「トークラボKIBIT」とは?

「トークラボKIBIT」は、AIが会話を解析することで「あたまの健康度」を判定するユニークなWebアプリケーションサービスです。この「あたまの健康度」とは、AIが会話中の文脈的つながりや語彙の多様性を解析し、記憶力、言語理解力、情報処理能力といった要素を総合的な指標としてスコア化したものです。ただし、これは疾病の診断を目的としたものではなく、あくまで個人の健康状態を把握するための一助となるツールです。

トークラボKIBITのしくみ

このアプリケーションは、FRONTEOが独自に開発した特化型AI「KIBIT(キビット)」の自然言語処理技術を基盤としています。自然な会話の中から単語や文章の関係性、特徴を解析し、その結果を即座に提示します。さらに、判定結果に基づいてユーザーに行動変容を促すメッセージや、生活習慣の改善につながる情報も提供してくれるため、日々の健康管理に役立てることができます。

実証実験で確認された有用性

朝日生命、塩野義製薬、FRONTEOの3社は、「介護・認知症エコシステム」における「トークラボKIBIT」の活用を見据え、2025年9月から3カ月間にわたる実証実験を実施しました。この実験では、朝日生命の営業職員が契約者との面談時に「トークラボKIBIT」を活用し、サービスの案内や利用促進活動を通じて、契約者に対する総合的なアセスメント効果を検証しました。

その結果、「トークラボKIBIT」の有用性、そして顧客への提供価値向上への寄与が明確に確認されました。この成功が、今回の本格導入決定へとつながったのです。

本格導入がもたらす未来と各社の取り組み

朝日生命への「トークラボKIBIT」本格導入は、単なるサービス提供に留まらず、生活者の健康意識向上、生活習慣の改善、健康寿命の延伸、そして全体的なQOL(生活の質)向上に大きく貢献する可能性を秘めています。FRONTEOは今後も「トークラボKIBIT」の社会実装を積極的に進めていくことで、より多くの人々が「あたまの健康」を意識し、より豊かな生活を送れるよう支援していくことでしょう。

「トークラボKIBIT」の利便性と技術

「トークラボKIBIT」の大きな特徴は、その手軽さと高度な技術にあります。スマートフォンで即時に利用可能で、アプリのダウンロードは不要。AIとの会話を通じて、わずか5~10分で「あたまの健康度」を即時判定できます。特別な機器は必要なく、自分のスマートフォンで気軽にセルフチェックができるため、テストのようなプレッシャーを感じることなく利用できるのが魅力です。

トークラボKIBITの特徵

さらに、このサービスはライフサイエンスに特化した信頼性の高い解析技術を活用しており、日本および米国で9件の特許を取得しています。これにより、ユーザーは安心して自身の健康状態をチェックできるのです。より詳しい情報や利用イメージは、「トークラボKIBIT」のウェブサイト、または紹介動画で確認できます。

ご利用イメージ

朝日生命保険相互会社の取り組み

朝日生命保険相互会社は、「一人ひとりの“生きる”を支え続ける」という基本理念のもと、高齢者の健康を多角的にサポートする「介護・認知症エコシステム」の構築に力を入れています。疾病予防から早期発見、発症後のフォロー、さらには家族のケアまで、包括的な支援を通じて、顧客の豊かな人生を支えることを目指しています。今回の「トークラボKIBIT」導入も、このエコシステムを強化する重要な施策の一つです。

塩野義製薬株式会社の取り組み

塩野義製薬株式会社は、「健やかで豊かな人生への貢献」をマテリアリティ(重要課題)として掲げています。特にアンメットメディカルニーズが高い精神・神経系疾患に対して、早期診断・治療につながるソリューションを世界中の患者に届けるべく、最先端技術の活用や外部パートナーとの連携を強化しています。FRONTEOとの共同開発も、このような取り組みの一環であり、患者とその家族のQOL向上に貢献することを目指しています。

株式会社FRONTEOの取り組み

株式会社FRONTEOは、自社開発の特化型AI「KIBIT」を通じて、社会課題と向き合う専門家の判断を支援し、イノベーションを創出しています。KIBIT独自の自然言語処理技術(日米欧特許取得)は、汎用型AIとは異なり、教師データの量やコンピューティングパワーに依存せず、高速かつ高精度な解析を可能にします。さらに、解析した情報をマップ化(構造を可視化)する特許技術を活用することで、KIBITが専門家のインサイトにダイレクトに働きかけ、創薬の仮説生成や標的探索などにも活用されています。

FRONTEOのAIプラットフォーム

FRONTEOは、「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さないソリューションを提供し、情報社会のフェアネスを実現する」という理念のもと、以下の各事業分野で社会実装を推進しています。

まとめ

FRONTEOと塩野義製薬が培ってきたAI技術と、朝日生命の「介護・認知症エコシステム」への強いコミットメントが融合することで、「トークラボKIBIT」は多くの人々の「あたまの健康」をサポートする強力なツールとなるでしょう。今回の本格導入は、AI技術が人々の日常に溶け込み、より質の高い生活を実現する未来への希望を感じさせるものです。今後も、このような革新的な取り組みが社会全体に広がり、健康寿命の延伸とQOL向上に貢献していくことが期待されます。