「がんは運である?」――病理学者が贈る、がんと向き合うための新しい視点!

もしも、あなたや大切な人が「がん」と診断されたら、どうしますか?

現在、日本では「二人に一人ががんになる」と言われています。この数字を聞くと、漠然とした不安を感じる人も多いのではないでしょうか。もしもの時、私たちは何を手がかりに、どう判断すればいいのか、途方に暮れてしまうかもしれません。そんな不安な気持ちに寄り添い、がんとの向き合い方を教えてくれる一冊が、2026年3月30日(月)に株式会社KADOKAWAから発売されます。

『こわいもの知らずの病理学講義』で多くの読者を惹きつけた医学博士・仲野徹氏が贈る新刊、その名も『がんは運である? 自分事として向き合うための手控え帖』です。

がんは運である? 自分事として向き合うための手控え帖の表紙

仲野徹氏が提唱する「がんは運である」という視点

本書がまず私たちに差し出すのは、「がんは結局、運の要素が大きい」という、少し驚くような視点です。この言葉を聞いて、「諦めるしかないの?」と感じるかもしれませんね。でも、ご安心ください。これは決して諦めるための言葉ではありません。

むしろ、がんになった時、自分や家族を「あの時のせいだ」「もっとこうしていれば」と責めてしまう気持ちを、そっと解き放つための優しいメッセージなのです。がんという病気は、個人の努力や心がけだけで完全に防げるものではない、という事実を冷静に受け止めることで、私たちは現実と向き合うための新たな出発点に立つことができます。

がんに関する情報は、インターネットやメディアに溢れています。しかし、その情報の多さゆえに、何が正しくて何がそうでないのか、何が自分にとって本当に必要な情報なのかを見極めるのは至難の業です。不安な時にこそ、私たちは冷静な判断を求められますが、それがなかなか難しいのが現実でしょう。

本書は、そのような情報の洪水の中でも振り回されずに、検査、病院選び、そして治療の考え方を落ち着いて整理するための「判断の軸」を提供してくれます。まるで自分専用の「手控え帖」のように、いざという時に頼りになる知識と心構えがまとめられているのです。

著者・仲野徹氏とは

本書の著者である仲野徹氏は、1957年大阪・千林生まれの医学博士です。大阪大学医学部医学科を卒業後、内科医から研究の道へと進まれました。ドイツ留学や京都大学医学部講師を経て、2004年からは大阪大学大学院医学系研究科病理学の教授を務め、2022年に退官されました。

2012年には日本医師会医学賞を受賞されるなど、医学界におけるその功績は多岐にわたります。著書には、『エピジェネティクス』(岩波新書)や大ベストセラーとなった『こわいもの知らずの病理学講義』(晶文社)など多数。専門的な知識をわかりやすく、そして時にユーモアを交えて伝える手腕は、多くの読者から支持を得ています。

仲野徹氏のプロフィール写真

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「自分事」としてがんと向き合うために

がんは、決して特別な誰かの話ではありません。今は「自分には関係ない」と思っている人もいるかもしれませんが、二人に一人がなる病気である以上、いつ誰に起こってもおかしくないのが現実です。

だからこそ、患者さん本人だけでなく、そのご家族やパートナー、そしてまだ若い方々にも、この一冊を手に取ってほしいと著者は語ります。不安になった時に開いてみる、信じる前に一度立ち止まって確かめてみる、そして最終的には納得して自分で決める――そんな一連のプロセスをサポートしてくれるのが、本書の大きな魅力です。

仲野徹氏自身も、本書のタイトルについて「えっ?と思われたかもしれません。でも、そう考えただけで気持ちが少し楽になるはず」とコメントしています。そして、「いざという時、どう考え、どう選択するか。そのための『がんリテラシー』を身につけよう。がんだけでなく、人生の決断にも役立つ内容です」と付け加えています。

このコメントからもわかるように、本書は単にがんの知識を詰め込むだけでなく、人生における大切な決断を下すための「思考のヒント」も与えてくれるでしょう。病気という困難な状況に直面した時、私たちは感情的になりがちですが、本書は冷静さを保ち、自分にとって最善の選択をするための羅針盤となってくれるはずです。

書籍情報

  • 書名:がんは運である? 自分事として向き合うための手控え帖

  • 定価:1,980円(10%税込)

  • 発売日:2026年3月30日(月)

  • 仕様:四六判/1C

  • 発売・発行:株式会社KADOKAWA

この書籍は、全国のネット書店やリアル書店で予約を受け付けています。ぜひ、手元に置いて、いざという時に備えてみてはいかがでしょうか。

がんと向き合うことは、決して簡単なことではありません。しかし、『がんは運である? 自分事として向き合うための手控え帖』は、その困難な道のりを少しでも明るく、そして納得のいくものにするための、強力な味方となるでしょう。不安を抱えているあなたに、この一冊が希望の光を届けてくれることを願っています。