心臓病の不安、AIがやさしくサポートする未来へ
「心臓病」って聞くと、ちょっとドキッとしちゃう人もいるかもしれませんね。特に、高齢になるにつれて増える「心不全」は、私たちみんなにとって、決して他人事ではない病気なんです。心臓がうまく働かなくなると、息切れがしたり、体がむくんだりして、日常生活にも大きな影響が出てしまうことがあります。
なぜ今、心臓病のケアが大切なの?
日本は今、どんどん高齢化が進んでいます。厚生労働省の資料でも、2040年には「団塊ジュニア世代」と呼ばれる人たちが65歳以上の高齢者になり、医療や介護の現場が今よりもっと大変になるだろうと言われていますね。2040年を展望した社会保障・働き方改革について このように、医療や介護が必要な人が増える一方で、それを支える人手は減っていくことが予想されています。少ない人手でも、みんなが質の高い医療やケアを受けられるようにするには、どうしたらいいのでしょうか?
「心不全パンデミック」って知ってる?
心臓病の中でも、特に注目されているのが「心不全」です。公益財団法人日本心臓財団によると、その患者さんの数はまるで「パンデミック」のように爆発的に増えていて、2030年にはなんと130万人にも達すると推計されているんだそうですよ。超高齢社会で急増する心不全
心不全は、一度かかると入退院を繰り返すことが多く、徐々に体の動きもスムーズにいかなくなり、介護が必要になるケースも少なくありません。心不全予防に関するステートメント これは、医療や介護の体制をさらに厳しくし、社会全体で支える費用も増えてしまう、とても大きな社会課題なんです。
早期発見がカギ!心電図とAIの力
心不全を減らすためには、その原因となる不整脈、特に「心房細動」を早く見つけることがとても大切だと考えられています。2022年改訂版 不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン その診断に使われるのが「心電図」です。心臓の電気信号をグラフにするこの検査は、心臓の調子を見る上で欠かせません。
でも、心電図の解析って、実はものすごく専門的な知識と時間が必要なんです。数日分の大量のデータを、循環器内科のお医者さんがじっくり見て判断しなくてはいけません。ところが、一般社団法人日本循環器学会によると、30年後には循環器内科のお医者さんが2割も減ってしまうかもしれないという心配もあるんです。国民の皆様へ:『循環器医不足が深刻な状況です』 もしお医者さんが少なくなると、検査の予約が取りにくくなったり、診断までに時間がかかったりする可能性もあるかもしれないね。
そんな中で、大きな希望となるのが「AI(人工知能)」の力です!AIが心電図の解析を自動で手伝ってくれるようになれば、お医者さんの負担が減り、もっとたくさんの人が早く検査を受けられるようになるかもしれません。そうなれば、心不全になるのを未然に防いだり、もしなってしまっても重症化するのを抑えたりすることに繋がる、と期待されています。
AIが医療現場のDXを推進!「カルディオインテリジェンス」とは
今回ご紹介するのは、心臓病の診断をAIの力でスマートにする「株式会社カルディオインテリジェンス」という会社です。この会社は、心電図のAI自動解析支援システムを研究・開発していて、医療現場のデジタル変革(DX)を力強く進めているんですよ。
プログラム医療機器(SaMD)ってどんなもの?
