花粉症でつらいあなたへ!「痛くない鼻うがい」で快適な春を取り戻そう!

毎年この時期になると、憂鬱な気分になる方も多いのではないでしょうか。そう、花粉症の季節が今年も本格的にやってきましたね!特にスギ花粉は2月中旬頃から飛散が始まり、3月上旬にはピークを迎えることが多いと言われています。今年は例年よりも早くから症状が出ている人もいるようで、「もうすでに鼻水が止まらない…」「鼻が詰まって夜も眠れない…」「喉がイガイガして咳が出る…」「目がかゆくてたまらない…」と、つらい日々を過ごしている方も少なくないはずです。

そんな花粉症のつらい症状に悩むあなたに、ぜひ試してほしい強い味方があります。それが「鼻うがい」です!「鼻うがいって、ツーンとして痛そう…」そう思われる方もいるかもしれません。でも大丈夫!実は、ちょっとした工夫で「痛くない鼻うがい」ができるんです。今回は、堀田修医師の著書『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』から、痛くない鼻うがいの基本と、つらい花粉シーズンを少しでもラクに乗り切るためのポイントを、たっぷりご紹介していきます。

杉の枝と花粉を背景に、「つらい花粉症に効く!」「痛くない鼻うがい」というキャッチコピーが表示されています。

「痛くない鼻うがい」ってどういうこと?

鼻うがいの目的は、鼻腔全体を洗浄すること。鼻の中に溜まった花粉やほこり、ウイルスなどの粉塵やアレルゲンを洗い流して、鼻をスッキリさせることなんです。でも、水道水で鼻うがいをすると、ツーンとした痛みを感じますよね。これは、水と体液の「浸透圧」の違いが原因なんです。

人間の体液と水の浸透圧が異なると、細胞が刺激されて痛みを感じてしまいます。そこで登場するのが「生理食塩水」です!生理食塩水は人間の体液とほぼ同じ浸透圧なので、鼻うがいをしてもツーンとした刺激を感じにくいんです。これなら、痛みを感じることなく快適に鼻うがいができますね。

生理食塩水の簡単な作り方

生理食塩水は、実はご家庭でも簡単に作ることができます。必要なのは水と食塩だけ!

  • 水1000cc(1リットル)に対して、食塩9g

これだけです。計量スプーンなどを使って正確に測ることが大切です。食塩は、家庭にある食卓塩で問題ありません。ただし、使う水にはちょっとしたポイントがあります。

残留塩素が含まれている水道水ではなく、蒸留水や精製水を使うのが理想的です。もし手に入りにくい場合は、コンビニエンスストアやスーパーなどで購入できるミネラルウォーターでも代用できますよ。

鼻うがいに使う道具、どう選ぶ?

鼻うがいを始めるには、専用の洗浄器具があると便利です。薬局やドラッグストアには、さまざまなタイプの鼻うがい器具が市販されています。

  • 代表的な市販品

    • 「サイナス・リンス」(ニールメッド社)

    • 「ナサリン」(エントリージャパン社)

    • 「ハナノア」(小林製薬)

    • 「ハナクリーン」(東京鼻科学研究所)

これらは使いやすさや洗浄液の出方などに工夫が凝らされており、初めての方でも安心して使えるでしょう。もちろん、それぞれの器具には特徴があるので、実際に手に取ってご自身に合ったものを選ぶのがおすすめです。

コストを抑えたいなら?

「まずは気軽に試してみたい」「コストを抑えたい」という方には、100円ショップなどで手に入るサラダドレッシング用のディスペンサーも十分活用できます。専用器具でなくても、生理食塩水を鼻に注入できればOKなので、ぜひ探してみてください。

洗浄液を作る手間を省くには?

毎回、食塩の量を測って生理食塩水を作るのが面倒…という方には、各メーカーから販売されている小分けの粉末洗浄液がおすすめです。これは水に溶かすだけで、簡単に1回分の洗浄液が作れる優れもの。

  • 主な粉末洗浄液

    • 「サイナス・リンスリフィル」(塩化ナトリウムと重曹を含有)

    • 「ナサリン鼻うがい専用精製塩」(塩化ナトリウムのみ含有)

    • 「サーレS」(塩化ナトリウム、メントール、ペパーミント含有)

これらの粉末は、メーカー専用として売られていますが、水に溶かせばどの器具にも転用可能です。メントールやペパーミントが含まれているものは、鼻がスーッとしてより爽快感を感じられるかもしれませんね。ご自身の好みや、求める使用感に合わせて選んでみてください。

涙を流している人物が目薬をさそうとしているイラストです。目の不調やケア、または感情的な状況を示唆しています。

さあ、実践!「痛くない鼻うがい」のやり方

道具も生理食塩水も準備できたら、いよいよ鼻うがいの実践です!

まずは温度に注意!

洗浄に使う生理食塩水は、人肌くらいの温度に温めると、より刺激が少なく、快適に鼻うがいができます。冷たい水を使うと、やはりツーンと感じやすいので、少し温めてから使うのがポイントです。

鼻うがいの方法

鼻うがいには、主に2つの方法があります。

  1. 一方の鼻から入れて、もう一方の鼻から洗浄水を出す方法
    この方法が一般的に主流とされています。器具を使って片方の鼻の穴から生理食塩水を注入し、反対側の鼻の穴から排出させます。慣れるまでは少しコツが必要かもしれませんが、比較的簡単に行えます。

  2. 一方の鼻から洗浄水を入れて、口から出す方法
    こちらは少し上級者向けかもしれません。片方の鼻から生理食塩水を注入し、鼻の奥を通って口から排出させる方法です。喉の奥までしっかり洗浄したい場合に有効ですが、最初はむせてしまうこともあるので、無理せず少しずつ試してみましょう。

どちらの方法を選ぶにしても、ゆっくりと、呼吸を止めながら行うのがポイントです。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえばとても簡単ですよ!

