症状があっても約94%が受診しない現実
調査結果によると、男性更年期障害の症状を感じたことがある人は全体の約65%に上りました。しかし、実際に症状があるときに「すぐに医療機関を受診する」と答えた人は、わずか約6%。つまり、症状を感じている男性の約94%が、すぐに病院へ行かずに様子を見たり、受診しなかったりしているのです。

この数字は、多くの男性が体の不調を感じながらも、一人で抱え込んでいることを示しています。特に、働き盛りの30代から50代の世代では、「少し様子を見てから受診する」という回答が最も多く、日々の忙しさも受診をためらう一因になっているのかもしれません。
受診をためらう理由って?
では、なぜ多くの男性は症状を感じてもすぐに受診しないのでしょうか。その大きな理由として、回答者の42.0%が「どの診療科に行けばいいかわからない」と答えています。他にも「費用が不安」(22.3%)、「恥ずかしい」(13.3%)といった声も聞かれました。

「どこに行けばいいか分からない」というのは、とても大きなハードルですよね。男性更年期障害は、泌尿器科、内科、内分泌内科などで相談できることが多いので、覚えておくと良いでしょう。
男性更年期障害ってどんな病気?
男性更年期障害(LOH症候群)は、年齢とともに男性ホルモン(テストステロン)が減ることで、心と体に様々な不調が現れる状態を指します。主な症状には、こんなものがあります。
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強い疲労感や倦怠感
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性欲の低下や勃起機能の低下(ED)
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気分の落ち込み、やる気のなさ
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イライラしやすくなる、感情の起伏が激しくなる
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集中力や記憶力の低下
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寝つきが悪い、睡眠の質が悪い
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筋力の低下、体力の減退
これらの症状は、「歳のせい」「仕事の疲れかな」と見過ごされがちですが、放っておくと生活や仕事に大きな影響を与えることもあります。テストステロンは20代から少しずつ減っていきますが、症状が出るタイミングは人それぞれです。もし心当たりのある症状があれば、早めに医療機関に相談することが大切です。
認知度は上がっているけれど…
今回の調査では、「男性更年期障害という病気を知っている」と答えた人が全体の約63%に達し、病名自体の認知度は上がっていることがわかりました。特に年代が上がるにつれて認知度も高くなる傾向が見られます。

しかし、この病気と生活習慣病との関連については、まだ半数近くの人が知らないという結果が出ています。「男性更年期障害と生活習慣病の関連を知っている」と答えたのは約55%にとどまりました。

