もしかして、病気の兆候を見逃してる?見えない不安と向き合うあなたへ

「なんだか最近、体調がすぐれないな」「もしかしたら、あの病気かもしれない…」

もしあなたがそんな不安を抱えているなら、このお話はきっと希望の光となるでしょう。病気は、早期に発見できればできるほど、治療の選択肢が広がり、回復への道のりもよりスムーズになることが多いですよね。特に、まだ自覚症状がない「未病」の段階で病気の兆候を見つけられれば、もっと心強いはずです。

でも、実際には、ごく初期の病気のサインは、私たちの体の中でひっそりと隠れていることが多く、なかなか見つけにくいのが現状です。特に、アルツハイマー病のような、早期発見が非常に重要な病気では、現在の診断方法では、病状がかなり進行してからでないと発見が難しいという課題がありました。もし、もっと手軽に、そして正確に、病気の兆候をキャッチできる方法があれば、どれほど多くの人が救われるでしょうか。そんな願いに応えるかもしれない、画期的な技術が今、注目を集めています。

SEGNOSが未来を拓く!「インキュベンチャー助成」に採択された革新技術

千葉市中央区に本社を置く株式会社SEGNOS(セグノス)が、この度、公益財団法人小笠原敏晶記念財団が実施する「2025年度インキュベンチャー助成」の採択企業に選ばれました!この助成は、「大義ある熱い志」を持った起業家を支援するもので、毎年10%前後という非常に狭き門を突破したSEGNOSの技術は、その未来への貢献度が非常に高く評価された証拠と言えるでしょう。SEGNOSは、この助成により1,000万円という大きな支援を受け、超高感度免疫診断技術の実用化に向けて、さらに加速していくことになります。

SEGNOSロゴ

血液1滴で病気のサインを見つける「超高感度免疫診断技術」って?

SEGNOSが開発しているのは、「ThermaLISA(サーマライザ)法」や「AptIa(アプティア)法」といった、血液中にごくわずかしか存在しないバイオマーカー(病気の目印となる物質)を高感度で検出できる技術です。想像してみてください。病気がごく初期の段階では、体の中にある病気のサインは、まるで広大な海の中に落ちた一滴のインクのように、ほとんど見つけることができません。しかし、このSEGNOSの技術は、その一滴のインクを、まるで高性能なセンサーのように正確に見つけ出すことができるのです。

特に、血液を用いた早期アルツハイマー病診断のように、血液中に存在する極微量のバイオマーカーを検出するニーズは、近年ますます高まっています。もし、たった1滴の血液で、それも自宅で簡単に病気のリスクを測定できるようになったら、どんなに素晴らしいことでしょう。SEGNOSの技術は、まさにそんな未来を実現しようとしています。

従来の診断の「困った!」を解決する画期的なナノ粒子

現在、多くの免疫血清学的検査では、ウイルスや細菌、タンパク質などの抗原を分離・精製するために、粒子径が数ミクロンサイズの免疫磁気ビーズが使われています。しかし、この従来のビーズにはいくつかの課題がありました。

  1. 分散性の低さ: 水に均一に混ざりにくいため、検査の際に「分注誤差」が生じやすく、本当は病気なのに「陰性」と誤って診断されてしまう「偽陰性」のリスクがありました。
  2. 感度と診断時間のトレードオフ: 粒子のサイズを小さくすれば、分散性が向上し、感度も高まることが期待できます。しかし、粒子が1ミクロンあたりまで小さくなると、水中の「ブラウン運動」という現象の影響を強く受け、磁気で分離する速度が著しく低下してしまいます。つまり、「すごく丁寧に調べて感度を上げようとすると時間がかかりすぎ、早く結果を出そうとすると見逃してしまう」というジレンマがあったのです。

この長年の課題を解決するために、SEGNOSは画期的な「刺激応答性磁性ナノ粒子」を開発しました。それが「Therma-Max(サーマ・マックス)」と「Vira-Max(バイラ・マックス)」です。

磁性流体の凝集・分離・再分散のプロセス

このナノ粒子は、なんと約100ナノメートルという極小サイズ。髪の毛の太さの数万分の1という、想像を絶する小ささです。そして、もっとすごいのは、温度変化(30℃で可逆的に相転移)や、ほんの少しの添加剤(塩やPEGなど)を加えるだけで、まるで生きているかのように可逆的に凝集したり、分散したりを繰り返すことができる点です。

これにより、検査の際には、必要な時に粒子を集めて素早く分離し、その後はまた均一に分散させて高感度な検出を行う、ということが可能になりました。従来の「感度と診断時間のトレードオフ」という壁を打ち破り、高感度かつ迅速な診断を実現する道が開かれたのです。

このTherma-Max🄬(刺激応答性磁性ナノ粒子として)は、その革新性が認められ、今年度の千葉ものづくり認定製品(第197号)にも認定されました。2026年1月15日には千葉県庁で認定証が授与されており、その技術力の高さが公的にも認められています。

千葉ものづくり認定製品 認定証交付式

千葉ものづくり認定製品に関する詳細はこちらをご覧ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/sanshin/press/2025/mononinpress2025.html

小笠原敏晶記念財団の「インキュベンチャー助成」とは?