花粉症だけじゃない!風邪予防にも期待できる鼻うがい

鼻うがいは、花粉症対策だけでなく、実は風邪予防にも効果が期待できるんです!堀田修医師は、鼻うがいが新型コロナウイルス感染症の予防にも効果があるのではないかと考え、「鼻うがいチャレンジ」という啓発活動も行っています。

ぜひこちらのページもチェックしてみてくださいね。

鼻の奥にある「上咽頭」という部分は、風邪の原因となるウイルスや細菌が付着しやすい場所です。鼻うがいによって上咽頭の炎症を抑えることができれば、風邪の予防にもつながると考えられています。花粉症の時期だけでなく、一年を通して鼻うがいを習慣にすることで、健康な毎日を送る手助けになるかもしれませんね。

「万病のもと」とされる慢性上咽頭炎とは?

ここで、今回ご紹介している鼻うがいについて詳しく解説している書籍の著者、堀田修医師についてご紹介しましょう。

眼鏡をかけた中年の男性が、医療用スクラブを着て手を広げて話している。背景のモニターには、細胞らしきカラフルな画像が映し出されており、専門的な説明をしている様子がうかがえる。

堀田修医師は1957年生まれ、愛知県出身の医学博士です。医療法人モクシン堀田修クリニックの院長を務める傍ら、認定NPO法人日本病巣疾患研究会理事長やIgA腎症根治治療ネットワーク代表、日本腎臓学会評議員としてもご活躍されています。2001年には、IgA腎症の根治治療である扁摘パルス療法を米国医学誌に発表するなど、医療の発展に大きく貢献されてきました。

現在も、扁桃や上咽頭、歯などの病巣感染(炎症)が引き起こすさまざまな疾患の臨床と研究を行っています。

堀田医師は、鼻の奥にある「上咽頭」という部分の慢性的な炎症「慢性上咽頭炎」が、実は多くのつらい不調の原因になっていると考えています。この慢性上咽頭炎が引き起こす症状は、実に多岐にわたります。例えば、以下のような症状に心当たりはありませんか?

  • 頭痛

  • 慢性疲労

  • めまい

  • 耳鳴り

  • 慢性肩こり

  • 喘息・鼻炎

  • 自律神経失調症

これらはすべて、慢性上咽頭炎と関連があると言われている症状の一部です。もし、あなたが長年原因不明の不調に悩まされているなら、もしかしたらこの慢性上咽頭炎が関係しているのかもしれません。鼻うがいも、この上咽頭のケアに役立つ可能性があります。

堀田医師の著書で深く学ぶ

慢性上咽頭炎について、もっと詳しく知りたい、自分でできる治し方について学びたいという方には、堀田修医師の著書『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』が大変おすすめです。

堀田修医師による「慢性上咽頭炎を治しなさい」という書籍の表紙。頭痛、疲労、めまいなど様々な不調の原因とされる上咽頭炎の根治法を7つ紹介する健康書です。

この本では、慢性上咽頭炎がなぜ「万病のもと」と言われるのか、そして自分でできるセルフケアの方法まで、分かりやすく解説されています。具体的な書籍情報は以下の通りです。

  • タイトル:つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい

  • 著者:堀田 修

  • ページ数:208ページ

  • 価格:1,320円(10%税込)

  • 発行日:2018年2月17日

  • ISBN:978-4-86667-026-3

本書の内容を少しだけご紹介

目次を見ると、この本がどれだけ多くの情報を含んでいるかが分かります。

  • 「慢性上咽頭炎」関連症状一覧

  • 「慢性上咽頭炎」セルフチェック

  • 第1章 慢性上咽頭炎を治したら、つらい不調がなくなった

  • 第2章 自分でもできる慢性上咽頭炎の治し方

  • 第3章 なぜ、上咽頭をこすると慢性上咽頭炎が治るのか

  • 第4章 慢性上咽頭炎は「万病のもと」

  • 慢性上咽頭炎治療医療機関一覧

「セルフチェック」や「自分でもできる慢性上咽頭炎の治し方」など、具体的なアクションにつながる内容が満載です。長年の不調に悩む方にとって、きっと希望の光となる一冊でしょう。

本書は以下のサイトから詳細を確認したり、購入したりできます。

まとめ

つらい花粉症の時期、鼻水や鼻づまり、喉のイガイガ、目のかゆみに加えて、慢性的な不調に悩まされている方もいるかもしれません。そんなあなたに、ぜひ「痛くない鼻うがい」を試してみてほしいです。生理食塩水を使えば、ツーンとすることなく、快適に鼻の奥まできれいに洗浄できます。

花粉やアレルゲンを洗い流すだけでなく、風邪予防にもつながる鼻うがい。堀田修医師の著書『つらい不調が続いたら慢性上咽頭炎を治しなさい』も参考にしながら、ご自身の体と向き合い、ケアしていくことで、きっと毎日が少しでも快適になるはずです。

この春こそ、鼻うがいを始めて、つらい症状に負けない、スッキリとした毎日を手に入れましょう!