はじめに:乳がん、一人で悩まないで

乳がんって、聞くだけで不安になりますよね。もしあなたが今、乳がんのことで悩んでいたり、不安な気持ちを抱えていたりするなら、一人で抱え込まないでくださいね。乳がんは、決して他人事ではない、身近な病気なんです。でも、正しい知識と情報があれば、きっと前向きに病気と向き合うことができるはず。

「もっと早く知っていれば…」「どうすればいいの?」そんな思いを抱えるあなたのために、今回、日本医師会がとても大切な情報を発信してくれました。女性特有のがんの中でも特に患者さんが増えている「乳がん」について、専門の先生が分かりやすく解説してくれる講演動画が、日本医師会の公式YouTubeチャンネルで公開されているんです。この動画には、あなたの不安を少しでも和らげ、希望を見つけるためのヒントがたくさん詰まっているはずです。

日本医師会がYouTubeで特別講演動画を公開!

近年、女性特有のがん、特に「子宮頸がん」や「乳がん」は、20代から40代という若い世代での発症が急増しているって知っていましたか? 家庭や社会で最も活躍する年代に、がんという大きな病気が襲いかかるのは、本当に辛いことだと思います。だからこそ、症状や予防法、治療法について正しい知識を持ち、早期発見・早期治療につなげることが何よりも大切なんです。

日本医師会は、昨年10月に開催されたシンポジウム「知って安心!女性のがんを正しく学ぼう!」の中で、この問題に焦点を当てました。そして今回、そのシンポジウムの中で行われた、島田菜穂子ピンクリボンブレストケアクリニック表参道院長による「乳がん」に関する講演の様子を収録した動画を、公式YouTubeチャンネルで公開したんです。この動画は、乳がんについて学びたいすべての人にとって、本当に価値のある内容となっています。

日本医師会シンポジウム「知って安心!女性のがんを正しく学ぼう!」

動画では、島田院長が乳がんの「今」を分かりやすく解説してくれます。漠然とした不安を抱えるよりも、正しい知識を身につけることが、あなたの未来を守る第一歩になるはずです。

島田院長が語る「乳がん」の今

講演の中で島田院長は、乳がんに関する大切なポイントをいくつか教えてくれています。これらの情報は、乳がんを「怖い病気」とだけ捉えるのではなく、「向き合える病気」として理解するために、とても役立つはずです。

乳がん患者さんの現状

  • 患者さんの割合は増加傾向にあり、乳がんはとても身近な病気になっている
    これは、もしかしたらあなたの周りにも、乳がんを経験した人がいるかもしれない、ということ。それくらい、多くの女性が直面する可能性のある病気だということです。

  • 早期発見できれば助かる病気であり、乳房も残せる・戻せる時代になっている
    これは希望が持てる情報ですよね。昔は「乳がん=乳房を失う」というイメージがあったかもしれませんが、医療の進歩により、早期に発見すれば、命が助かるだけでなく、乳房の形を温存したり、再建したりすることも可能になっているんです。

  • それぞれの人に合った個別化医療が進んでいる
    乳がんの治療は、一人ひとりの体質やがんの性質に合わせて、オーダーメイドのように最適な方法が選ばれるようになっています。画一的な治療ではなく、あなたに一番合った治療法を見つけることができるようになっているんですよ。

  • 乳がん経験者の多くが社会復帰し、活躍している
    病気と診断されても、治療を終えて社会に戻り、これまでと変わらず活躍している人がたくさんいる、という事実は、きっとあなたの大きな励みになるはずです。

これらの現状を知ることで、乳がんに対する過度な不安が少しは和らぎ、正しい知識と最新の情報を持って、病気に備えることの重要性を改めて感じられるのではないでしょうか。

乳がん対策は3つの予防がカギ!

乳がんは、30代後半から患者さんが急激に増え、家庭や社会で最も活躍する年代に多く発症すると言われています。だからこそ、発症する前から、そして発症してからも、適切な対策を講じることが重要なんです。島田院長は、乳がんの対策を「1次予防」「2次予防」「3次予防」の3つに分けて説明しています。

1次予防:発症リスクを下げるために

「1次予防」とは、乳がんの発症そのものを防ぐ、あるいは発症リスクを下げるための対策のこと。講演では、定期的な運動習慣が乳がんの発症リスクだけでなく、もし発症してしまった場合の再発リスクも低減する可能性があると説明されています。体を動かすことは、健康全般に良い影響を与えますが、乳がん予防にもつながるなんて、嬉しい情報ですよね。無理のない範囲で、毎日の生活に運動を取り入れてみるのも良いかもしれません。

2次予防:早期発見が命を救う

「2次予防」は、乳がんを早期に発見し、早期に治療すること。これは最も重要なポイントの一つです。島田院長は、しこり2センチ以下の早期発見・早期治療であれば、9割の人が治癒すると強調しています。つまり、早く見つけることができれば、それだけ治る可能性が高くなるということ。これは、乳がんに対する不安を抱える人にとって、大きな希望となるでしょう。

3次予防:上手に治すために

そして「3次予防」は、乳がんと診断された後、上手に治療を進め、再発を防ぎ、生活の質を維持するための対策です。乳がんには、実はさまざまな「キャラクター」があると言われています。がんの種類や性質によって、効果的な治療法が異なるため、それぞれの人のがんの特性に応じた最適な治療を選択することが非常に重要なんです。専門医としっかり相談し、あなたに合った治療法を見つけることが大切ですよ。

