婦人科疾患、一人で抱え込まないで

「なんだかお腹の調子が悪いな」「生理が重くてつらい…」

女性の体はデリケートで、年齢を問わず様々な婦人科のトラブルに直面することがあります。特に、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮腺筋症といった良性の婦人科疾患は、多くの女性が経験する身近な健康課題です。若い世代にも見られる卵巣嚢腫、30代から40代の女性に多い子宮筋腫や子宮腺筋症などは、日常生活や仕事に大きな影響を与えることも少なくありません。

病気が見つかったとき、「手術」という言葉を聞くと、誰もが不安を感じるものです。「体に大きな傷が残るのでは?」「回復まで時間がかかって、仕事や家庭に支障が出るかも…」そんな心配が頭をよぎるかもしれません。しかし、医療技術は日々進歩しており、昔とは比べて、体への負担を最小限に抑えた治療法がどんどん登場しています。手術の選択肢が広がっている今、ご自身の病気や治療について正しい知識を持つことは、将来の選択を考える上でとても大切なことなのです。

体にやさしい婦人科手術の今を知る医療講座

そんな女性たちの不安に寄り添い、最新の治療法について分かりやすく学べる医療講座が開催されます。医療法人医誠会は、2026年2月18日に「体への負担に配慮した良性疾患の治療 知っておきたい婦人科手術の選択肢」をテーマとした無料の医療講座を開催します。

この講座では、婦人科医が良性疾患を中心に、手術治療の考え方や選択肢について、動画を交えながら解説してくれます。特に、お腹を切らない手術方法として注目されている「vNOTES(経腟的腹腔鏡手術)」や「MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)」といった、体への負担が少ない治療法が紹介される予定です。

講座の概要

ホロニクス公開医学講座「体への負担に配慮した婦人科手術の選択肢」

  • テーマ: 「体への負担に配慮した良性疾患の治療 知っておきたい婦人科手術の選択肢」

  • 日時: 2026年2月18日(水) 14:00~14:30

  • 会場: i-Mall(医誠会国際総合病院)SOUTH WING ISEIKAI lounge さくらテラス2階サロン

  • 講師: 医療法人医誠会 医誠会国際総合病院 婦人科 渡辺 正洋 医師

  • 内容: 良性の婦人科疾患を中心に、医誠会国際総合病院で行われている様々な手術治療について解説。若年女性に多い卵巣嚢腫、30~40代に多い子宮筋腫・子宮腺筋症などを例に、vNOTES、MEAなどの治療の選択肢が動画も交えて分かりやすく伝えられます。

  • 参加費: 無料

  • 予約: 参加申込は不要ですが、席を確実に確保されたい方はご予約ください。

低侵襲手術ってどんなもの?

今回の講座で紹介される「体への負担に配慮した治療」とは、具体的にどんな手術なのでしょうか?一般的に「低侵襲手術」と呼ばれ、患者さんの体にかかる負担をできるだけ少なくすることを目的とした手術のことです。

低侵襲手術のメリット

低侵襲手術の最大のメリットは、その名の通り「体への負担が少ない」ことです。具体的には、以下のような点が挙げられます。

  • 小さな傷: 従来の開腹手術に比べて、傷口が小さく目立ちにくい傾向があります。腹腔鏡手術では数ヶ所の小さな穴、経腟手術では外から見えない場所に傷が収まることが多いです。

  • 痛みの軽減: 傷が小さいため、術後の痛みが比較的軽くなる傾向があります。

  • 回復の早さ: 痛みが少ないことや、臓器へのダメージが少ないことから、術後の回復が早く、入院期間の短縮につながることが期待されます。

  • 早期の社会復帰: 回復が早いため、仕事や日常生活への復帰もスムーズになることが多いです。

  • 出血量の減少: 手術によっては出血量が抑えられることもあります。

これらのメリットは、患者さんが手術後の生活の質を保ちながら、安心して治療を受けられることにつながります。

vNOTES(経腟的腹腔鏡手術)って?

vNOTES(ブイノーツ)は「vaginal Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgery」の略で、日本語では「経腟的自然開口部内視鏡手術」と訳されます。これは、お腹に一切傷をつけずに、腟の自然な開口部から器具を挿入して行う腹腔鏡手術の一種です。

従来の腹腔鏡手術でもお腹に小さな傷はつきましたが、vNOTESは腟を利用するため、外から見える場所に傷が残りません。美容的なメリットはもちろんのこと、手術後の痛みがさらに軽減されることや、回復がより早まることが期待されています。この手術は、子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮外妊娠など、特定の良性婦人科疾患に対して適用されることがあります。医師の高度な技術と経験が求められる手術ですが、患者さんにとっては非常に画期的な選択肢と言えるでしょう。

MEA(マイクロ波子宮内膜アブレーション)って?

MEA(エムイーエー)は「Microwave Endometrial Ablation」の略で、「マイクロ波子宮内膜アブレーション」と訳されます。これは、子宮内膜をマイクロ波で焼灼し、月経量を減らすことを目的とした治療法です。

特に、過多月経(月経量が異常に多い状態)で悩んでいる女性にとって、MEAは有効な選択肢の一つとなります。過多月経は、貧血を引き起こしたり、日常生活に大きな支障をきたしたりすることがあります。これまでは、ホルモン治療や子宮全摘術が主な治療法でしたが、MEAは子宮を温存しながら、比較的短時間で月経量をコントロールできる可能性があります。子宮を摘出したくない、ホルモン治療が合わないといった場合に検討されることがあります。この治療も、体への負担が少なく、回復が早いという特徴があります。

どんな病気に悩んでいる人に役立つ?

この講座で取り上げられるのは、特に女性に多い良性の婦人科疾患です。これらの病気について、少し詳しく見ていきましょう。

子宮筋腫

子宮筋腫は、子宮の筋肉にできる良性の腫瘍で、30代から40代の女性に多く見られます。多くの場合は無症状ですが、筋腫ができる場所や大きさによっては、月経量の増加(過多月経)、月経痛の悪化、貧血、頻尿、便秘、不妊などの症状を引き起こすことがあります。筋腫の数や大きさ、症状の程度、そして患者さんの年齢や妊娠の希望によって、治療法は様々です。薬物療法で症状を緩和したり、手術で筋腫だけを取り除いたり(子宮筋腫核出術)、子宮全体を摘出したり(子宮全摘術)することがあります。今回の講座で紹介される低侵襲手術も、選択肢の一つとなるでしょう。

卵巣嚢腫

卵巣嚢腫は、卵巣にできる袋状の腫瘍で、中に液体が溜まっていることが多いです。良性であることがほとんどですが、大きさや種類によっては手術が必要になることもあります。比較的若い世代の女性にも見られ、初期には自覚症状がほとんどないことが多いです。大きくなると、下腹部の張りや痛み、頻尿、便秘などの症状が現れることがあります。また、茎捻転(卵巣がねじれること)を起こすと激しい痛みを伴い、緊急手術が必要になることもあります。治療は、経過観察や手術が主な選択肢となります。卵巣嚢腫の治療においても、低侵襲な手術が検討されることがあります。

子宮腺筋症

子宮腺筋症は、子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中にできてしまう病気です。子宮筋腫と同様に30代から40代の女性に多く、重い月経痛や過多月経、貧血、不妊の原因となることがあります。月経痛が非常に強く、日常生活に支障をきたすケースも少なくありません。治療法としては、ホルモン療法で症状を抑える方法や、症状が重い場合には子宮を摘出する手術が検討されることがあります。子宮腺筋症に対しても、個々の症状やライフプランに合わせた治療選択が重要です。

これらの病気は、女性の生活の質に大きく関わるものです。だからこそ、ご自身の症状や将来の希望を考慮し、医師とよく相談して最適な治療法を見つけることが大切です。

講座に参加して得られるもの

この医療講座に参加することで、あなたはきっと、これまで抱えていた婦人科疾患や手術への漠然とした不安を解消するヒントを得られるでしょう。

  • 最新の治療法を知る: 医療の進歩により、体への負担が少ない手術の選択肢が増えていることを具体的に知ることができます。

  • 病気への理解を深める: 婦人科疾患がどんな病気で、どんな症状があり、どんな治療法があるのかを、専門医から分かりやすく学ぶことができます。

  • 治療選択の参考に: ご自身の病状やライフプランに合わせた治療法を選ぶための、貴重な情報源となるでしょう。

  • 不安の軽減: 正しい知識を得ることで、「手術は怖い」というイメージだけでなく、希望に満ちた治療の可能性を感じられるかもしれません。

直接医師の話を聞くことで、インターネットの情報だけでは得られない、より具体的で信頼性の高い情報を手に入れるチャンスです。質問の時間があるかどうかは明記されていませんが、講座の内容を通じて疑問が解消されることも多いでしょう。

医誠会国際総合病院について

今回の講座を主催する医療法人医誠会は、1979年に大阪市で創立され、ホロニクスグループとして全国で病院やクリニック、介護施設などを運営しています。医誠会国際総合病院は、46の診療科を持ち、低侵襲治療や先進・先制医療に力を入れている総合病院です。

2024年12月には国際的な医療施設認証であるJCI認証を取得するなど、国際標準の医療を提供することを目指しています。また、24時間365日体制で救急医療を提供しており、「断らない救急」「待たせない救急」をスローガンに、地域医療に貢献しています。このような高い専門性と患者さんへの配慮を持った病院が開催する講座だからこそ、安心して参加できるのではないでしょうか。

ぜひ参加を検討してみてください

体への負担に配慮した婦人科手術の選択肢について学べる、この貴重な機会をぜひ活用してください。病気で悩んでいる方、将来の健康について考えたい方にとって、きっと有益な時間となるはずです。

事前の予約は必須ではありませんが、確実に席を確保したい場合は、上記の予約フォームからお申し込みください。あなたの「知りたい」という気持ちが、より良い未来への一歩となることを願っています。