更年期症状、どれくらい知ってる?

まず、更年期に起こりうる症状について、みんながどのくらい知っているのかを尋ねたところ、意外な結果が見えてきました。

更年期症状の認知度を示す円グラフ

「あまり知らない」と答えた人が33.4%で最も多く、次いで「ほとんど知らない」が29.0%。これらを合わせると、なんと6割以上の人が更年期の症状について「あまり知らない」または「ほとんど知らない」と感じていることがわかりました。

一方で、「ある程度知っている」が31.8%、「よく知っている」が5.8%。つまり、3人に1人くらいは「ある程度は知っている」という状況です。

この結果から、更年期の不調は誰にでも起こりうる身近なテーマであるにもかかわらず、その認知度はまだ十分ではない、という現実が浮き彫りになったと言えるでしょう。私たちはもっと、更年期について知る機会が必要なのかもしれませんね。もし今、あなたが更年期について漠然とした不安を抱えているなら、それは決して特別なことではありません。多くの人が、同じように「まだよく知らない」と感じているのですから。

症状を知ったきっかけは?自分自身の体調変化が最多

では、更年期の症状について知っている人たちは、何をきっかけにその知識を得たのでしょうか?

更年期症状を知ったきっかけを示す棒グラフ

最も多かったのは「自分自身の体調変化」で45.7%。やっぱり、自分の体にいつもと違う変化が起きて「これって何だろう?」と調べて初めて、更年期という言葉や症状にたどり着くケースが多いようです。急な発汗や、これまで感じたことのないイライラに戸惑い、インターネットで検索したり、本を読んだりして、初めて「更年期かも」と気づく人も少なくないでしょう。

次いで多かったのが「テレビ・新聞・雑誌」で45.2%と、ほぼ同率。メディアからの情報も、更年期を知る上で大きな役割を果たしていることがわかります。特集記事や番組を見て、「これって私のことだ!」と感じる人も多いかもしれません。

「インターネット・SNS」も31.9%と3人に1人以上が利用していて、現代の情報収集源として欠かせない存在ですね。匿名で情報を得やすいSNSは、なかなか人に相談しにくいテーマだからこそ活用されているのかもしれません。「友人・知人との会話」も25.0%と、身近な人との情報交換も大切なきっかけになっているようです。同じ年代の友人との何気ない会話から、「私もそうかも」と気づくこともあるでしょう。

一方で、「病院・医師」をきっかけに知った人は5.9%にとどまっています。これは、医療機関を通じて更年期について知る人が、まだまだ少数派であることを示していると言えるでしょう。自分の体調変化を感じてから、あるいはメディアで情報を得てから、病院に行くという流れが多いのかもしれませんね。まずは自分で情報を探す、という行動が多いことが伺えます。

みんな経験してる?更年期の不調

では、実際に更年期の不調を経験した人はどれくらいいるのでしょうか?「私だけがこんなに辛いのかな?」と感じているあなたにとって、もしかしたら心強い結果かもしれません。

更年期の不調の経験の有無を示す円グラフ

驚くことに、更年期の症状について知っている人のうち、なんと65.4%もの人が、自分自身、または家族やパートナーが更年期の不調を「経験したことがある」と回答しました。具体的には、「自分自身が経験した」が33.5%、「家族・パートナーが経験した」が22.3%、「自分自身も家族・パートナーも経験した」が9.6%という内訳です。

「経験したことはない」と答えた人は34.6%でした。

この結果からわかるのは、更年期の不調は決して特別なことではなく、3人に2人は何らかの形でその経験がある、ということ。自分だけでなく、身近な家族やパートナーの体調変化を通じて、更年期を意識する人も少なくないようです。例えば、パートナーの急なイライラや体調不良に、戸惑いながらも更年期という言葉を思い浮かべた人もいるかもしれません。

一人で悩んでいると感じていても、実は多くの人が同じような経験をしているんですよ。あなたが抱えている辛さは、決してあなただけの問題ではありません。この事実を知るだけでも、少しは心が軽くなるのではないでしょうか。