今回の助成を行った公益財団法人小笠原敏晶記念財団は、1986年に発足しました。科学技術の健全な発展を支援し、日本の産業の発展に貢献することを目的としています。「インキュベンチャー助成」は、2015年にスタートした比較的新しい制度で、「大義ある熱い志」を持った起業家を特に応援しています。

「インキュベンチャー」という言葉は、「インキュベーション(新しい事業や技術の育成)」と「ベンチャー(新興企業)」を組み合わせた造語です。この助成は、日本の成長産業につながるような、独創的で社会貢献性の高い新製品や新技術のプロジェクトを支援するものです。SEGNOSの超高感度免疫診断技術が、まさにこの理念に合致すると評価されたのでしょう。

小笠原記念財団の「インキュベンチャー助成」について、さらに詳しく知りたい方は、以下のホームページをご覧ください。
https://ogasawarazaidan.or.jp/science/incuventure/

SEGNOSが描く未来:病気の早期発見が当たり前の社会へ

株式会社SEGNOSは、2024年2月にJNC株式会社と東京農工大学から磁性ナノ粒子技術(代表の大西徳幸氏が発明者)とDNAアプタマーを用いた高感度診断技術(AptIa法)の独占的ライセンス契約を受け、独立した大学発スピンアウトベンチャーです。最先端の研究成果を、いち早く社会に届けたいという熱い思いから生まれた会社と言えるでしょう。

SEGNOSが目指すのは、「未病」と呼ばれる段階、つまりまだ病気と診断される前の段階で、体に負担の少ない(低侵襲な)検査方法により病気を見つけ出し(早期発見)、早期に治療を開始することで、完治する確率を飛躍的に高めることです。未病の段階では、病気の目印となるバイオマーカーは、一般的にフェムトグラム/mLオーダーという、想像を絶するほど超低濃度でしか存在しません。しかし、SEGNOSの技術があれば、この超低濃度なバイオマーカーでさえ、血液1滴で簡便に検出できるようになるかもしれません。

もし、これが実現すれば、早期診断、早期治療が可能になり、患者さんやそのご家族の精神的・身体的負担が大きく減るでしょう。さらに、医療費の大幅な削減にもつながると期待されています。

特に期待されるアルツハイマー病診断への貢献

この技術が特に大きな希望をもたらすのは、アルツハイマー病の分野です。近年、アルツハイマー病は早期に発見し、早期に治療を開始することで、認知機能の低下を大幅に遅らせることが可能になりつつあります。そのため、迅速で簡便なアルツハイマー病の血液検査薬の市場は、2033年には約680億円(グローバル)に達するだろうと予想されています。SEGNOSの技術は、この大きな市場において、重要な役割を果たすことになるでしょう。

SEGNOSは、独自の超高感度免疫診断技術を用いた自己採血診断によって、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)への貢献を目指しています。医療DXとは、デジタル技術を活用して医療をより効率的で質の高いものに変革していくことです。自宅で手軽に検査ができるようになれば、病院に行く手間や時間も省け、より多くの人が自分の健康状態を把握しやすくなるはずです。

自宅で認知症リスク測定キット

協業でさらに広がる可能性

SEGNOSは、今回の助成を機に、ThermaLISA法をはじめとする超高感度免疫診断技術の実用化に向けて、診断薬メーカーをはじめとする協業企業を広く募集しています。この革新的な技術は、アルツハイマー病だけでなく、がんや感染症など、他の様々な病気の早期発見にも応用できる可能性を秘めているでしょう。多くの企業や研究機関との協力によって、その可能性はさらに大きく広がっていくに違いありません。

株式会社SEGNOSについて

  • 名称:株式会社SEGNOS(セグノス)

  • 所在地:千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-15 千葉大亥鼻イノベーションプラザ308号室

  • 代表者:代表取締役 大西徳幸

  • 設立:2024年

  • URL:https://segnos.co.jp/

この技術に興味があるあなたへ

刺激応答性磁性ナノ粒子(Therma-Max、Vira-Max)や、超高感度免疫診断技術を用いた共同開発、協業にご興味のある方は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。もしかしたら、あなたの力が、この画期的な技術をさらに発展させ、多くの人々を救うことにつながるかもしれません。

お問い合わせフォーム:https://segnos.co.jp/form

まとめ:未来の健康は、もっと身近になるかもしれません

SEGNOSの超高感度免疫診断技術が「インキュベンチャー助成」に採択されたことは、単なるニュースではありません。それは、私たちが抱える病気の不安を軽減し、より健康で豊かな未来を築くための、大きな一歩となる可能性を秘めています。

「血液1滴で病気の兆候がわかる」—そんな夢のような話が、現実のものとなる日が、きっとそう遠くない未来に訪れるでしょう。この技術が実用化されれば、病気の早期発見がもっと身近になり、私たちはもっと安心して日々の生活を送れるようになるかもしれません。SEGNOSのこれからの挑戦に、心からの期待を寄せたいと思います。