2026年への期待度と不安要素
2026年への期待度については、全体でポジティブな層が45.3%と一定の前向きさがある一方で、「どちらともいえない」が37.8%と最多であり、期待はあるものの確信には至っていない状況が伺えます。

不安に思う事柄としては、「物価高」(48.4%)と「自分の健康」(47.7%)が他の項目を大きく引き離し、二大要因となっています。特に物価高への不安は「収入や資産価値の低下」への不安を上回っており、日々の支出増加が購買判断に影響を与える可能性が示唆されます。
女性においては、10代から20代の時点で「自分の健康」(38.2%)が「物価高」(41.2%)と拮抗しており、早期から健康への不安が高いことが特徴です。その後も30代(49.0%)、40代(50.0%)、50代(49.0%)と高水準が続き、女性の健康不安は若年層から長く続く傾向が見られます。

消費の考え方とお金を使いたい項目
2026年の消費の考え方では、全体で「価格寄り」(品質よりも価格を重視する傾向)が56.1%と半数を超え、節約志向がベースになることが予想されます。一方で、女性70代では「品質寄り」が61.0%と高く、値上げを気にしつつも慣れたものや安心できるものを重視する傾向が見受けられます。

お金を使いたい項目では、「食料品・飲料」(31.9%)と「旅行」(31.1%)が上位を占め、生活必需品と「体験」への支出意欲が共存しています。また、「預貯金」(20.7%)や「投資」(18.6%)も一定割合を占め、「使う」と「備える」という両面での意識が強いことが特徴です。
特に男性30代では「投資」が36.0%と最多であり、現役の中核世代における資産形成への関心が高いことが示されています。若年層、特に10代から20代の女性では「趣味・推し活」(38.2%)や「衣類・ファッション」(39.7%)への支出意欲が突出しており、自己表現を重視する傾向が見られます。

IT機器と生成AIの利用動向
現在利用しているIT機器と2026年に利用したいIT機器を比較すると、「スマートフォン」や「ノートPC」は利用希望が低下しており、汎用デバイスに時間を取られたくないという意向が伺えます。一方で、「Nintendo Switch 2」の利用意向は上昇しており、娯楽は専用機で楽しみたいというニーズが見て取れます。


生成AIの利用状況では、全体で「Chat GPT」が28.1%から29.2%へ、「Gemini」が16.5%から17.7%へ、「Microsoft 365 Copilot」が5.9%から7.9%へと、主要なツールの利用意向が微増しています。
女性10代から20代では「Chat GPT」が52.7%と依然として中心的な存在ですが、2026年に向けて「Microsoft 365 Copilot」など周辺ツールへの関心も広がっています。男性シニア層(60代・70代)でも「Chat GPT」の利用意向が上昇しており、年齢層を問わず生成AIへの関心が高まっている傾向が見られます。


情報収集源の動向
普段の情報収集源は「テレビ番組/テレビCM」が63.5%で最多ですが、2026年に活用したい情報収集源としては49.2%へと大幅に縮小する傾向が見られます。特に「インターネット上の広告」も32.2%から19.5%へと減少しており、情報摂取の抑制ムードが強まっていると考えられます。
一方で、「ニュースサイト・ニュースアプリ」は41.9%から39.7%と下げ幅が小さく、短時間で要点を掴める媒体は今後も利用され続ける可能性が高いと言えます。


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