「臨床Mgウェルビーイング研究会」ってどんな団体?
「臨床Mgウェルビーイング研究会」は、医療やウェルビーイングの視点から、マグネシウムが持つ臨床的な価値を深く探求するために設立された専門家集団です。
私たちの体は、約300種類以上もの酵素反応によって動いています。そして、その多くの酵素反応にマグネシウムが関わっていると言われています。エネルギーを作り出す「ATP」の生成、神経と神経の間の情報伝達、体を作るタンパク質の合成など、生命の基本的な機能にはマグネシウムが欠かせません。もし、これらの機能がスムーズに働かなければ、私たちの体はさまざまな不調を訴えることになります。
この研究会では、マグネシウムの医学的な役割を科学的に整理し、実際の臨床現場での応用や、病気を未然に防ぐ「予防医療」への活用、そして何よりも私たちの生活の質(QOL)を向上させるための研究や情報発信を行っていきます。
マグネシウムがすごい!生命の根源を支える「見えない主役」
「生命の誕生まで遡れば、マグネシウムはあらゆる生理機能の“見えない主役”であり続けてきました。」
これは、本研究会の会長である飯塚浩先生の言葉です。この言葉が示す通り、マグネシウムは私たちの体が正常に機能するために、想像以上に広範で重要な役割を担っています。
エネルギーを生み出す!
私たちの体は、活動するために「ATP」というエネルギー通貨を使っています。マグネシウムは、このATPを作り出す工場のような役割を果たすミトコンドリアの働きをサポートし、エネルギー生産の効率を高める上で不可欠です。もしマグネシウムが不足すると、エネルギーがうまく作られなくなり、慢性的な疲労感や倦怠感につながってしまうかもしれません。
神経と心を落ち着かせる!
マグネシウムは、神経細胞の興奮を抑える働きも持っています。これにより、過剰なストレス反応や不安を和らげ、心身のリラックスを促します。もしマグネシウムが足りないと、神経が過敏になり、イライラしやすくなったり、不眠、集中力の低下といった症状が現れる可能性があります。また、片頭痛や筋肉の痙攣(こむら返り)なども、マグネシウム不足と関連が指摘されています。
骨や筋肉の健康を保つ!
骨の健康というとカルシウムが有名ですが、実はマグネシウムも骨の形成に大きく関わっています。骨のミネラル密度の維持には、カルシウムとマグネシウムのバランスが非常に重要です。また、筋肉の収縮と弛緩(しかん)にもマグネシウムが関与しており、スムーズな体の動きをサポートしています。マグネシウム不足は、骨粗しょう症のリスクを高めたり、筋肉のけいれんやこわばりの原因になったりする可能性があります。
その他の大切な役割
他にも、マグネシウムは血糖値のコントロール、血圧の調整、DNAやRNAの合成、タンパク質の合成など、数えきれないほどの生命活動に関わっています。まさに、私たちの体の「司令塔」とも言える存在なのです。
現代社会とマグネシウム不足
これほど重要なマグネシウムですが、現代人の多くが不足していると言われています。その背景には、いくつかの理由が考えられます。
-
食生活の変化: 加工食品の普及や精製された穀物の摂取が増えたことで、マグネシウムを豊富に含む未精製の食品や野菜、海藻類などの摂取量が減っている可能性があります。
-
土壌のミネラル減少: 農薬の使用や連作により、土壌中のミネラルが減少しているため、野菜や果物に含まれるマグネシウム量も昔に比べて少なくなっているかもしれません。
-
ストレス: 精神的・肉体的なストレスは、体内のマグネシウム消費を増やします。現代社会はストレスに満ちているため、知らず知らずのうちにマグネシウムが失われている可能性があります。
-
特定の薬剤: 一部の薬は、マグネシウムの吸収を妨げたり、体外への排出を促進したりすることがあります。
このような理由から、多くの人がマグネシウム不足に陥り、それがさまざまな体の不調や病気の原因となっている可能性が指摘されています。もしかしたら、あなたの抱える不調も、マグネシウム不足が関係しているのかもしれません。
研究会の3つの柱でウェルビーイングな未来へ
「臨床Mgウェルビーイング研究会」は、マグネシウムが持つ臨床的価値と、私たちの生活の質(ウェルビーイング)の関係を明らかにし、それを医療現場と私たちの生活に役立てることを目指し、以下の3つの柱を中心に活動を展開していきます。
- 科学的探求: 国内外で行われている最新のマグネシウム研究を深く掘り下げ、その科学的な知見を整理し、専門家間で共有・発信していきます。これにより、マグネシウムに関する理解を深め、さらなる研究の進展を促します。
