希少疾患って知ってる?「おうち病院」が新たなコミュニティを開設!
2月28日は、世界中で「Rare Disease Day(世界希少・難治性疾患の日/希少疾患の日)」として知られています。この特別な日に合わせて、株式会社アナムネが運営する「おうち病院 疾患コミュニティ」に、新たに「小児全身性エリテマトーデス(SLE)コミュニティ」が仲間入りしました。病気と向き合う子どもたちやそのご家族にとって、きっと心強い味方になってくれるはずです。
「希少疾患の日」ってどんな日?
「希少疾患の日」は、2008年に始まった国際的な取り組みで、希少で治療が難しい病気(希少疾患・難治性疾患)を持つ方々が、適切な診断や治療を受ける機会を増やしたり、社会とのつながりを感じられるように広めることを目指しています。日本でも2010年から毎年2月の最終日に、この活動が行われています。
希少疾患と診断されると、病気に関する医療情報がなかなか見つからなかったり、見つかっても専門的すぎて理解しにくかったりすることがよくあります。さらに、「自分と同じ病気の人になかなか出会えない」という孤独感を感じてしまうことも、患者さんやご家族にとって大きな心の負担となってしまいます。
「おうち病院」は、そんな治療の前後や治療の合間に生まれる「不安」「迷い」「苦しみ」「生活上の困りごと」といった気持ちを、オンライン上で受け止め、言葉にして共有し、お互いに支えあえる場所として、「疾患コミュニティ」の整備を進めてきました。
「小児全身性エリテマトーデス(SLE)」ってどんな病気?
全身性エリテマトーデス(SLE)は、体の免疫システムが自分自身の体を攻撃してしまうことで起こる病気です。関節、皮膚、腎臓、肺、脳など、全身のさまざまな臓器に症状が現れることがあります。熱が出たり、体がだるくなったり、皮膚に発疹が出たり、関節が痛くなったりと、症状は人それぞれで、時間とともに変化することもあります。
日本では約6万人から10万人の方がSLEと診断されていると推定されており、特に女性に多い(平均で男女比が1:9くらい)ことが知られています。これは、男性と比べて女性の方がSLEになりやすいという特徴があるためです。
出典:RDD JAPAN
出典:全身性エリテマトーデス(SLE)(指定難病49) 難病情報センター
小児期のSLEならではの難しさ
特に子どもがSLEと診断された場合、本人の体調が大きく変動することに加え、保護者の方々が治療方針や日々のケアについて意思決定をする場面が多くなります。また、学校生活や友達との関係、周囲の大人たちの病気への理解など、医療のことだけでなく、生活全般にわたるさまざまな悩みが同時に発生しやすいのが特徴です。
このような状況の中で、病気と上手に付き合いながら治療を続けていくためには、医療的なサポートだけでなく、日常生活における悩みまで、どのように支援の手を差し伸べていくかが、とても大切な課題となっています。
新たな「小児全身性エリテマトーデス(SLE)コミュニティ」でできること
今回開設された「おうち病院 小児全身性エリテマトーデス(SLE)コミュニティ」は、同じ病気と診断された子どもたちや、そのご家族同士がオンラインでつながり、悩みを共有したり、情報交換をしたりできる場所です。このコミュニティは無料で登録でき、スマートフォンやパソコンからいつでも、どこからでもすぐに参加できます。

コミュニティの運営は、専門のコミュニティマネージャーがサポートしてくれます。これにより、参加者同士の交流が活発になるだけでなく、必要な情報や、実際に病気を経験した方々の知恵にたどり着きやすいように工夫されています。もし医療に関する専門的な疑問が出てきた場合には、「おうち病院」のオンライン医療相談や診療といったサービスへ、スムーズに連携できる仕組みも整えられています。
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サービス名称:「おうち病院 小児全身性エリテマトーデス(SLE)コミュニティ」
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サイトアドレス:https://clila.anamne.com/csle(PC/スマートフォン対応)
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利用料金:無料
このコミュニティで得られる3つの価値
この新しいコミュニティは、患者さんとご家族に、次のような大切な価値を届けてくれます。
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情報過多な社会でも、自分にぴったりの情報が見つかる!
インターネットで検索すれば、どんな情報でもすぐに手に入る現代ですが、希少疾患に関する情報は、一般的な病気に比べてまだまだ少ないのが現状です。専門的な医療情報は見つかるものの、自分の具体的な生活環境や状況にぴったりの情報を見つけるのは、とても難しいと感じるかもしれません。「おうち病院 疾患コミュニティ」では、病気ごとに分けられたコミュニティルームがあるので、同じ病気を持つ方々の投稿や経験談が蓄積されていきます。これにより、本当に必要な話題や情報に効率的に出会えるようになり、情報探しに不安を感じる時間を減らすことができるでしょう。 -
「同じ立場の人がいる」安心感で孤独が減る!
子どもの希少疾患である小児SLEでは、病院を受診するタイミング、学校行事への参加の可否、周囲の人たちに病気のことをどう伝えるかなど、日々悩ましい判断を迫られる場面がたくさんあります。疾患コミュニティでは、似たような状況を経験した方々の体験談に触れたり、同じ経験をしている患者さんやご家族に直接相談したりすることで、自分たちの状況に合う選択肢を整理し、意思決定の孤独感を減らすことができるはずです。 -
治療だけでなく「生活」の悩みも相談しやすい!
