春は肌荒れシーズン!あなたの肌もSOSを出していませんか?
「季節の変わり目(特に冬から春)に肌トラブルを経験したことがありますか?」という質問に対して、84.7%もの人が「ある」と回答しました。そのうち約半数の47.3%が「毎年経験する」と答えており、春の肌荒れがいかに多くの人の共通の悩みであるかがわかりますね。

みんなの肌悩み、やっぱり「乾燥」がトップ!
では、具体的にどんな肌悩みを抱えているのでしょうか?春先に特に気になる肌悩みとして、最も多かったのは「乾燥・カサつき」で71.0%。次いで「かゆみ」が58.3%、「赤み・炎症」が42.7%と続きました。
これらの症状は、「花粉皮膚炎」や肌のバリア機能低下でよく見られるもの。適切な保湿ケアや花粉対策が、いかに重要かを示唆しています。

花粉シーズン前の「肌準備」、意識してる?
花粉が本格的に飛び始める前に、肌を整えておきたいと思っている人はどれくらいいるのでしょうか?調査によると、62.3%の人が「花粉シーズン前に肌を整えておきたい」と考えていることがわかりました。しかし、一方で「具体的な準備方法が分からない」という声も聞かれます。

実際に肌荒れ対策として実践していることのトップは「保湿ケアの強化」で63.7%。マスクの着用(45.0%)や帰宅後すぐの洗顔(38.3%)も多くの人が行っています。しかし、「皮膚科の受診」は12.3%にとどまり、ほとんどの人がセルフケアでなんとかしようとしている実態が明らかになりました。

さらに、春先の肌荒れで皮膚科を受診したことがある人は31.3%しかいません。「受診を検討したけれど、結局行かなかった」という人も24.0%おり、受診のタイミングや目安がわかりにくいと感じている人が多いようです。

