いぼは自分で治す?それって危険かも!
いぼができたとき、あなたはどうしていますか?すぐに皮膚科に行く人もいれば、しばらく様子を見たり、市販薬を使ったりする人も多いかもしれませんね。
ある調査によると、いぼができた際にすぐに皮膚科を受診した人はわずか27.3%にとどまり、半数以上が市販薬の使用や自己処置など、自己判断で対処していることがわかりました。

自己治療の落とし穴:68.3%が悪化・拡大を経験
もしあなたが市販薬や自己処置でいぼを治そうとしたことがあるなら、特に注意が必要です。この調査では、市販薬や自己処置を試みた人のうち、なんと68.3%もの人が何らかの悪化・拡大を経験しているという衝撃的な結果が出ています。
具体的には、「いぼが増えた・大きくなった」が38.7%、「炎症や出血が起きた」が14.5%、「かゆみや痛みが出た」が8.8%に上りました。一方で、完治に至ったのはわずか8.4%だったんです。

なぜ自己治療は危険なの?ウイルス性いぼの正体
多くの人が経験する「ウイルス性いぼ(尋常性疣贅)」は、ヒトパピローマウイルス(HPV)が皮膚に感染してできる良性腫瘍です。主に手足にできやすく、表面がザラザラした盛り上がりが特徴です。
このウイルス性いぼ、実は放置すると数が増えたり大きくなったりするだけでなく、人に感染させてしまう可能性もあります。自分でいぼを削ったり、市販のいぼ取り液を誤った使い方をしたりすると、ウイルスが周囲の皮膚に広がり、かえっていぼが増えてしまうリスクが高まります。また、出血を伴う処置は感染症を引き起こす危険性も伴います。
標準治療のリアル:液体窒素治療ってどんな感じ?
皮膚科でいぼの治療を受ける場合、保険適用の標準治療として広く行われているのが「液体窒素凍結療法」です。これは、マイナス196度の液体窒素を使って、いぼの組織を凍らせて壊死させる治療法です。
痛みと通院回数がネック?
液体窒素治療は効果的な一方で、「痛みが強い」「何度も通院が必要」というイメージを持っている方もいるかもしれません。今回の調査でも、その実態が明らかになりました。
完治までの通院回数は、平均で5.2回。半数以上(64.7%)が4回以上通院しており、中には11回以上通院した人も11.7%いました。いぼの部位や大きさによっては、長期的な治療が必要になるケースもあるようです。

そして、いぼ治療で最も不安に感じる点として、57.7%もの人が「治療時の痛み」を挙げました。この「痛み」への不安が、皮膚科受診をためらってしまう大きな要因になっていることが推測されます。

痛みや通院回数だけじゃない!いぼ治療の選択肢
「痛みは嫌だ」「何度も通院するのは大変」と感じるあなたに朗報です。液体窒素凍結療法以外にも、いぼの治療法にはいくつかの選択肢があります。
痛みを抑えた治療法「モノクロロ酢酸療法」
「モノクロロ酢酸療法」は、強酸性の薬剤を使って、いぼの角質を化学的に溶かし除去する治療法です。液体窒素に比べて痛みが少ない傾向があるため、特に小さなお子さんや痛みに敏感な方には良い選択肢となることがあります。ただし、保険適用外となる場合もあるので、事前に確認が必要です。
いぼ治療法の比較
主要な治療法を比較してみましょう。いぼの部位、大きさ、数、そしてあなたのライフスタイルや痛みへの耐性によって、最適な治療法は異なります。
| 比較項目 | 液体窒素凍結療法 | 炭酸ガスレーザー | 外用薬(サリチル酸等) |
|---|---|---|---|
| 治療時の痛み | 強い | 局所麻酔で軽減可 | ほぼなし |
| 1回の治療時間 | 5〜10分 | 10〜20分 | 自宅で毎日塗布 |
| 完治までの期間 | 1〜6ヶ月 | 1〜3ヶ月 | 2〜6ヶ月以上 |
| 通院回数目安 | 3〜10回 | 1〜3回 | 月1回程度 |
| 費用目安 | 1,000〜2,000円/回(保険適用) | 5,000〜20,000円/個(自由診療) | 500〜1,500円/回(保険適用) |
| 傷跡リスク | 色素沈着あり | 軽度の瘢痕リスク | ほぼなし |
| 再発率 | 中程度 | 低い | 高い |
患者が求めるのは「痛みの少ない」「通院が少ない」治療
今回の調査では、「痛みが少ない治療法」を求める人が42.3%と最も多く、次いで「通院回数が少ない治療法」が23.7%という結果になりました。このことから、液体窒素以外の、より患者さんの負担が少ない治療選択肢へのニーズが高いことがわかります。