- 臨床応用: 医療現場で実際に患者さんの症状改善や、生活の質の向上にマグネシウムをどのように活用できるかを具体的に検討していきます。診断基準の確立や、適切な摂取方法、効果的な治療プロトコルの開発などが含まれるでしょう。
- 啓発活動: マグネシウムの重要性に関する知識を、医療従事者だけでなく、一般の私たちにも広く普及させるための教育や啓発活動を行います。正しい情報を分かりやすく伝えることで、多くの人がマグネシウムの恩恵を受けられるようになることを目指します。
発足記念ミーティングで語られたマグネシウムの可能性
2026年3月28日(土)には、東京のTKP東京駅カンファレンスセンターにて、「臨床Mgウェルビーイング研究会 発足記念・第1回ミーティング」が開催されました。このミーティングには、医療関係者を中心に多くの専門家が集まり、マグネシウムが持つ多岐にわたる可能性について熱い議論が交わされました。

プログラムでは、まず「本研究会が目指すウェルビーイングの未来」という開会挨拶から始まり、各分野の第一人者による講演が行われました。
-
柳澤厚生先生(一般社団法人日本オーソモレキュラー医学会 代表理事)は、「これからの栄養療法——マグネシウムの役割り」と題し、栄養療法におけるマグネシウムの中心的役割について語りました。栄養のバランスが崩れがちな現代において、マグネシウムがどのように健康を支えるのか、その重要性が強調されたことでしょう。
-
飯塚浩先生(メディカルストレスケア飯塚クリニック院長、本研究会会長)は、「ビタミン・ミネラル代謝を束ねるマグネシウム——生命進化史が示す再接続の医学」という特別講演を行いました。生命の進化の歴史をひもときながら、マグネシウムがいかに生命活動の根源に深く関わり、他のビタミンやミネラルとの連携において中心的な役割を果たすかを、壮大な視点から解説したことでしょう。この講演は、現代医療が見落としがちな、生命本来のつながりを再認識させるものだったに違いありません。
- 鎌田貴俊氏(オーガニックサイエンス株式会社 代表)は、「私を救ったマグネシウム——世界の最新トレンドと、本研究会設立の背景・展望」と題し、ご自身の体験談を交えながら、マグネシウムが世界でどのように注目され、どのような最新の研究トレンドがあるのか、そしてこの研究会がどのような未来を描いているのかを情熱的に語ったことでしょう。

- 横田邦信先生(東京慈恵会医科大学 客員教授)は、「マグネシウム臨床研究30余年——軌跡と見えてきた希望」というテーマで、長年にわたるマグネシウムの臨床研究の成果や、そこから見えてきた医療現場での希望について語りました。長年の経験に裏打ちされた知見は、参加者に大きな示唆を与えたことでしょう。
これらの講演後には、活発なディスカッションと質疑応答が行われ、参加者たちはマグネシウムに関する理解を深め、その臨床的価値を再認識する貴重な機会となりました。
会長からのメッセージ:生命が健やかに生きる環境を整える医療へ
研究会会長の飯塚浩先生は、「病気にならない心と体を考える上で、マグネシウムは不可欠な栄養素です。しかし、医療現場におけるその認識は、依然として十分とは言えません。」と語っています。そして、「医療の未来は、単に病を治すだけでなく、“生命が健やかに生きる環境”を整えるものへと進化しています。」と、研究会が目指す大きなビジョンを示しました。
この言葉は、病気で困っている私たちに、ただ症状を抑えるだけでなく、根本から健康を取り戻すことの重要性を教えてくれます。研究会は、様々な分野の専門家が協力し、最新の研究成果と臨床現場を結びつけることで、マグネシウムの真の価値を社会に広く伝えていくことを使命としています。
病気で困っているあなたへ
もしあなたが、原因不明の不調や、なかなか改善しない症状に悩んでいるなら、もしかしたら「マグネシウム」が、あなたの心と体のバランスを取り戻すための大切なピースになるかもしれません。
もちろん、マグネシウムを摂取するだけで全ての病気が治るわけではありませんし、自己判断での過剰摂取は危険な場合もあります。しかし、この「臨床Mgウェルビーイング研究会」が、マグネシウムの科学的根拠に基づいた情報を発信し、医療現場での活用を推進することで、きっと多くの人々の健康とウェルビーイングに貢献してくれることでしょう。
あなたの不調が、マグネシウムという「見えない主役」からのメッセージかもしれません。この研究会の活動が、あなたの健康を取り戻すための一助となることを心から願っています。
臨床Mgウェルビーイング研究会 公式サイト
この研究会の今後の活動に注目し、あなたのウェルビーイングな未来のために、マグネシウムの情報をぜひチェックしてみてください。