「ブレスト・アウェアネス」で自分を守ろう

乳がんの早期発見、そして最適な治療へとつなげるためには、「ブレスト・アウェアネス」という考え方がとても大切だと言われています。ブレスト・アウェアネスとは、「自分の乳房に関心を持ち、意識すること」という意味。具体的には、以下の4つのポイントがあります。

  1. 自分の乳房の状態を知る
    普段から自分の乳房を見て、触って、どのような状態が「普通」なのかを知っておくことが大切です。生理周期や体調によって乳房の状態は変化するので、それを理解しておくことも含まれます。
  2. 乳房の変化に気を付ける
    しこりだけでなく、乳房の形や大きさの変化、皮膚のへこみ、乳頭からの分泌物、赤みなど、いつもと違う変化がないか意識しましょう。
  3. 変化に気づいたら、すぐに医療機関を受診する
    もし少しでも「あれ?」と思う変化に気づいたら、迷わず、かかりつけ医や乳腺専門の医療機関を受診してください。早期発見のためには、この行動が本当に重要です。
  4. 40歳を過ぎたら定期的に乳がん検診を受ける
    自覚症状がなくても、定期的な検診は早期発見に不可欠です。

講演では、セルフチェックの方法も紹介されています。鏡の前で乳房の形や皮膚の状態を観察したり、指の腹を使って乳房全体や脇の下を触ってしこりがないか確認したりする方法です。もし、セルフチェックの際に少しでも異常を発見したら、「気のせいかな?」と思わずに、すぐに医療機関を受診してくださいね。早期の受診が、あなたの未来を大きく左右する可能性があります。

乳がんの検診と治療の選択肢

乳がんの検診や治療には、いくつかの方法があります。これらの情報を知っておくことも、いざという時に冷静に対応するために役立つはずです。

検診方法

  • マンモグラフィ
    乳房を挟んでX線撮影をする検査です。特に石灰化などの小さな病変を見つけるのに適しています。

  • 超音波検査
    超音波を使って乳房内部の状態を調べる検査です。若い方の乳房や、マンモグラフィでは見つけにくいしこりを発見するのに役立ちます。

これらの検診を定期的に受けることで、自覚症状がない段階で乳がんを発見できる可能性が高まります。

治療方法

乳がんと診断された場合、主に3種類の治療方法があります。これらは単独で行われることもあれば、組み合わせて行われることもあります。

  • 薬物療法
    抗がん剤、ホルモン療法薬、分子標的薬など、様々な薬を使ってがん細胞の増殖を抑えたり、死滅させたりする治療です。

  • 放射線療法
    高エネルギーのX線をがんに照射して、がん細胞を破壊する治療です。手術後の再発予防や、がんが転移した部位の痛みを和らげる目的で行われることもあります。

  • 手術療法
    がんのある部分を切除する治療です。乳房の一部を切除する「乳房温存手術」や、乳房全体を切除する「乳房切除術」などがあります。

どの治療法があなたに最適かは、がんの進行度合いや性質、あなたの体の状態などによって異なります。担当医とよく話し合い、納得した上で治療法を選択することが大切です。

ピンクリボン運動が目指すもの

今回の講演でも紹介された「ピンクリボン運動」は、乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の大切さを伝える世界的な啓発活動です。この活動は、乳がんによる悲しみをなくすことを目指しています。

島田院長は、がん対策は「意識・知識を持ち、行動に移すことが大事になる」と述べています。私たち一人ひとりが乳がんについて正しく理解し、検診を受けたり、セルフチェックを習慣にしたりする「行動」を起こすことで、乳がんによる悲しみのない社会が実現することに期待が寄せられています。

不安を感じたら、まずは相談を!

今回の日本医師会の動画は、乳がんに関する正しい知識を身につけ、自分自身の健康を守るための第一歩を踏み出すのに最適な内容です。もしあなたが、この動画を見て少しでも不安を感じたり、気になることがあったりしたら、まずはかかりつけ医に相談してみてください。

早期発見、早期治療が、あなたの未来を明るく照らす鍵となります。ぜひ、多くの方にこの動画をご覧いただき、乳がんに関する知識を高めてほしいと日本医師会も願っています。

日本医師会ってどんな団体?

最後に、今回の情報発信をしてくれた「公益社団法人 日本医師会」について少しご紹介しますね。

日本医師会は、47都道府県の医師会の会員さんたちで組織された、医学の専門団体です。「医道の高揚、医学及び医術の発達並びに公衆衛生の向上を図り、社会福祉を増進すること」を目的として、医師の生涯研修に関すること、地域医療の推進に関すること、保険医療の充実に関することなど、本当に幅広い活動や提言を行っています。私たちの健康を守るために、日々努力してくれている団体なんですよ。

日本医師会ロゴ

所在地は東京都文京区本駒込2-28-16です。

もっと情報が欲しいあなたへ

日本医師会は、今回ご紹介した乳がんの講演動画以外にも、健康に役立つ情報やシンポジウムの動画などを積極的に発信しています。もっと詳しく知りたい、定期的に情報を得たいという方は、以下の公式アカウントをチェックしてみてくださいね。

乳がんについて、不安な気持ちが少しでも和らぎ、前向きな一歩を踏み出すきっかけになれば嬉しいです。