住み慣れた我が家で、自分らしく生きるために
もしあなたが今、病気や障がいを抱えながら「自宅で自分らしく過ごしたい」と願っているなら、あるいは大切な家族がそう願っているなら、きっと毎日の中で様々な壁にぶつかっていることでしょう。医療や介護のサポート、日々の生活を快適にするための工夫、そして何よりも心の支えとなる温かい交流。これらは、在宅ケアを充実させる上で欠かせない要素です。
しかし、現実には「もっとこうだったらいいのに」「こんなサポートがあれば助かるのに」と感じる場面も少なくないはずです。そんなあなたの願いや、在宅ケアの現場で奮闘する人々の情熱を後押しするため、ひとつの希望の光が差し込んでいます。
公益財団法人フランスベッド・ホームケア財団が、在宅ケアの推進と質の向上を目指し、研究・事業・ボランティア活動への助成金募集を開始しました。これは、単なる資金援助に留まらず、あなたの生活、そして地域全体の在宅ケアをより豊かにするための大切な取り組みなのです。
フランスベッド・ホームケア財団が描く未来
公益財団法人フランスベッド・ホームケア財団は、国民の医療・福祉の向上に寄与することを目的として活動しています。特に力を入れているのが、住み慣れた自宅での生活を支える「在宅ケア」の推進です。この財団は、在宅ケアに関する創意工夫にあふれる自発的な事業や、先駆的・実験的な取り組みを応援しています。
地域の実情に即したきめ細やかな研究や事業、そして温かいボランティア活動が、より多くの人々の暮らしを豊かにし、普及していくことを期待しています。今回の助成金募集は、「令和8年度(第37回)研究助成・事業助成・ボランティア活動助成」と名付けられ、その名の通り、多岐にわたる活動をサポートするものです。
どんな活動が助成の対象になるの?
この助成金は、大きく分けて「研究助成」「事業助成」「ボランティア活動助成」の3つのカテゴリーに分かれています。それぞれが、在宅ケアの様々な側面から、あなたの暮らしを支える可能性を秘めています。
1. 研究助成カテゴリー:未来の在宅ケアを拓く知恵
在宅ケアの現場で働く方々や、福祉・医療機器に携わる事業者、そして未来の専門家を目指す大学院生が対象です。彼らが、より良い在宅ケアを実現するための新しい知識や技術を探求する研究を応援します。
例えば、前回(令和7年度)の助成対象には、以下のような研究がありました。
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慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室による「認知症の家族介護者の介護ストレスに対するオンライン認知行動療法の実施可能性と安全性の検証」
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東京都健康長寿医療センター研究所による「地域在住高齢者における睡眠の質と入浴習慣の関連:入浴時間帯の最適化に向けた検討」

これらの研究は、きっと多くの認知症介護者の方々の精神的な負担を軽減し、高齢者の方々がより質の高い睡眠を得て、健康で快適な在宅生活を送るための具体的なヒントを提供してくれるでしょう。科学的なアプローチで、在宅ケアの質を向上させ、私たち一人ひとりの生活がより安心できるものになるよう、日々研究が進められています。
2. 事業助成カテゴリー:現場で活きる、具体的なサポート
このカテゴリーは、在宅で療養されている方々への直接的なサービスや、病気や障がいを持つ人々の生活を支える事業、そして認知症や難病、人生の最終段階にある方々への支援強化に関する事業などが対象です。地域に根ざした、きめ細やかなサポートが期待されています。
具体的には、以下のような事業が考えられます。
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在宅療養者への医療・看護・介護サービス実施事業:自宅で安心して医療やケアを受けられるような新しいサービスや、既存サービスの質の向上を目指す取り組みです。
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疾病や生活機能障害を持つ人の在宅ケア推進関連事業:高齢者や障がいを持つ子どもたち(児)の福祉に関する事業で、例えば、日中の活動支援や外出支援、レクリエーション活動などが含まれます。きっと、自宅での生活に彩りを与え、社会とのつながりを保つ手助けとなるでしょう。
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認知症、難病、人生の最終段階、精神障害、ケアラー等の在宅医療・看護・介護支援強化に関する事業:特に支援が必要な方々や、その介護を担うご家族(ケアラー)へのサポートを強化する事業です。心のケアや情報提供、相談体制の充実などが考えられます。
前回(令和7年度)の助成対象例には、以下のような事業がありました。
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NPO法人UBUNTUによる「重度の障害のある子どもたちのためのアクティビティサポート事業」
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合同会社SmileLifeによる「脳卒中装具ユーザーを支える地域ネットワーク事業ー研修交流会からつながる療法士を中心とした地域を支えるネットワークの構築ー」

