ケアネットと日本骨髄腫学会がタッグ!多発性骨髄腫の最新情報を届け、みんなの治療をサポート!

「多発性骨髄腫」という病名を聞いたことがありますか?血液のがんの一種で、骨髄の中でがん化した形質細胞が増えてしまう病気です。近年、この多発性骨髄腫の治療は目覚ましく進歩しており、患者さんの生命予後は着実に改善しています。

しかし、治療が複雑になり、長期間にわたることも増えてきたため、専門的な知識がもっと多くの医療現場に必要とされています。そんな中、株式会社ケアネットと一般社団法人日本骨髄腫学会が、多発性骨髄腫の診療の質を高め、どこでも均一な治療を受けられるようにするための提携を発表しました!

この提携は、多発性骨髄腫で困っている患者さんやそのご家族にとって、とても心強いニュースになるでしょう。

治療の進歩と新たな課題

多発性骨髄腫の治療は、新しい薬や免疫療法の登場によって大きく前進しました。これにより、多くの患者さんが以前よりも長く、より良い生活を送れるようになっています。これは本当に素晴らしいことです。

一方で、治療が高度化・複雑化したことで、新たな課題も生まれています。例えば、様々な専門家が協力する「チーム医療」の体制をしっかり整えることや、最新の高度な治療をどの地域でも受けられるようにすること、そして治療中の副作用をしっかり管理して、患者さんの生活の質(QOL)を保つことなどが挙げられます。

日本骨髄腫学会には、この病気の専門医や研究者が多く所属しています(2024年時点で614名)。彼らは最先端の知識や治療法を日々研究していますが、その専門知識が、多発性骨髄腫を日常的に診ているけれど専門ではない、という多くの医師たちには、なかなか届きにくい現状がありました。

ケアネットの医療者向けメディアには、約5,000名の血液内科医が登録しています(2025年時点のデータによる)。この提携は、学会の持つ深い専門知識を、ケアネットの広範なネットワークを通じて、より多くの医療従事者へ届けることを目指しています。

ケアネットと日本骨髄腫学会が提携

提携の目的:専門知識を現場で「使える知識」に!

今回の提携の大きな目的は、日本骨髄腫学会が持つ最新の診療指針、研究成果、そして専門医の貴重な知見を、ケアネットの医療者向けメディア「CareNet.com」を通じて、約24.2万人の医師、約6.0万人の薬剤師、約2.6万人の看護師といった幅広い医療従事者に広めることです。

これにより、多発性骨髄腫の診療に関わる全ての医療者が、同じ理解を持って治療に当たれるようになります。そうなれば、地域や施設を超えて、医師や看護師、薬剤師など、様々な職種の医療従事者がもっとスムーズに連携できるようになるでしょう。これは、患者さんにとって、どこにいても質の高いケアを受けられるようになることを意味します。

さらに、ケアネットの会員医師から寄せられる多発性骨髄腫に関する疑問や、製薬企業が配信するWeb講演会などの情報も、日本骨髄腫学会の専門医・研究者に届けられます。これにより、現場のリアルな声が専門家にも届き、より実践的な情報共有が促進されることが期待されます。

具体的な取り組み(予定)

この提携を通じて、以下のような活動が予定されています。

  • 相互会員への情報発信:学会の専門情報とケアネットの広範なネットワークが連携し、効率的な情報伝達が行われます。

  • 治療指針の解説コンテンツの共同制作・配信:最新の治療ガイドラインや指針を、分かりやすく解説するコンテンツが作られ、広く配信されます。

  • 多発性骨髄腫診療に関するオンラインカンファレンスの開催:オンラインでのカンファレンスを通じて、専門家と現場の医療従事者が直接意見交換し、学びを深める機会が提供されます。

  • 看護師・薬剤師向け情報提供:医師だけでなく、患者さんと身近に接する看護師や薬剤師にも、専門的な情報が届けられます。これにより、チーム医療がより一層強化されるでしょう。

今後の展望:情報共有から医療全体の課題解決へ

この提携は、多発性骨髄腫領域における質の高い教育と情報提供の基盤を築くことを目指しています。今後は、AIを活用した医療情報配信サービス「CareNet Academia」(https://academia.carenet.com/lp.html)の活用も視野に入れ、必要な知識や最新情報が、確実に医療現場に行き渡る環境整備を進めていくとのことです。

株式会社ケアネットの代表取締役社長 藤井勝博さんは、「学会の専門的知見をより多くの医師に届け、多発性骨髄腫診療の質向上に貢献したい」とコメントしています。また、患者さんが適切な治療選択をできるよう支援し、治験を後押しすることで、新薬がなかなか日本に入ってこない「ドラッグラグ」や、開発中止になってしまう「ドラッグロス」の解消にも貢献していきたい、と力強く語っています。

一般社団法人日本骨髄腫学会の理事長 飯田真介さんも、「治療成績の向上に伴い、QOLや副作用管理、地域における診療体制の整備など、より包括的な視点が求められる時代に入っています。ケアネットとの連携により、学会が発信してきた知見や診療の考え方を、専門医以外の医療者にも広く共有し、日本全体で多発性骨髄腫診療の質を高めていくことを期待しています」と述べています。

この提携は、多発性骨髄腫の患者さんにとって、より良い未来につながる大きな一歩となることでしょう。最新の情報が医療現場にスムーズに届くことで、きっと、どこにいても質の高い、そして患者さんの心に寄り添った医療が受けられるようになるはずです。

日本骨髄腫学会について

日本骨髄腫学会は、多発性骨髄腫や関連する病気(POEMS症候群、アミロイドーシスなど)について、その原因や病気の仕組みを解明し、診断や治療の向上を目指して活動している団体です。学術集会やセミナーの開催、研究の助成、学会誌や診療指針の発刊などを行っています。

詳細はこちらをご覧ください:https://jsmm.jp/

ケアネットグループについて

ケアネットグループは、「知と情熱と行動力で、医療人を支え、医療の未来を動かす。」をパーパス(存在意義)に掲げ、24万人の医師会員が利用する「CareNet.com」(https://www.carenet.com/)を基盤に事業を展開しています。医療の人材・教育・経営から新薬の開発・治験・普及支援まで、医療・医薬分野の専門サービスを幅広く提供しています。

ケアネットの会社概要についてはこちら:https://carenet.co.jp/