一人で抱え込まないで。口唇口蓋裂と共に生きるあなたのための場所

口唇口蓋裂は、生まれつき現れる先天性の疾患です。成長していく中で、見た目や発音に関する悩みはもちろん、学業、就職、そして恋愛や結婚といった人生の様々な局面で、心の中に複雑な思いを抱えることがあるかもしれません。医療技術が進歩し、治療環境が整ってきた現代においても、こうした心理的な課題は、どうしても一人で抱え込みがちになってしまうものです。

「誰にも言えない」「理解してもらえない」と感じて、孤立してしまうこともあるでしょう。しかし、あなたは一人ではありません。同じ経験を持つ仲間と出会い、自分の気持ちを言葉にすることで、心が軽くなったり、新しい視点が見つかったりするかもしれません。

このフォーラムは、まさにそうした「一人で抱え込みやすい状況」に光を当てるために企画されました。口唇口蓋裂という共通点を持つ人々が、お互いの経験や思いを共有し、共感し合うことで、孤立感を解消し、深い相互理解を育むことを目的としています。医療機関である医誠会国際総合病院が会場となることで、参加者の方々が安心して、そして公共性の高い場所で交流できる環境が整えられています。

専門家とピアサポートが支える安心のプログラム

このフォーラムでは、ただおしゃべりするだけでなく、専門家による学びの機会も設けられています。

講演:「各分野で考える口唇口蓋裂」

講演では、長年にわたり口唇口蓋裂の研究と診療に携わってこられた歯学博士の古郷幹彦先生が登壇します。大阪大学名誉教授であり、現在は医誠会国際総合病院の歯科口腔外科でもご活躍されている古郷先生のお話は、医療や社会の視点から口唇口蓋裂について深く考えるきっかけとなることでしょう。きっと、あなたの疑問や不安を解消するヒントが見つかるはずです。

質疑応答・トークタイム

講演の後は、質疑応答を含むトークタイムが設けられます。普段、診察室ではなかなか聞けないことや、日頃感じている疑問、誰かに話したい思いを、先生や参加者の方々と共有できる貴重な時間です。同じ悩みを持つ人々との対話を通じて、きっと新しい気づきや共感が生まれるでしょう。

弾き語り:「鼻曲がりと言われた少年の歌」

さらに、NPO法人笑みだち会副代表のYOUさんによる弾き語り「鼻曲がりと言われた少年の歌」も予定されています。言葉と音楽を通じて表現されるメッセージは、きっと参加者の皆さんの心に温かく響き、勇気を与えてくれることでしょう。音楽の力で、感情を分かち合う時間も大切にしたいと考えています。

ピアサポートと専門家による安心のサポート体制

交流をサポートするのは、NPO法人笑みだち会の代表である小林えみかさんと副代表のYOUさんです。お二人は口唇口蓋裂の当事者として、参加者の皆さんの気持ちに寄り添い、温かいサポートを提供してくれます。

また、医誠会国際総合病院の言語聴覚士と臨床心理士も同席します。専門的な知識を持つ方々がそばにいることで、参加者の皆さんはより安心して対話に臨むことができるでしょう。このフォーラムは、治療法の提案を目的としたものではなく、あくまで当事者同士の対話と交流を中心に据えています。

開催概要と参加方法

この貴重な交流の場に、ぜひ足を運んでみませんか?

日時: 2026年2月7日(土)14:00~16:00
定員: 30名(事前申し込み制)
会場: i-Mall(医誠会国際総合病院)SOUTH WING ISEIKAI lounge さくらテラス2階サロン

参加対象者:

  • 口唇口蓋裂等の当事者

  • 口唇口蓋裂児のご家族

  • 医療従事者(※聴講のみとし、名刺交換などの営業目的での参加はご遠慮ください。)

参加費は無料です。ぜひこの機会に、同じ思いを分かち合える仲間と出会い、心温まる時間を過ごしてください。

参加申し込み・詳細確認:

参加をご希望の方、詳細を確認したい方は、笑みだち会ホームページをご覧ください。ホームページから専用のWEBフォームにてお申し込みが可能です。

医療法人医誠会について

今回のフォーラムを共催する医療法人医誠会は、1979年に大阪市で創立されました。ホロニクスグループとして、大阪を中心に全国で病院、クリニック、介護老人保健施設などを運営している大きな医療グループです。

特に医誠会国際総合病院は、46の診療科を持ち、総勢1,971名の職員(2025年4月現在)が、低侵襲治療、先進・先制医療、医療DX、生成AIの活用、本格的なタスクシフト・タスクシェア、中央管制システムの導入など、最先端の医療に取り組んでいます。地域医療への貢献はもちろん、2024年12月にはJCI認証を取得し、国際医療ツーリズムにも挑戦するなど、先進的で国際標準の総合病院を目指しているのが特徴です。

救急医療においても、24時間365日体制で3次救急を目指し、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに掲げています。ドクターカー4台を含む救急車6台、医師9名、看護師30名、救急救命士25名という充実した体制で、広域医療にも力を入れています。このような信頼できる医療機関が会場となることで、参加者の方々はより安心して交流できることでしょう。

あなたの笑顔が、誰かの希望になる

口唇口蓋裂と共に生きる中で感じる悩みや不安は、決してあなた一人のものではありません。このフォーラムは、同じ経験を持つ人々が集い、互いに支え合い、共感し合うことで、未来への希望を見つけるための大切な一歩となるはずです。

ぜひ、勇気を出して参加してみてください。あなたの笑顔が、きっと誰かの希望につながります。心よりご参加をお待ちしております。