この「関連」が十分に理解されていないことが、受診の遅れや病気の悪化につながる可能性も指摘されています。
男性更年期障害と生活習慣病の意外な関係
男性ホルモンであるテストステロンは、実は私たちの全身の健康に深く関わっています。筋肉量の維持、脂質の代謝、血糖値のコントロール、血管の働きなど、その役割は多岐にわたります。テストステロンが低下すると、体にはこんな変化が起こりやすくなるんです。
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内臓脂肪が増えやすくなる
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インスリンの効きが悪くなる(インスリン抵抗性の上昇)
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血糖値が上がりやすくなる
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動脈硬化が進みやすくなる
これらは、糖尿病、高血圧、脂質異常症といった生活習慣病のリスクを高める要因となります。つまり、男性更年期障害は、単なる加齢による不調ではなく、将来の生活習慣病の「入り口」になるかもしれない、という大切なサインでもあるのです。
生活習慣病が進むと、血管や神経がダメージを受け、勃起障害(ED)や慢性的な疲労、集中力の低下といった男性更年期障害の症状をさらに悪化させる悪循環に陥ることもあります。だからこそ、男性更年期障害の症状に早めに気づき、生活習慣を見直したり、適切な治療を受けたりすることが、将来の健康を守るためにとても重要なんです。
国も注目!重要な社会課題としての男性更年期障害
男性更年期障害は、個人の体調不良にとどまらず、社会全体にとっても大きな健康課題として注目され始めています。
例えば、日本メンズヘルス医学会では、男性特有の病気や健康リスクについて研究し、男性の健康増進のための啓発活動を行っています。さらに、2025年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針2025)」では、性差に由来する健康課題の具体例として、なんと「男性更年期障害」が初めて明記されました。
これは、「歳のせい」とされてきた男性更年期障害が、国として正式に社会課題と位置づけられた、画期的な一歩と言えるでしょう。経済産業省関連の政府検討会資料では、男性特有の健康課題による労働損失などが年間約1.2兆円にも上ると推計されており、その多くが更年期症状を含む健康問題が背景にあるとされています。このことから、社会全体で働き方を見直したり、医療機関への受診を促したりすることの必要性が強く指摘されているんです。
今後、厚生労働省を中心に、男性更年期障害の実態把握やメカニズム解明のための調査・研究が本格化し、早期発見や受診を促す啓発活動が強化される予定です。企業にも、従業員が気軽に相談できる環境を整えたり、男性更年期障害への理解を深めたりする「健康経営」の取り組みが求められており、国、自治体、企業が協力し合うことで、男性の健康がもっとサポートされる社会になっていくことでしょう。
症状に気づいたら、一人で悩まず早めに受診を!
「もしかして?」と感じる症状があっても、多くの男性が「もう少し様子を見よう」と考えてしまいがちです。しかし、男性更年期障害は放置すると生活習慣病のリスクを高める可能性があり、健康寿命にも影響を与えかねません。

調査結果でも、男性更年期障害の症状を感じたことがある人は全体の約65%と、決して少なくありません。特に30代〜50代といった働き盛りの世代で症状を感じる人が多くなる傾向が見られます。

症状があるにもかかわらず、すぐに受診しない人が多いのは、やはり「どの診療科に行けばいいかわからない」という不安が大きな理由の一つでしょう。しかし、男性更年期障害は泌尿器科、内科、内分泌内科などで相談できます。
もしあなたが男性更年期障害の症状を感じているなら、一人で抱え込まず、ぜひ早めに医療機関を受診してください。専門の医師に相談することで、適切な診断と治療を受けることができ、心身の不調が改善され、より快適な毎日を送れるようになるかもしれません。
どこに相談すればいいの?
イーヘルスクリニック新宿院では、男性更年期障害の症状やあなたの生活スタイルに合わせて、薬物療法や食事療法など、様々な治療法を提案しています。医師、看護師、管理栄養士がチームになって、あなたの男性更年期障害の改善をサポートしてくれるでしょう。詳しい情報はこちらのページで確認できます。

イーヘルスクリニック新宿院は、内科、泌尿器科、腎臓内科を中心に、アレルギー(花粉症)、性感染症、肥満外来(医療ダイエット)、ビタミン点滴、幹細胞上清液、エクソソーム療法など、幅広い診療を行っているクリニックです。男性更年期障害だけでなく、EDや生活習慣病など、働く世代の健康課題を総合的にサポートしてくれます。
ホルモン評価や基礎疾患の確認を行い、一人ひとりの症状に合わせた治療方針を提案してくれるので、気になる症状がある方は、ぜひ一度相談してみてはいかがでしょうか。
クリニック情報
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クリニック名:イーヘルスクリニック新宿院
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所在地:東京都新宿区新宿2丁目6-4 新宿通東洋ビル3F
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電話番号:03-5315-0514
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公式Webサイト:https://ehealthclinic.jp/
男性更年期障害は、決して特別な病気ではありません。多くの男性が経験する可能性のある、そして適切なケアで改善が期待できる症状です。あなたの心と体の健康のために、少しでも気になることがあれば、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。それが、未来の健康を守るための大切な第一歩となるはずです。
関連リンク
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日本メンズヘルス医学会: https://jsmh.jp/
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経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針2025): https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2025/decision0613.html
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経済産業省関連の政府検討会資料: https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/health_management/pdf/003_02_00.pdf