これって「花粉皮膚炎」?あなたの肌荒れタイプをチェック!
春の肌荒れと一口に言っても、いくつかのタイプがあります。まずは、あなたの肌荒れがどのタイプに近いかチェックしてみましょう。
用語解説
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花粉皮膚炎: 花粉が肌に付着することで起こる炎症反応のこと。花粉症の症状がなくても発症することがあり、特に目の周りや頬など顔の露出部分に赤みやかゆみ、湿疹が出やすいのが特徴です。
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バリア機能: 肌が外部の刺激から体を守り、肌内部の水分が蒸発するのを防ぐ大切な機能。角質層の細胞と細胞間脂質(セラミドなど)で構成されており、この機能が低下すると乾燥や肌荒れが起こりやすくなります。
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揺らぎ肌: 季節の変わり目や環境の変化によって、一時的に肌が敏感になり、普段使っている化粧品でも刺激を感じやすくなる状態のこと。バリア機能の低下が主な原因と考えられています。
春の肌荒れタイプ別:特徴と対策比較表
| 比較項目 | 花粉による肌荒れ | 乾燥による肌荒れ | 揺らぎ肌 |
|---|---|---|---|
| 主な症状 | 目周り・頬の赤み、かゆみ | 全体的なカサつき、粉ふき | ピリピリ感、化粧品がしみる |
| 発症時期 | 花粉飛散時期(2〜4月) | 冬〜春先の乾燥期 | 季節の変わり目 |
| 好発部位 | 露出部(顔・首) | 全身 | 顔全体 |
| 主な原因 | 花粉の付着・アレルギー反応 | 湿度低下・バリア機能低下 | 気温差・環境変化 |
| セルフケア | 花粉付着防止・帰宅後の洗顔 | 保湿の徹底・加湿 | 低刺激スキンケアへの切替 |
| 受診の目安 | 症状が1週間以上続く | 保湿しても改善しない | 2週間以上改善しない |
※一般的な目安であり、個人差があります。
皮膚科医が教える!春の肌荒れから肌を守る3つのステップ
アイシークリニックの髙桑康太医師によると、春先の肌荒れを改善するには「事前の準備」と「早めの対処」がとても重要だそうです。花粉シーズンが本格化する2〜3週間前から肌のバリア機能を整えておくことで、肌トラブルのリスクを大幅に減らせるとのこと。具体的に何をすればいいのか、見ていきましょう。
ステップ1:花粉シーズン前の「準備」がカギ!
花粉が飛び始める1月下旬から2月上旬にかけて、肌の準備を始めるのが理想的です。この時期からしっかりケアすることで、肌のバリア機能を高め、花粉や外部刺激に負けない肌を作ることができます。
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保湿ケアの強化: セラミドやヒアルロン酸といった、肌のバリア機能をサポートする成分が配合された保湿剤を朝晩しっかり使いましょう。肌がうるおっていると、外部刺激から守られやすくなります。
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優しい洗顔: 洗顔は1日2回までとし、ぬるま湯で優しく洗い流すように心がけてください。ゴシゴシ洗ったり、熱いお湯を使ったりすると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、バリア機能が低下する原因になります。
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低刺激スキンケアへの切り替え: 普段使っているスキンケア製品が肌に合わないと感じたら、刺激の少ない敏感肌用のアイテムに一時的に切り替えるのも良いでしょう。
ステップ2:花粉シーズン中の「対策」で乗り切る!
花粉が本格的に飛び始めたら、肌への花粉の付着をできるだけ防ぐことが大切です。
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花粉の付着防止: 外出時はマスクやメガネを着用して、花粉が顔に直接触れるのを防ぎましょう。帽子をかぶったり、ツルツルした素材の服を選んだりするのも効果的です。
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帰宅後のケア: 家に帰ったら、できるだけ早く洗顔やシャワーで花粉を洗い流しましょう。ただし、洗顔のしすぎは肌の負担になるので、ぬるま湯で優しく洗い流す程度にとどめてください。
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保湿ケアの継続: 花粉シーズン中も保湿ケアは欠かさずに。かゆみがあっても、掻いてしまうと肌が傷つき、さらに悪化する可能性があります。冷たいタオルで冷やすなどして、かゆみを抑えましょう。
ステップ3:こんな症状は要注意!「受診の目安」を知ろう
セルフケアで改善しない場合や、症状が重い場合は、我慢せずに皮膚科を受診することが大切です。
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症状が2週間以上続く場合: セルフケアを続けても、肌の赤みやかゆみが2週間以上改善しない場合は、専門医に相談しましょう。
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かゆみが強く日常生活に支障がある場合: 夜眠れないほどかゆみが強かったり、日常生活に支障が出ている場合は、早めの受診をお勧めします。
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セルフケアで改善しない場合: 市販薬を使ってみても効果がない、症状が悪化していると感じたら、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。
もしかして、あなたの肌荒れも?よくある疑問を解決!
Q1. 春の肌荒れ対策はいつから始めるべき?
A. 花粉が飛び始める2〜3週間前、つまり1月下旬から2月上旬には準備を始めるのがおすすめです。多くの人が季節の変わり目に肌トラブルを経験しているので、本格的に花粉が飛散する前に、保湿ケアの強化や刺激の少ないスキンケアへの切り替えをして、肌のバリア機能を高めておきましょう。
Q2. 花粉で肌荒れするのは花粉症の人だけ?
A. いいえ、花粉症の症状がない人でも花粉が肌に付着することで肌荒れを起こすことがあります。これを「花粉皮膚炎」と呼びます。くしゃみや鼻水がなくても、目の周りや頬が赤くなったりかゆくなったりしたら、花粉皮膚炎の可能性があります。
Q3. 春の肌荒れにはどんな保湿剤が効果的?
A. セラミドやヒアルロン酸など、肌のバリア機能をサポートする成分が配合された保湿剤が効果的です。特に、肌の角質層に存在するセラミドを補給できるクリームタイプや乳液タイプを選び、朝晩しっかり塗布することで、花粉やアレルゲンの侵入を防ぐ効果が期待できます。
Q4. 春先の肌荒れで皮膚科を受診する目安は?
A. セルフケアを2週間続けても改善しない場合や、かゆみや赤みが強く日常生活に支障が出ている場合は、皮膚科を受診することをお勧めします。専門医に相談することで、適切な外用薬の処方や、アレルギー検査による原因特定など、セルフケアでは得られない効果が期待できますよ。
Q5. マスクは春の肌荒れ対策に効果がある?
A. マスクは花粉が顔に付着するのを防ぐ効果がありますが、マスク自体が肌荒れの原因になることもあるので注意が必要です。摩擦による刺激やマスク内の蒸れが肌荒れを悪化させる可能性もありますから、肌に優しい素材のマスクを選び、長時間着用する際はこまめに休憩を取るなど工夫しましょう。帰宅後はマスクを外し、保湿ケアを忘れずに行ってください。
放置はNG!肌荒れが悪化する前に知っておきたいこと
「これくらいなら大丈夫かな?」と春の肌荒れを放置してしまうと、症状が慢性化して色素沈着が残ったり、肌質が変わってしまったりする可能性があります。また、かゆいからといって掻きむしってしまうと、肌が傷ついて細菌感染のリスクが高まることも。バリア機能がさらに低下し、他のアレルゲンや刺激物質にも敏感になるという悪循環に陥ることもあります。
もし、以下のような症状が見られたら、一人で悩まずに専門家へ相談してみてください。
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セルフケアを2週間続けても改善しない場合
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かゆみが強く、眠れないなど日常生活に支障がある場合
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赤みや湿疹が広範囲に広がっている場合
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市販薬を使用しても効果がない場合
困った時は専門家へ相談を
春の肌荒れは、適切なケアと早めの対処で乗り切ることができます。もし、セルフケアだけでは不安な場合や、症状が改善しない場合は、皮膚科の専門医に相談することも考えてみてください。
皮膚科・形成外科を専門とするアイシークリニックは、都内5院と大宮1院で幅広い肌トラブルに対応しています。当日予約や当日診療も可能(空き状況による)で、保険診療・自由診療の両方に対応し、症状に合わせた最適な治療を提案してくれます。
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まとめ
春の肌荒れは、多くの人が経験する共通の悩み。でも、適切な知識と早めの対策で、その悩みを軽減できることがわかりましたね。花粉シーズン前の保湿ケア強化、花粉の付着防止、そして症状が長引く場合は皮膚科医への相談が、ツルツル肌を保つための大切なステップです。
今年の春は、肌トラブルに悩まされずに、快適に過ごせるよう、今日からできることを始めてみませんか?あなたの肌が、きっと喜んでくれるはずです!
