歯周病で悩んでいませんか?歯を「抜かずに残す」新たな希望の光
「歯周病」と聞くと、多くの人が「自分には関係ない」と思うかもしれません。しかし、実は日本の成人の約8割が歯周病にかかっていると言われています。歯周病は、歯を失う原因の第1位。進行すると、大切な歯を抜かなければならなくなることもあり、食事の楽しみが減ったり、会話がしにくくなったりと、日々の生活の質(QOL)に大きく影響してしまいます。
「もう歯を抜くしかないのかな…」そんな不安を抱えているあなたに、新しい希望のニュースが届きました。
学校法人福岡学園 福岡歯科大学と、水素機器専門メーカーである株式会社SUISO JAPAN(ブランド名:Suilive)が、共同で「水素ガスを活用した歯周組織再生療法」に関する研究を開始したのです。この研究は、歯を「抜く」治療から「再生して残す」治療へと転換することを目指す、画期的な取り組みです。水素ガスを直接溶存させる専用機器を用いた歯周組織再生研究としては、世界初の挑戦となります。
なぜ今、「水素」が歯周病治療に注目されているの?
現在の歯周病治療には、いくつか課題が残されています。
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治療後の回復に時間がかかることがある
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歯周組織の再生結果に個人差が出やすい
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重症になると、どうしても歯を残すのが難しいケースがある
そこで注目されたのが、近年医療分野で研究が進められている「水素ガス」です。水素は、私たちの体の中で次のような素晴らしい働きをしてくれると言われています。
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高い拡散性:体の隅々まで素早く行き渡る
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優れた安全性:副作用のリスクが低い
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抗酸化作用:体のサビつきを防ぎ、細胞を守る
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抗炎症作用:炎症を抑え、痛みを和らげる
これらの特性から、水素は再生医療や脳・心血管領域など、さまざまな医療分野での応用が期待されています。今回の共同研究は、この水素の力を、これまで本格的に活用されてこなかった歯科領域、特に歯周病治療に応用しようという大きな挑戦なのです。
共同研究の3つのすごいポイント!
この新しい共同研究には、歯周病で悩む方にとって、特に期待できる3つのポイントがあります。
1. 「傷の治り方」そのものを根本から変える
歯周病は、歯ぐきの炎症や骨の破壊が起こる病気です。水素ガスには、炎症を抑えたり、体内の酸化ストレスを軽減したりする作用があるため、歯周組織が傷ついた後の治癒プロセスを、体の内側から最適化してくれる可能性があります。これにより、より早く、よりきれいに組織が回復することが期待されます。
2. 既存治療との「掛け算」で相乗効果を狙う
現在、歯周病の再生療法には「FGF-2(リグロス®)」のような薬剤が使われています。この共同研究では、既存の再生療法に水素ガスを組み合わせることで、それぞれの良い点を「掛け算」のように引き出し、再生のスピードや成功率をさらに高めることを目指しています。まるで、より強力な治療法が生まれるようなイメージですね。
3. 「歯を残す確率」をグッと引き上げる
重度の歯周病になると、残念ながら抜歯を勧められるケースも少なくありません。しかし、水素ガスと再生医療を組み合わせることで、これまで歯の保存が難しかった重症の歯周病においても、歯を残せる可能性が広がると期待されています。これにより、患者さんは抜歯という選択肢を避け、ご自身の歯で長く快適な生活を送れるようになるかもしれません。
研究者の熱い想い:福岡歯科大学 吉永教授のコメント
この革新的な研究の陣頭指揮を執るのは、福岡歯科大学 口腔治療学講座 歯周病学分野 教授の吉永泰周先生です。吉永先生は、歯周病専門医であり、歯科保存専門医でもあります。日本歯周病学会の理事・評議員も務める、この分野の第一人者です。
吉永先生は、今回の産学連携について次のようにコメントしています。
「この度、企業との産学連携により、水素ガスを活用した革新的な歯周組織再生療法の開発に着手いたします。
水素ガスは、その高い拡散性と安全性から次世代医療として注目されています。本研究では、この特性を歯科領域に応用し、複雑な構造をもつ歯周組織の創傷治癒における有効性を検証してまいります。
これまで取り組んでまいりましたFGF-2(リグロス®)による再生療法に、水素ガスという新たなアプローチを融合することで、術後の早期治癒と、より確実な組織再生の実現を目指します。
一本でも多くの歯を守り、国民の健康寿命の延伸に貢献するため、着実にエビデンス構築に取り組んでまいります。」
吉永先生の言葉からは、一本でも多くの歯を守り、人々の健康寿命を延ばしたいという強い情熱が伝わってきますね。
研究を支える技術:SUISO JAPANの取り組み
今回の共同研究を技術面で支えるのは、水素機器専門メーカーの株式会社SUISO JAPANです。同社は、水素吸入器メーカーとして国内で初めてISO13485認証(医療機器品質マネジメントシステムの国際規格)を取得しており、高い品質管理体制のもとで製品開発を行っています。

SUISO JAPANの代表取締役である稲石陽氏は、今回の研究のために、バイオ液に水素ガスを直接溶存させる専用機器を開発しました。これにより、高い水素濃度を維持したまま、スピーディーな研究が可能になったとのことです。
稲石代表は、「歯科領域においても、一つひとつの分野で科学的根拠を積み重ねながら、水素医学の確立に貢献してまいります」と語っています。SUISO JAPANは、水素技術を軸に医療・ウェルネス・予防の各領域を横断する「次世代ソリューション」の開発を推進しており、今回の研究はその中でも特に重要な一歩と位置づけられています。
私たちが目指す未来:「歯周病=抜歯」からの脱却、そして健康寿命の延伸へ
この研究が実用化されれば、私たちの歯科医療に対する常識が大きく変わるかもしれません。
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「歯周病になったら、いずれ歯を抜かなければならない」というこれまでの考え方が、「歯周病になっても、歯を再生して残せる可能性がある」という希望に変わるでしょう。
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高齢化が進む社会において、ご自身の歯で美味しく食事をしたり、笑顔で会話を楽しんだりすることは、健康寿命の延伸に大きく貢献します。
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歯を失うことによる医療費の負担や、患者さんの生活の質の低下を防ぐことにもつながるはずです。
今後のステップと、希望に満ちた未来
この共同研究は、すぐに治療として受けられるようになるわけではありません。まずは、基礎的なデータをしっかりと取得し、その上で水素ガスの有効性や安全性を確立していく必要があります。そして、最終的には臨床応用へと展開し、歯科医院での実用化を目指していくとのことです。
将来的には、「再生できる歯科医療」が標準的な治療法の一つとなることで、多くの歯周病で困っている人々にとって、明るい未来が開かれることでしょう。一本でも多くの歯を残し、皆さんの笑顔と健康を支えるために、この研究の進展に期待しましょう!
株式会社SUISO JAPANの公式サイトはこちら:
