余命宣告、そして未来への決断

テレンス・リー氏は2018年に難病を公表し、2024年5月には余命1カ月の宣告を受けました。そんな厳しい状況の中、「自分にしかできない形で、同じ病気と闘う人たちの未来に何かを残したい」という強い想いから、今回の全ゲノム解析を決意したといいます。

窓際に座る車椅子の高齢男性

この決断は、自分の命の記録を後世への希望として託す、まさに新しい終活の形への挑戦です。病と向き合う全ての人にとって、この取り組みが未来の医療に光を灯すきっかけとなるかもしれません。

「全ゲノム解析」って、いったい何?

全ゲノム解析とは、人間が持つ約30億文字にも及ぶ膨大な遺伝子情報をすべて読み取る検査のことです。

「そんな難しいこと、何のために?」と思うかもしれませんね。でも、ここがポイントなんです。現時点ではまだ解明されていない遺伝子の意味も、将来の医学や技術が進歩することで明らかになる可能性を秘めているんです。

そのため、このデータは将来の未病・予防、そして新しい治療法の研究に役立つことが期待されています。テレンス・リー氏の遺伝子情報は、未来の誰かの健康や命を救うための貴重な手がかりとなるかもしれない、というわけです。

「終活」の概念が変わりつつある今

「終活」と聞くと、少しネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれません。しかし、近年、その意識は大きく変化しています。

ハルメク 生きかた上手研究所の2025年の調査によると、50〜79歳の約4割(44.0%)が終活を始めており、終活を実践している人は幸福度や生活満足度が高いことも明らかになっています。終活はもはや、自分らしく生きるための前向きな活動へと変わりつつあるのです。

遺言書や写真、手紙といったこれまでの終活に加えて、「自分の命そのものをデータとして未来に届ける」全ゲノム解析は、まさに終活の概念をアップデートする第一歩となるでしょう。

KEAN Healthが描く未来のヘルスケア

テレンス・リー氏のこの革新的な挑戦をサポートしているのは、株式会社KEAN Healthです。

KEAN HEALTHのロゴ

KEAN Healthは、「遺伝子を残す終活」という新しい選択肢を社会に提案しています。将来的には、一般消費者向けの終活向け全ゲノム解析プランの提供も視野に入れ、サービス開発を進めているとのこと。

人間の全遺伝子(ゲノム)を解読するヒトゲノム計画が完了して20年。バイオテクノロジーの進化が、社会課題の解決や持続可能な経済成長に貢献し、社会のあり方を大きく変革させる「バイオトランスフォーメーション」という概念が注目されています。KEAN Healthは、これまで専門家を中心に利用されてきたゲノムや遺伝子を、私たち生活者にとってより身近なものにする社会を創っていくことをビジョンに掲げています。

株式会社KEAN Healthの詳細は、以下のウェブサイトで確認できます。
https://keanhealth.co.jp/

また、テレンス・リー氏本人が執筆する「新しい終活」に関する記事は、WEBメディアCORAMAにて順次掲載される予定です。
https://corama-pt.jp/

あなたの未来、そして誰かの未来へ

テレンス・リー氏の決断は、病気と闘う多くの人々にとって、大きな希望となるでしょう。

自分の遺伝子情報を未来に残すという選択は、私たち自身の健康だけでなく、まだ見ぬ未来の世代や、同じ病気で苦しむ人々のために貢献できる可能性を秘めています。これは、まさに「命のバトン」を未来へつなぐ、尊い行動と言えるのではないでしょうか。

病気で困っているあなたも、未来の医療に貢献できるかもしれない「新しい終活」について、少し考えてみませんか?