どんな症状が出やすいの?上位は「ほてり・のぼせ」「イライラ」「倦怠感」

実際に更年期の不調を経験した人たちは、具体的にどんな症状に悩まされていたのでしょうか?ここからは、具体的な症状のランキングを見ていきましょう。

更年期に経験した症状を示す棒グラフ

最も多かったのは「ほてり・のぼせ」で54.5%でした。急に顔がカーッと熱くなったり、全身に汗が噴き出したり…。特に人前でこんな症状が出ると、恥ずかしくなったり、日常生活に支障をきたしたりすることもありますよね。仕事中に突然のぼせを感じて集中できなかったり、夜中に汗をかいて目が覚めてしまったり、といった経験を持つ人もいるかもしれません。

次いで「イライラ」が49.6%、「倦怠感・だるさ」が44.7%、「発汗」が43.9%と続きました。

これらの症状を見ると、体の変化だけでなく、心の変化も大きく影響していることがわかります。体がだるくてやる気が出ないのに、ちょっとしたことでイライラしてしまったり、家族やパートナーにきつく当たってしまって後で自己嫌悪に陥ったり…。眠れない日が続いて、さらに心身のバランスを崩してしまう、なんてことも珍しくありません。こういった症状が重なることで、普段の生活にも大きな影響が出てしまうのは無理もありません。

他にも「気分の落ち込み」が37.4%、「肩こり・関節痛」が36.6%、「不眠・眠りが浅い」が35.0%など、様々な症状が挙げられています。めまいや動悸、集中力の低下、頭痛など、本当に人それぞれで、多岐にわたるんですね。あなたが感じている不調も、きっとこの中に含まれているのではないでしょうか。更年期の症状は、一つだけでなく、複合的に現れることが多いので、自分の体の変化を注意深く観察することが大切です。

対策はどうしてる?「特に何もしていない」が意外にも最多

では、更年期の不調を感じた人たちは、何か対策を取っているのでしょうか?それとも、我慢しているだけなのでしょうか?この結果は、もしかしたらあなたの現状と重なる部分が多いかもしれません。

更年期の不調に対する対策を示す棒グラフ

なんと、最も多かったのは「特に何もしていない」という回答で33.3%でした。つまり、不調を感じながらも、具体的な対策を取っていない人が3人に1人もいるんです。この数字を見て、「やっぱり私もそうだった…」と感じた人もいるのではないでしょうか。

その理由として、こんな声が聞かれました。

  • 「何をしたらいいのかわからない。」(40代・女性)

  • 「更年期か分からないから。」(40代・女性)

  • 「あまり薬などに頼りたくなかったので、症状を受け入れて過ごすしかないと思ったから。」(50代・女性)

「何をしたらいいかわからない」という声は、多くの人が抱える共通の悩みかもしれませんね。情報がたくさんあっても、自分に合った方法を見つけるのは難しいものです。また、「更年期かどうかわからない」という不安も、対策に踏み切れない大きな理由になっているようです。病院に行くほどではない、とためらってしまう気持ちもよくわかります。

次いで多かったのは「できるだけ休息を取った」で19.8%。「とにかくゆっくりしたかった」「すぐにできてお金のかからない方法だった」という理由が挙げられています。体が辛い時に無理は禁物。心身を休ませることは、何よりも大切な対策の一つですね。忙しい毎日の中で、意識的に休息を取るのは簡単なことではありませんが、自分を労わる時間を持つことが、症状の緩和につながることもあります。

「病院を受診した」という人も13.6%いました。「原因も突き止められるし一番効果があると思う」という声がある一方で、「サプリメントを飲んでもダメだったから病院で漢方薬を処方されたが、これも効き目がなかったからやめた」という経験談も。対策は人それぞれで、合う合わないがあることがわかります。一つの方法がダメでも、諦めずに別の方法を探してみる粘り強さも必要かもしれません。