病気の治療法や薬の話はもちろん大切ですが、小児期は学校生活、友人関係、家族内での役割分担、そして本人の心の揺れ動きなど、考えるべきことが多岐にわたります。同じ病気を持つ人たちと、共通の病気を前提として話せることは、大きな安心感につながります。これは、日々のセルフマネジメントにもきっと役立つでしょう。
今回の「おうち病院 小児全身性エリテマトーデス(SLE)コミュニティ」の開設に合わせて、国立成育医療研究センターで小児腎疾患や膠原病の専門医である小椋雅夫医師の協力のもと、関連する記事も公開されています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 小児全身性エリテマトーデス(SLE)の症状と最新治療のすべて:https://anamne.com/sle/
「おうち病院 疾患コミュニティ」ってどんなところ?

「おうち病院 疾患コミュニティ」は、病気を抱える方やそのご家族が、安心して支えあえることを目指した「医療に特化したオンラインプラットフォーム」です。同じ病気を抱える方々が集まり、「不安」「迷い」「生活上の困りごと」の相談をしたり、「苦しみ」を共有したりできる場所なんです。
病気ごとにコミュニティルームが分かれているので、同じ病気や症状を経験した方々やそのご家族が、情報交換をしたり、体験を共有したりすることで、お互いに助け合っていくことができる、いわば「自助型」のコミュニティです。海外では「ピアコミュニティ」という考え方で、すでに多くのコミュニティが存在し、広く認知されています。
ピアコミュニティは、もともとがん患者さんが治療方法や症状について語り合い、情報を求めて発信したことから始まりました。その後、アルコール依存症の方々や、難病指定を受けた方々が、体験談や病気を乗り越える方法、治療やお薬の情報などを共有する場として発展してきました。
もし自分自身や家族が病気にかかってしまったら、誰でも落ち込んだり、パニックになったりしてしまうものです。そんな時、同じような体験やニーズを持つ方々との交流は、治療と同じくらい大切で、心の支えになったり、次への希望につながったりするケースも少なくありません。実際に、ピアコミュニティに所属することで、生活の質(QOL)が向上するという効果も報告されており、医療全体の質を高めると言われています。
「おうち病院 疾患コミュニティ」は、このようなピアコミュニティの考え方に基づいて、病気と向き合う方々やそのご家族にとって、貴重な情報収集の場であり、相談できる心の拠り所となることを願っています。
- おうち病院 疾患コミュニティ公式URL:https://clila.anamne.com/
現在開設されている疾患コミュニティ
「おうち病院 疾患コミュニティ」では、現在28個ものコミュニティが開設されています。内科系から婦人科系、皮膚科系、希少性疾患、脳外科系・整形外科系、心療内科系まで、幅広いテーマでコミュニティが用意されているので、きっとあなたに合った場所が見つかるはずです。
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内科系:喘息/COVID-19/糖尿病/心臓病/高血圧症/不眠症/肥満症/頭痛
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婦人科系:月経困難症・PMS/乳がん/子宮頸がん/子宮体がん/卵巣がん/子宮内膜症
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皮膚科系:多汗症/ヘルペス(口唇・性器)/アトピー性皮膚炎/乾癬
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脳外科系・整形外科系・心療内科系:認知症/慢性疼痛/骨粗しょう症/うつ病
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希少性疾患:菊地病/遺伝性血管性浮腫/小児全身性エリテマトーデス(SLE)
今後の展開とパートナー募集について
「おうち病院」では、オンライン診療サービスでの協業だけでなく、疾患コミュニティでの協業も引き続き拡大していく予定です。対象となる疾患のコミュニティをサポートするスポンサーとして、製薬企業、医療機器企業、調剤薬局、ドラッグストアなど、また患者会運営団体やピアコミュニティ運営団体を募集しています。
この取り組みに関するお問い合わせや、パートナーシップに関するご相談は、下記のお問い合わせフォームから連絡できます。
- おうち病院 お問い合わせ先:https://corp.anamne.com/contact/
今後も、「おうち病院」はサービスの使いやすさの向上に努めながら、提供するサービスの幅を順次広げていくとのことです。
株式会社アナムネについて
株式会社アナムネは、「医療をテクノロジーの力で、『治療中心』から『生活のパートナー』へと進化させる」というビジョンを掲げている会社です。ITの力と独自の女性医師組織を活用して、人々の健康を支えるヘルスケアサービスを提供しています。
自宅にいながら医師とつながり、相談も診療も健康管理もできる「おうち病院」を開発・運営しており、24時間365日女性医師が対応するチャット型のオンライン医療相談、大手薬局と連携したオンライン診療、健康管理サービス、そして今回ご紹介した疾患コミュニティなどを展開しています。
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会社名:株式会社アナムネ
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所在地:東京都中央区日本橋1丁目13番1号 日鉄日本橋ビル3階 WAW日本橋
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設立年月日:2014年9月9日
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代表取締役:菅原康之
<おうち病院サービスラインナップ>
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おうち病院 オンライン診療:https://anamne.com/clinic/
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おうち病院 疾患コミュニティ:https://clila.anamne.com/
病気と向き合う全ての人々が、より安心して生活できる未来のために、このようなオンラインコミュニティが役立つことを願っています。
