、術後の回復にも良い影響をもたらすと考えられています。

過多月経・不正出血に対する「MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)」

過多月経や不正出血に悩む方には、「MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)」という治療法も選択肢の一つとなります。これは、マイクロ波を利用して子宮内膜を焼灼(しょうしゃく)することで、過多月経などの症状を改善する手術です。

これらの低侵襲手術は、それぞれの疾患や患者さんの状態に応じて適応が異なります。どの治療法が自分に合っているのか、医師とよく相談して決めることが大切です。

公開講座の内容がYouTubeで公開中!

医療法人医誠会は、2026年2月18日に「体への負担に配慮した良性疾患の治療 知っておきたい婦人科手術の選択肢」と題した婦人科公開講座を開催しました。この講座では、子宮筋腫や過多月経などの良性疾患を中心に、vNOTESやMEAといった低侵襲手術の特徴や適応について、実際の症例動画を交えながら解説が行われました。

婦人科手術講座の様子

会場には6名が参加し、アンケートでは「理解しやすかった」「婦人科疾患や不妊との関連についてさらに知識を得たい」といった感想が寄せられています。この講座の内容は、より多くの人に情報が届くように、約45分の動画としてYouTubeで公開されています。

会場に足を運ぶことが難しかった方も、自宅でゆっくりと視聴することができます。動画では、手術の概要だけでなく、治療選択を考える際の視点や、症状に応じた対応の違いについても解説されているため、婦人科疾患で悩む方にとって非常に役立つ情報源となるでしょう。

ぜひ一度、動画を視聴して、ご自身の体のこと、治療の選択肢について理解を深めてみてください。きっと、不安の解消につながる一歩となるはずです。

動画の目次

  1. 手術対象となる婦人科の良性疾患
  2. 体への負担が少ない手術の選択肢
  3. まとめ

YouTube動画はこちら

医療法人医誠会について

医療法人医誠会は1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営している医療グループです。医誠会国際総合病院は、46の診療科を持ち、総職員数1,971名(2025年4月現在)の体制で、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、生成AI、本格的なタスクシフト・タスクシェア、中央管制システムの導入など、多岐にわたる先進的な取り組みを行っています。

同病院は、先進的かつ国際標準の総合病院を目指しており、地域医療への貢献はもちろんのこと、2024年12月にはJCI認証を取得し、国際医療ツーリズムにも挑戦しています。また、救急医療においても、24時間365日体制で3次救急を目指し、救急車6台(ドクターカー4台・救急車2台)、医師9名、看護師30名、救急救命士25名という充実した体制で「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに掲げています。重症度に応じた医師・看護師同乗の病院救急搬送システムを導入し、広域医療にも取り組んでいます。

婦人科疾患で悩んだら、まず情報を集めてみよう

婦人科の病気は、一人で抱え込みがちですが、現代の医療には様々な選択肢があります。今回ご紹介した動画のように、分かりやすい形で情報が提供されていますので、まずは信頼できる情報に触れてみることが大切です。ご自身の症状について理解を深め、どのような治療法があるのかを知ることで、不安はきっと軽減されるでしょう。

そして、もし「この治療法についてもっと詳しく知りたい」「自分にはどの治療が合うのだろう」と感じたら、ぜひ専門の医療機関を受診し、医師と相談してみてください。あなたの体と心に寄り添い、最適な治療法を一緒に見つけてくれるはずです。この動画が、あなたの健康な未来への一歩となることを願っています。