その他にも「サプリメントを利用した」「運動・ストレッチをした」「市販薬を使用した」「睡眠環境を整えた」「漢方を試した」「食事改善をした」といった対策が挙げられています。この結果を見ると、不調を感じても「どうすればいいか分からない」と立ち止まってしまう人が多い一方で、自分なりに様々な方法を試している人もいることがわかります。もしあなたが今、「何もしていない」状態なら、まずはできそうなことから一つ、試してみてはいかがでしょうか。

誰かに相談できてる?半数以上が「誰にも相談したことがない」

更年期の不調について、誰かに相談した経験はあるのでしょうか?この結果は、多くの人が一人で悩みを抱えている現状を浮き彫りにしています。

結果は、「ない」が55.6%、「ある」が44.4%。なんと、半数以上の人が、更年期の不調を誰にも相談していないことが明らかになりました。この数字は、あなたがもし「誰にも話せない」と感じているなら、決して一人ではないことを示しています。

相談していない、あるいは相談しづらいと感じる理由としては、以下のような声が聞かれました。

  • 「個人差があることなので、相談しにくい。」(40代・女性)

  • 「理解してもらえなさそうだから。」(40代・女性)

  • 「なんとなく言いづらい。」(40代・女性)

  • 「相談できる相手がいない。」(50代・女性)

  • 「相談しても具体的な解決策は見つからないだろうと思っているから。」(50代・男性)

  • 「恥ずかしいので。」(50代・男性)

これらの声からは、「相談しても解決しないのでは」「理解されないのでは」という不安や、「個人差が大きいから話しても伝わらないかも」という気持ち、そして「恥ずかしさ」が、相談のハードルを上げていることがうかがえます。特に「理解してもらえなさそう」という気持ちは、せっかく勇気を出して話しても、相手にわかってもらえなかったらどうしよう、という不安につながりますよね。

「相談できる相手がいない」という声も多く、一人で抱え込んでしまう状況が浮き彫りになりました。身近な家族や友人には話しにくいと感じる人もいるでしょうし、そもそも更年期についてオープンに話せる雰囲気がないと感じる人もいるかもしれません。男性からも「恥ずかしいので」という回答があり、更年期の不調は性別を問わず、オープンに話しづらいテーマであることがわかります。

一人で悩みを抱え込むと、心も体もますます辛くなってしまいますよね。でも、この結果を見る限り、多くの人が同じように感じていることがわかります。あなたが一人で悩んでいるわけではない、ということを知るだけでも、少しは気持ちが楽になるかもしれません。まずは、話せる相手がいなくても、専門機関の窓口やオンライン相談など、様々な選択肢があることを知るだけでも、一歩踏み出すきっかけになるかもしれませんね。

まとめ

今回の調査で、更年期の症状についての認知度はまだまだ十分とはいえず、多くの人が「あまり知らない」「ほとんど知らない」と感じていることがわかりました。そして、実際に更年期の不調を経験した人の中でも、3人に1人は特に対策を取っておらず、さらに半数以上の人が誰にも相談せずに一人で抱え込んでいるという現実が見えてきました。

「ほてり・のぼせ」「イライラ」「倦怠感・だるさ」といった症状は、決して我慢するしかないものではありません。サプリメントや漢方、病院での治療、そして何よりも生活習慣の見直しなど、様々なアプローチで症状を和らげ、快適に過ごすための方法があります。

大切なのは、まず自分の体の変化に意識を向けること。そして、「これって更年期かな?」と感じたら、一人で抱え込まずに、まずは信頼できる人に話してみたり、専門の情報を調べてみたりすることです。

無理なく続けられるセルフケアの方法を探したり、医療機関や専門家を頼ったりすることも、きっと快適な毎日への第一歩になるはずです。もしあなたが今、更年期の不調で困っているなら、決して一人で抱え込まないでください。この調査結果が、同じように悩む誰かの背中をそっと押すきっかけになれば嬉しいです。

引用元:株式会社NEXERと協和薬品株式会社による調査
協和薬品株式会社:https://kyowa-yakuhin.co.jp/