皮膚科医からのアドバイス:専門家の視点からいぼ治療を考える
医療法人社団鉄結会が運営するアイシークリニックの髙桑康太医師は、「いぼ(ウイルス性疣贅)は自己判断での治療が最も危険な皮膚疾患の一つです。今回の調査で68.3%の方が自己治療で悪化・拡大したという結果は、臨床現場の印象と一致しています」と述べています。
正しい診断が何よりも大切
いぼのように見える皮膚病変でも、実はその種類はさまざまです。ウイルス性疣贅の他にも、老人性疣贅(脂漏性角化症)、伝染性軟属腫(水いぼ)、さらには皮膚がんといった悪性腫瘍の可能性もゼロではありません。髙桑医師は、「いぼに見える皮膚病変が本当にウイルス性疣贅なのかを正確に診断することが重要です。まれに皮膚がんがいぼに似た外観を示すことがあり、自己判断は禁物です。気になる症状があれば、まず皮膚科を受診してください」と強く警鐘を鳴らしています。
いぼの種類と見分け方
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ウイルス性疣贅: 表面がザラザラしていて、削ると点状出血が見られることがあります。主に手足にできやすいです。
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老人性疣贅: 茶色から黒色のシミのような見た目で、加齢とともに体幹や顔に多く見られます。
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水いぼ: 中央がへそのようにくぼんだ、光沢のある小さな盛り上がりです。主に子どもに多く見られます。
受診すべきタイミングは?
以下のような症状が見られたら、迷わず皮膚科を受診しましょう。
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いぼが急に増えた、または大きくなった場合
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出血や痛みを伴う場合
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市販薬を2週間使用しても改善しない場合
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いぼか他の病気か判断できない場合
あなたに合った治療法を見つけるポイント
髙桑医師は、患者さんの痛みへの耐性、いぼの部位・数・大きさ、ライフスタイルを考慮し、最適な治療法を提案しているとのことです。治療法を選ぶ際の参考にしてみてください。
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痛みに弱い方・小児: モノクロロ酢酸や外用薬併用療法などが適しているかもしれません。
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通院回数を減らしたい方: 炭酸ガスレーザー治療も選択肢の一つです。
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費用を抑えたい方: 保険適用の液体窒素凍結療法を検討しましょう。
よくある質問Q&A
いぼについて、よくある疑問をまとめました。
Q1. いぼの種類と見分け方は?
A. いぼは主に「ウイルス性」「老人性」「水いぼ」の3種類があり、それぞれ見た目やできやすい部位が異なります。ウイルス性疣贅はザラザラした盛り上がり、老人性疣贅はシミのような見た目、水いぼは中央にくぼみのある光沢が特徴です。しかし、自己判断は危険です。いぼに似た悪性腫瘍も存在するため、正確な診断のためには皮膚科を受診しましょう。
Q2. いぼを自分で取っても大丈夫?
A. いいえ、いぼを自分で取るのは非常に危険です。今回の調査でも、自己治療を試みた68.3%もの人がいぼの悪化や拡大を経験しています。特にウイルス性いぼは、削ることでウイルスが周囲に広がり、かえって症状が悪化するリスクが高まります。皮膚科での適切な治療をおすすめします。
Q3. いぼの治療法にはどんなものがある?
A. 保険適用の標準治療である液体窒素凍結療法の他に、炭酸ガスレーザー治療や、モノクロロ酢酸などの外用薬を使う治療法など、さまざまな選択肢があります。痛みを抑えたい、通院回数を減らしたいなど、あなたの希望に合わせた治療法を医師と相談して選びましょう。
Q4. いぼの液体窒素治療は痛い?何回通う?
A. 液体窒素治療は、一般的に痛みを伴います。調査では、いぼ治療で最も不安に感じる点として「痛み」を挙げた人が57.7%と最多でした。完治までの通院回数は平均で5.2回、64.7%の人が4回以上の通院を要しています。いぼの場所や状態によっては、さらに多くの回数が必要になることもあります。痛みが苦手な方は、他の治療法についても医師に相談してみてくださいね。
Q5. いぼ治療は保険適用される?
A. 液体窒素凍結療法や一部の外用薬は保険が適用されます。例えば、液体窒素治療は1回あたり1,000円〜2,000円程度(3割負担の場合)で受けられます。一方、炭酸ガスレーザー治療は自由診療となり、1個あたり5,000円〜20,000円程度が目安です。費用と治療期間のバランスを考慮して、あなたに合った治療法を選びましょう。
放置するとどうなる?気になるいぼは早めに相談を!
「いぼくらい…」と放置してしまうと、以下のようなリスクがあります。
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自己処置によってウイルスが拡散し、いぼが全身に広がってしまう可能性
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家族や身近な人へウイルスを感染させてしまうリスク
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放置することでいぼが難治性になり、治療期間が長期化する可能性
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いぼに似た皮膚がん(有棘細胞癌など)を見逃してしまうリスク
こんな症状があったら、すぐに皮膚科へ!
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いぼが急に増えた、または大きくなった
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市販薬を2週間以上使っても良くならない
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いぼから出血したり、液体が出たりする
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いぼの色が黒や赤に変わった
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いぼの痛みやかゆみが強くなった
あなたのいぼの悩みに寄り添うクリニック
アイシークリニックは、皮膚腫瘍・皮膚外科専門の医師による正確な診断と、液体窒素、レーザー、外用薬など複数の治療選択肢を提供しています。新宿、渋谷、上野、池袋、東京、大宮に6院展開しており、忙しい方でも通院しやすい体制を整えているとのことです。
いぼのことでお悩みなら、まずは専門医に相談して、あなたにぴったりの治療法を見つけてくださいね。
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