日常を健やかに過ごすための「メンタルヘルス」

ビクターエンタテインメント株式会社では、スタッフの皆さんがもっとスキルアップしたり、新しいことを知ったりできるように、2024年2月から「VEG Workshop」という社内勉強会を定期的に開いているんですよ。これまでに、ソーシャルメディア戦略や知財戦略、コピーライティング、ワークライフバランスなど、いろんなテーマで専門の先生を呼んで勉強会をしてきたそうです。

そして、2026年5月に開催された「VEG Workshop 2026」では、ちょっと気になるテーマが選ばれました。それが「知っておきたいメンタルヘルスの基礎知識」です。

このワークショップは、経営企画部と人事部が協力して企画したもので、ユリコンサルティング合同会社の代表であり、人財開発コンサルタントとしても活躍されている石井由里さんを講師にお招きしました。石井さんはこれまでにも、ワークライフバランスやストレスをテーマにした講座でお話しされている実績がある方なので、参加した皆さんも安心して学べたことでしょう。

メンタルヘルスは「特別なこと」じゃない

今回のワークショップの一番のポイントは、メンタルヘルスを「不調のときだけの話」や「自分には関係なさそう」といった特別なものとしてではなく、日常の中で誰にでも関わりのある身近なものとして捉えることからスタートした、という点です。

心の不調が起きてしまったときの対応はもちろん大切ですが、それだけじゃなく、不調になる前の「予防」や、毎日を快適に過ごすための「自分を整える視点」をとても大切にした内容だったそうですよ。これって、病気で困っている人や、これからそうなるかもしれないと不安を感じている人にとって、すごく心強い考え方ですよね。

参加者それぞれに合わせた3つのセッション

今回のワークショップは、スタッフの皆さんの立場に合わせて、3つのセッションに分けて開催されました。それぞれのセッションで、どんなことが学べたのか見ていきましょう。

  1. 全スタッフ向けセッション:日常でできるセルフケアを体験!

    このセッションでは、メンタルヘルスの基本的な知識に加えて、ストレスに気づくためのヒントや、ストレスとうまく付き合う方法、そして自分でできる心のケア(セルフケア)を中心に学びました。

    座学だけでなく、職場で、そして日常生活で、すぐに試せる具体的なセルフケアの方法も体験できたそうです。例えば、心を落ち着かせる「4-4-8呼吸法」や、肩や首の凝りにもアプローチできる「耳たぶ回し」、そして自分を優しく抱きしめるような「バタフライハグ」といった実践的なテクニックを学ぶことで、参加者は「これなら私にもできる!」と感じたのではないでしょうか。日々のちょっとした不調に気づき、早めに対処することで、大きな心の負担になる前にケアできるのは嬉しいですよね。

  2. アーティストマネージャー向けセッション:自分もアーティストも守るために

    アーティストマネージャーというお仕事は、アーティストの夢を支え、共に歩む素晴らしい仕事ですが、同時に特別なプレッシャーや課題もたくさんあります。このセッションでは、「自分もアーティストも守る」ことをテーマに、アーティストマネジメント特有の悩みや、日々の業務で起こりがちな場面を例に挙げながら、ケーススタディ形式で深く掘り下げて話し合われたそうです。

    アーティストの心のケアはもちろん、それを支えるマネージャー自身のメンタルヘルスも非常に重要。具体的な状況を想定しながら学ぶことで、より実践的な対応力が身についたことでしょう。

  3. 役職者向けセッション:チームを支え、自分もケアする視点

    役職者の皆さんは、自分の仕事だけでなく、チームメンバーが安心して、そして楽しく働ける環境を作る責任があります。このセッションの前半は、全スタッフ向けの基礎知識と同じ内容を扱い、後半では役職者として知っておきたい「現場での対応の基本」や、「チームメンバーが安心・安全に働ける環境づくり」について学びました。

    さらに、チームを支える立場だからこそ、役職者自身のセルフケアがいかに大切か、という点にも焦点が当てられたそうです。リーダーが心身ともに健康でいることが、チーム全体の活力にも繋がるという、大切な気づきがあったのではないでしょうか。

参加者の声から見えてくる、大きな一歩

ワークショップが終わった後には、参加者からたくさんの前向きな感想が寄せられました。

  • 「メンタルヘルスを自分ごととして考えるきっかけになった!」

  • 「セルフケアの具体的な方法を学べて、すぐに実践したいと思った!」

  • 「役職者として、一人で抱え込まず、適切な部署や専門家につなぐことの大切さを改めて確認できた!」

これらの感想は、このワークショップが単なる知識の提供に終わらず、参加者一人ひとりの意識を変え、行動に繋がる大きな一歩になったことを示しています。心の不調で悩んでいる人にとっては、「自分だけじゃないんだ」「私も何かできることがあるんだ」という希望を与えてくれる、貴重な体験だったに違いありません。

すぐに答えが出なくても、ヒントを持ち帰る場所

このワークショップは、すぐに完璧な答えや解決策を見つけることを目的としたものではなかったそうです。むしろ、日々の対応や判断を考えるための「ヒント」を持ち帰ってもらう場として位置づけられていました。これは、メンタルヘルスというデリケートな問題に対して、じっくりと向き合うための、とても現実的で優しいアプローチだと言えるでしょう。

ビクターエンタテインメントでは、これからもスタッフ一人ひとりが心も体も健やかに、そして長く働き続けられるような環境を作るために、学びと気づきの機会をこれからも継続して提供していくとのことです。こうした取り組みは、社員の皆さんの心の健康を守るだけでなく、企業全体の活力を高めることにも繋がるはずです。

心の不調で困っているあなたも、これを機に「メンタルヘルスって、案外身近なものなんだな」と感じて、少しでも自分を大切にするきっかけを見つけてもらえたら嬉しいです。

ビクターエンタテインメント株式会社について

ビクターエンタテインメントは、1928年に日本ビクター株式会社の音楽事業部門としてレコード生産をスタートさせ、1972年にレコード会社として独立しました。以来、JVCケンウッドグループのエンタテインメント事業の中核を担う総合ソフト会社として、音楽ソフトの企画・制作・販売を中心に幅広い事業を展開しています。

公式サイト:
https://www.jvcmusic.co.jp/