春の訪れと共に増える“3大疾患”とは?
「いつもジェネラルクリニック古淵院」の受診者数が前年比で約10%も増加している背景には、冬のインフルエンザや胃腸炎が収束する一方で、春特有の病気が勢いを増していることがあります。それが、多くの人が悩まされている【花粉症】、【乳児感染症】、そして【メンタル不調】の3つです。これらは単に病院が混み合うだけでなく、社会全体にも無視できない影響を与えているとされています。
1. 国民病「花粉症」に悩まされていませんか?
春といえば、多くの人にとって悩みの種となるのが花粉症です。スギやヒノキの花粉が飛び交うこの時期、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状に苦しむ方は本当に多いですよね。花粉の飛散量や時期は毎年変わるため、症状の出方も人それぞれです。
「自分は花粉症だ」とわかっていても、「もう少し様子を見ようかな」「市販薬でなんとかしよう」と対策や治療開始が遅れてしまうケースは少なくありません。その結果、症状がひどくなってから病院に駆け込むことになり、つらい時期を長引かせてしまうことも。普段通りの治療をしていても効果が薄いと感じたら、早めに医療機関を受診することが大切です。
花粉症の本当の問題は、単なる不快感だけではありません。ひどい症状は、仕事や家事のパフォーマンスを大きく低下させます。集中力が続かなかったり、効率が落ちたり……。さらに、夜中に鼻が詰まって眠れなかったり、目のかゆみで目が覚めてしまったりと、睡眠の質もガクッと落ちてしまいます。睡眠不足は、だるさや頭痛、イライラなど、あらゆる体調不良を誘発する原因にもなりかねません。このような状況が続くと、社会全体で考えると、経済的な損失も決して小さくないと言われています。
花粉症を少しでも楽に乗り切るために
-
早めの受診: 花粉が飛び始める前から対策を始める「初期療法」はとても効果的です。毎年花粉症に悩まされている方は、症状が出始める前に一度医療機関に相談してみましょう。
-
日常の対策: マスクや眼鏡の着用、外出後のうがい・手洗い、洗濯物の室内干し、空気清浄機の活用など、日常生活でできる対策も積極的に取り入れましょう。症状を悪化させないことが大切です。
2. 見過ごされがちな「心の不調」と救急搬送の増加
「春は明るくて前向きな季節」というイメージがある一方で、日本では春にメンタルヘルスに不調を訴える人が増える傾向にあることが統計で示されています。
救急医療の現場では、毎年春先に、薬の大量服用や自傷行為などによる救急搬送が増加することが確認されています。これは医療現場で「季節性がある」と明確に認識されている、見過ごされがちな医療課題の一つなのです。
なぜ春に心の不調が増えるのでしょうか?その背景には、激しい気象の変化(寒暖差、気圧の変化など)、新生活に伴う環境の変化、そして先ほど触れた花粉症による不眠など、複数の要因が複雑に絡み合っています。これらの要因が重なることで、体だけでなく心にも大きな負担がかかり、精神的なバランスを崩しやすくなるのです。山村院長も、「一般的な『春=明るい前向きな季節』というイメージとは裏腹に、医療現場ではむしろ、その落差(ギャップ)が浮き彫りになる時期でもある」と指摘しています。
心の不調を感じたら、一人で抱え込まずに
-
自分の変化に気づく: 漠然とした不安、やる気が出ない、眠れない、食欲がない、イライラするなど、いつもと違う心の状態に気づいたら、無理をせず立ち止まってみましょう。
-
信頼できる人に話す: 家族や友人、職場の同僚など、信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。
-
専門機関へ相談: 一人で抱え込まず、早めに心療内科や精神科、地域の精神保健福祉センターなど、専門機関に相談することが大切です。早い段階で適切なサポートを受けることで、重症化を防ぐことができます。
3. 毎週のように受診を繰り返す“新入園児たちの風邪”
4月になると、新たに幼稚園や保育園に入園した小さなお子さんが、毎週のように風邪をひいてしまうという話をよく耳にします。これは、初めての集団生活で多様な病原体に触れる機会が増えるためであり、免疫を獲得していく過程としては避けられない側面もあります。