カルディオインテリジェンスは、AIを活用した「プログラム医療機器(SaMD)」の開発も手掛けています。SaMDというのは、「Software as a Medical Device」の略で、デジタル技術を使って病気の診断や体の状態のモニタリングなど、医療目的で使われるソフトウェアのこと。つまり、AIが搭載されたアプリやシステムが、お医者さんの診断をサポートしたり、病気の兆候を見つけたりするお手伝いをしてくれる、というイメージですね。
カルディオインテリジェンスがすごいのは、このSaMDの研究・開発から、医療機器としての承認を得て、実際に医療現場に導入されるまでを、一貫して行っている点です。心臓の病気に関するAI技術を、本当に私たちの手に届く医療として実現しようとしている、数少ない企業の一つなんですよ。

同社のAI解析技術やアルゴリズムは、これまで専門家でなければ難しかった心電図の解析を、AIやデジタル技術の力で効率化し、不整脈の発症をより高度に予測できるようになるんだそう。これが実現すれば、将来的に高齢者の心不全だけでなく、脳梗塞の発症を減らすことにも貢献してくれるかもしれませんね。
オルトモスインベストメントの「共創の起点」となる投資
そんなカルディオインテリジェンスに、今回「オルトモスインベストメント株式会社」という会社が出資を行いました。
オルトモスグループは、「医療・健康の力で、生命、生活、未来に光を灯す」という、とっても素敵な目標を掲げています。彼らは、病院と在宅介護の間の隔たり、様々な専門職の人たちの間の壁、そして医療従事者と患者さんの間の距離など、医療やケアが提供される中で生まれる様々な「分断」をなくしていきたいと考えています。そして、医療と健康の境界を越えて、みんながより良いケアを受けられる未来を目指しているんですよ。
オルトモスインベストメントは、この大きな目標を達成するために、医療の効率化を進め、医療現場だけでなく、私たちの日常生活の中でも広く役立つような解決策を生み出す分野を、投資の最も大切なテーマにしています。
今回の出資は、カルディオインテリジェンスの優れたAI技術や専門性と、オルトモスグループが目指す「病院から地域医療までをつなぐ質の高いケア」を組み合わせることで、新しい価値を生み出せる、という期待から実現しました。両社が力を合わせることで、私たちの医療がもっと身近で、質の高いものになることが期待されますね。
オルトモスインベストメントは、これからも医療・ヘルスケア分野の課題に真剣に向き合い、持続可能な医療を実現するための効率化に貢献する企業を応援し、社会に役立つ価値をどんどん生み出していくとのことです。
未来への期待:AIがあなたの健康を守る日
AIによる心電図解析がもっと広まれば、私たち患者さんにとって、どんな良いことがあるでしょうか?
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早期発見・早期治療:不整脈や心不全の兆候をAIが早く見つけてくれることで、病気が悪くなる前に治療を始められる可能性が高まります。
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医療へのアクセス向上:お医者さんの負担が減ることで、検査の待ち時間が短くなったり、もっと多くの人が専門的な診断を受けやすくなるかもしれません。
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安心感の向上:自分の心臓の健康状態が、より正確に、そして継続的にチェックされることで、日々の生活の中での安心感が増すでしょう。
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予防医療の推進:心不全だけでなく、脳梗塞のような他の重篤な病気の予防にも繋がる可能性があり、健康寿命を延ばすことにも貢献してくれるかもしれません。
もちろん、AIはあくまでお医者さんの診断を「支援」するツールであり、最終的な判断はお医者さんが行います。でも、AIの力が加わることで、お医者さんはより正確で効率的な診断ができるようになり、私たち患者さんはもっときめ細やかなケアを受けられるようになるはずです。
株式会社カルディオインテリジェンスとオルトモスインベストメント株式会社について
株式会社カルディオインテリジェンス
医療分野のAI技術を活用した製品開発に特化した企業で、主に心臓や血管の病気(心血管疾患)の診断・治療をサポートする革新的なAI医療機器を開発しています。医療現場のニーズに合った実用的な製品を提供することで、心血管疾患の早期発見や治療をはじめとした、医療の質の向上を目指しています。
オルトモスインベストメント株式会社
オルトモスホールディングス株式会社の完全子会社として2025年10月に設立された、医療・健康分野に特化した投資事業会社です。投資を、新しい価値を社会に生み出すための「共創の起点」と位置づけています。次世代の「医療」と「健康」を支える解決策を生み出そうとする企業に、長期的な視点で寄り添い、オルトモスグループが持つ知識やネットワークを活かして、新しい事業や価値を創造していくことを目指しています。
まとめ
今回のニュースは、AIという新しい技術が、私たちを悩ませる心臓病の診断や予防に大きな希望をもたらしてくれることを示しています。高齢化が進む社会で、誰もが安心して質の高い医療を受けられるように、AIの力と人々の知恵が結びつき、より良い未来が築かれていくことに期待が高まりますね。心臓の健康に不安を感じている人も、そうでない人も、AIがもたらす医療の進化にぜひ注目してみてください!
