岩国市医療センター医師会病院が日本医師会シンポジウムに登壇、小児科オンライン診療事例を発表

2026年1月13日、株式会社ジェイエムインテグラルが支援する岩国市医療センター医師会病院が、日本医師会主催の「地域に根ざした医師会プロジェクト」第5回シンポジウムに登壇しました。同病院は、地域における小児科医療の課題に対応する「来院型小児科オンライン診療」の先進事例を発表し、注目を集めました。

岩国市医療センター医師会病院が日本医師会シンポジウムで「来院型小児科オンライン診療」の事例を発表

小児救急医療の現状とDX推進の意義

地域医療現場では、小児科医師の不足や偏在が長年の課題として存在しています。このような状況下で、持続可能な医療提供体制を構築するため、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が強く期待されています。岩国市医療センター医師会病院では、この地域課題への解決策の一つとして、小児科領域におけるオンライン診療の導入・活用を進めています。

日本医師会シンポジウムでの事例紹介

2025年12月7日に日本医師会館で開催された「地域に根ざした医師会プロジェクト」第5回シンポジウムの第1部「医師会とこどもの初期救急 ~救急か、様子見か?~」において、岩国市医療センター医師会病院の院長であり、山口県医師会常任理事でもある茶川治樹先生が登壇しました。

茶川先生は、地域医療の現場視点から「岩国市医療センター医師会病院における小児科オンライン診療の取り組み」について詳細に説明しました。この取り組みは、地域の医師会と連携し、持続可能な小児救急医療を実現する先進的な事例として、多くの医療関係者に共有されました。

シンポジウムの詳細は、日本医師会のウェブサイトで確認できます。
地域に根ざした医師会プロジェクト

オンライン診療の地域別モデルを説明するスライド

パネルディスカッションにおける議論

シンポジウム後のパネルディスカッションでは、岩国市での取り組みが地方だけでなく都市部でも必要とされる先進的なモデルであるとの認識が示され、今後の全国展開に関する質疑応答が行われました。

  • 会場からの質問: 今後、このモデルを全国に広げるためのポイントは何か。

    • 茶川先生: オンライン診療の体制維持には一定の費用が必要であり、岩国市では休日夜間急患センターに関わる経費を市が負担する枠組みがとられています。他地域での展開においても、適切な費用負担の仕組みが不可欠となるでしょう。
  • 会場からの質問: 患者数の増加への対応はどうか。

    • 茶川先生: 患者数が大幅に増加し、1時間あたり10名、20名といった対応が必要となる場合、混雑する可能性が指摘されました。

シンポジウムの壇上で意見を交わす登壇者たち

「地域に根ざした医師会プロジェクト」第5回シンポジウム プログラム概要

本シンポジウムでは、小児の初期救急から2次・3次救急医療機関との連携まで、多岐にわたるテーマが議論されました。

  • 挨拶: 日本医師会長 松本吉郎 様

  • 第1部『医師会と子どもの初期救急〜救急か、様子見か?〜』

    • 座長:神奈川県医師会会長 鈴木 紳一郎先生

    • 司会:日本医師会常任理事 黒瀨 巌

    • 発表:

      • 『松戸市夜間小児急病センター〜医師会員が交代で診る体制〜』 松戸市医師会副会長 市場卓 様

      • 『来院型オンライン診療〜小児科医不足への一策〜』 山口県医師会常任理事 茶川治樹 様

      • 『小児救急電話相談・沖縄県の小児救急適正受診〜LINE×AIチャットボットを活用した#8000LINEアカウントの開設〜』 沖縄県医師会理事 當間 隆也先生

  • 第2部『重症の患者さんに対応する2次・3次救急医療機関 ~小児の初期救急との連携・役割分担~』

    • 座長:茨城県医師会会長 松﨑 信夫先生

    • 司会:日本医師会常任理事 黒瀨 巌

    • 指定発言:松戸市医師会会長 川越 正平先生

    • 発表:

      • 松戸市立総合医療センター「小児医療センター」~松戸市夜間小児急病センターとの連携の視点~ 松戸市立総合医療センター小児医療センター長 小児科小児集中治療科部長 森 雅人先生
  • パネルディスカッション

    • 座長:日本医師会常任理事 渡部弘司 様
  • 統括: 日本医師会副会長 茂松茂人 様

株式会社ジェイエムインテグラルの見解と今後の支援

株式会社ジェイエムインテグラルは、小児救急体制の拡充や感染症対策として地域外の医療機関が遠隔対応を行う形式が増加する中で、「地域内の医療機関が主体となってオンライン診療を実装すること(地域実装型)」が、中長期的な視点から地域医療を守る上で不可欠であると考えています。

同社は、今回の山口県岩国市での取り組みが日本医師会のシンポジウムで取り上げられたことを光栄に感じていると表明しました。今後も、地域医療の実情や現場の声に即した形で、持続可能な地域医療の実現を支援していく方針です。

本シンポジウムの模様は、日本医師会のウェブサイト「地域に根ざした医師会プロジェクト」ページにて動画配信されています。
地域に根ざした医師会プロジェクト

株式会社ジェイエムインテグラルについて

株式会社ジェイエムインテグラルは、2021年6月に設立された、自治体向け医療関連サービスの提供、医療・検査機器の販売、医療ヘルスケアにおけるコンサルティング事業、人材紹介、クリニック経営支援などを手掛ける企業です。

同社は設立以来、自治体や医療機関と連携し、地域医療の課題解決に取り組んできました。創業期には山口県における新型コロナウイルス対策支援を行い、地域の実情に即した運用体制を構築してきました。現在は、医療DXの推進や医師人材の確保を支援する「ふるさと診療」事業を展開しており、システム導入に留まらない「持続可能な医療提供体制」の構築を支援しています。

  • 所在地: 〒107-0052 東京都港区赤坂1-14-14 第35興和ビル5F

  • 設立: 2021年6月

  • 事業内容:

    • 自治体向け医療関連サービスの提供

    • 医療・検査機器の販売

    • 医療ヘルスケアにおけるコンサルティング事業

    • 医療ヘルスケアにおける人材紹介

    • クリニック経営支援

  • ホームページ: https://jmintegral.com/

  • お問い合わせ: https://jmintegral.com/contact