重度の障がいを持つ子どもたちが、もっと楽しく、自分らしく過ごせるような活動は、ご家族にとっても大きな心の支えとなるはずです。また、脳卒中を経験された方が装具を使いながらも、地域の中で安心して生活できるようなネットワーク作りは、きっとリハビリテーションの継続や社会参加を促し、生きがいを感じるきっかけとなるでしょう。このように、具体的なニーズに応える事業が、助成を通じて生まれています。
3. ボランティア活動助成:温かい心でつながる支援
このカテゴリーは、在宅や介護事業所、障がい者施設でケアを受けている高齢者や障がいを持つ子どもたち(児)を対象とするボランティア活動が対象です。特定のカテゴリーは設けられておらず、様々な活動が応援されます。
過去の例としては、以下のような活動がありました。
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施設で行うレクリエーション活動
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高齢者同士がコミュニケーションをとることができるような活動
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高齢者が健康を維持できるような活動
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障がい児と両親への息抜きの場の提供
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重症心身障がい児に対する理美容
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特定非営利活動法人LOVE EASTによる「令和6年能登半島における地震・大雨被害に関わる支援活動」
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在宅ホスピスボランティアさくらによる「在宅療養のケアを受けられた方を看取られたご家族同士が共有の思いを語り合う場を提供するボランティア」

ボランティアの皆さんの温かい活動は、きっと在宅で過ごす方々の心に寄り添い、日々の生活に笑顔と活力を与えてくれるでしょう。特に、能登半島地震のような災害時における支援活動や、看取りを経験されたご家族の心のケアを行うボランティア活動は、計り知れないほど大きな意味を持ちます。財団は「新たな活動や今までにない活動等、在宅ケアが楽しく過ごせるようなチャレンジ」を期待しています。あなたの周りにも、きっと「こんなことができたらいいのに」という小さなアイデアがあるはずです。それが、誰かの大きな支えになるかもしれませんね。
応募のチャンスを掴もう!助成金募集の概要
「私も、在宅ケアをより良くしたい!」あるいは「私の周りのあの活動、助成を受けられたらもっと広がるのに!」そう感じたあなたに、具体的な応募情報をお伝えします。
助成金額と採択予定件数
研究・事業・ボランティア活動助成の採択予定総数は、なんと35件です。
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研究助成:1件あたり原則30万円~50万円
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事業助成:1件あたり原則30万円~50万円
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ボランティア活動助成:1件あたり原則10万円
この助成金は、あなたのアイデアや活動を具体的に形にするための大きな力となるでしょう。

応募期間と方法
応募期間:令和8年2月16日(月)~令和8年4月10日(金)
応募方法:
- 財団のホームページから「応募要項」と申請に必要な様式1~5をダウンロードします。
- 必要事項を記入します。
- 期日までに、財団のホームページ上にある『令和8年度 研究助成・事業助成・ボランティア活動助成金申請フォーム』に必要事項を入力し、申請書類をアップロードしてください。
詳細な募集要項は、以下のリンクから参照できます。ぜひ、一度目を通してみてください。
申請書を作成する際には、あなたの活動がどのように在宅ケアの推進に貢献するのか、具体的なビジョンを情熱的に伝えることが大切です。きっと、あなたの想いが選考委員の心に響くことでしょう。
選考方法と決定通知
財団の助成金交付規程に基づき、選考委員会で厳正な審査が行われ、理事会で最終決定されます。結果は、令和8年5月27日に応募者宛に郵送で通知されます。同日15:00からは、財団ホームページおよびWeb版季刊誌「ふれあいの輪 夏号」でも公表される予定です。ドキドキする瞬間ですが、きっと良い知らせが届くことを願っています。
助成金交付と期間
助成決定通知を受け取ったら、振込口座などの必要書類を令和8年6月中旬までに提出します。その後、令和8年6月25日前後に助成金が振り込まれる予定です。
助成の期間は、助成決定日から令和9年3月末日までの単年度です。この期間で、あなたの計画した活動を存分に実行してください。
お問い合わせ先
この助成金に関するご質問やご相談がある場合は、以下の連絡先までお問い合わせください。
公益財団法人フランスベッド・ホームケア財団
URL:http://www.fbm-zaidan.or.jp
〒187-0004 東京都小平市天神町4丁目1番1号 フランスベッド(株)メディカレント東京3階
TEL:042-349-5435
FAX:042-349-5419
在宅ケアの未来を、みんなで一緒に創りませんか?
病気や障がいがあっても、住み慣れた家で自分らしく生活することは、誰もが願うことです。しかし、そのためには、医療・介護のプロフェッショナル、地域社会、そして温かい心を持つボランティアの方々、さらに言えば、私たち一人ひとりの理解と協力が不可欠です。
この助成金は、そうした「在宅ケアをより良くしたい」という情熱やアイデアを持つ人々を力強く支援し、その活動が多くの人々の希望となることを目指しています。もしかしたら、この助成金がきっかけで、あなたの暮らしが、あるいはあなたの大切な人の暮らしが、より豊かで笑顔あふれるものに変わるかもしれません。
もしあなたの周りに、在宅ケアをもっと良くしたいと頑張っている人がいたら、ぜひこの情報を教えてあげてくださいね。小さな一歩が、きっと大きな未来へとつながっていくはずです。みんなで一緒に、在宅ケアの温かい未来を創っていきましょう!