しかし、毎週のように小児科や救急外来への受診を余儀なくされる保護者の負担は、想像以上に重いものです。子どもの体調不良で仕事の休みを取らなければならなかったり、夜間も看病で眠れなかったり……。さらに、家庭内で二次感染が広がり、保護者や他の家族も体調を崩してしまうケースも少なくありません。これにより、保護者の就労や家族の行事にも多大な影響が及び、これもまた一種の社会問題と言えるでしょう。
小さな子どもの健康を守るために
-
基本的な感染対策: 手洗い、うがい(できる年齢であれば)、咳エチケットなど、基本的な感染対策を家庭で徹底しましょう。
-
予防接種の確認: 定期予防接種がきちんと済んでいるか確認し、必要なものは早めに接種しておきましょう。
-
体調管理: 規則正しい生活リズム、バランスの取れた食事、十分な睡眠を心がけ、子どもの免疫力を高めることが大切です。また、体調に異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。
大切なのは「事前の対策と準備」!医師からのメッセージ
これまで、春の医療現場を象徴する「3大疾患」について詳しく見てきました。これらはどれも、多くの人々を悩ませる「分かっていても、なかなか防げない病」と言えるかもしれません。しかし、毎年同じような状況が繰り返されるからこそ、私たち医師は、あえて「事前の対策と準備」の重要性を強く提言したいと考えています。
このような流行をあらかじめ見越した「早期の治療開始」、「ゆとりあるスケジュール調整」、「意識的なストレス管理」。これらちょっとした“備え”の有無が、4月を健やかに、そして笑顔で過ごせるかどうかの大きな分岐点となるはずです。
例えば、花粉症なら花粉が飛び始める前から対策を始めたり、メンタル不調のサインに早めに気づいて休息を取ったり、乳児の感染症対策として予防接種のスケジュールを確認したりすること。新生活で無理をしすぎず、時には休む勇気を持つこと。趣味の時間やリラックスできる時間を作り、意識的にストレスを解消すること。これらが、あなたの春を大きく変えるかもしれません。
いつもジェネラルクリニック 古淵院について

医療法人社団Human Loveが運営する「いつもジェネラルクリニック」は、「全人的医療」を大切にし、地域の皆さんの身近で温かい存在でありたいと願っています。
内科・小児科・外科・皮膚科に加え、自費診療まで幅広く対応しており、年齢や症状に関わらず、さまざまな悩みを一つの窓口で受け止められる体制を整えています。体調がすぐれないときや不安なときに「ここに行こう」と自然に思い出してもらえる場所を目指しているそうです。
また、休診日なし、昼休みなし、夜間診療にも対応しているため、忙しい毎日の中でも無理なく受診できる環境づくりを心がけています。若い世代のスタッフも多く、院内はアットホームな雰囲気。医療の質はもちろんのこと、思いやりやあたたかさを大切にしながら、一人ひとりに寄り添った診療を行っています。
2018年5月に開院した古淵院をはじめ、千葉院、秋津院、保谷院と関東に4院を展開。これからも地域の皆さんにとって“いつも”頼れるクリニックであり続けてくれることでしょう。
-
所在地:神奈川県相模原市南区古淵2丁目16-15マスカットビル1階
-
開院:2018年5月
まとめ:春を元気に乗り切るために、今からできること
春は希望に満ちた季節である一方で、私たちの体や心に思わぬ負担をかける時期でもあります。花粉症、乳児の感染症、そして心の不調といった「春の3大疾患」は、毎年多くの人を悩ませ、医療現場に大きな影響を与えています。
しかし、これらの困難は「事前の対策と準備」で大きく軽減できる可能性があります。早めの受診、ゆとりのあるスケジュール調整、そして意識的なストレス管理。これらを心がけることで、きっとあなたの春はもっと健やかで、笑顔あふれるものになるはずです。
体調に不安を感じたら、一人で抱え込まず、信頼できる医療機関に相談してくださいね。あなたの健康をサポートしてくれる場所は、きっと近くにありますから。
