「第3の支援機関」の必要性
文部科学省の調査によると、高等学校における不登校生徒数は約6.9万人(令和5年度)と過去最多を記録しています。しかし、ユイロは、病院を受診するほどではないものの健康ともいえない「未病」の状態にある生徒やその家庭が、この数字以上に多く存在すると指摘しています。
これまでの社会には「治すための医療機関」と「教えるための教育機関」しかなく、心が整わないために進路を考えられない生徒とその保護者が適切な支援を得にくい状況がありました。この課題に対応するため、ユイロは医療と教育をつなぐ「第3の支援機関」として、「心と進路のかかりつけ医」による診断と伴走サービスをユイロ高等学院の生徒向けに提供しています。


ユイロの基幹技術:心のMRI「キャリアのABC診断」
ユイロは、「第3の支援機関」として客観的な支援を提供するため、心の状態を多角的に可視化する独自の診断技術「キャリアのABC診断」を開発しました。
この診断は、環境選択(Area)、心身形成(Battle)、自己認識(Character)の3領域から生徒の内面を分析します。偏差値のような単一指標ではなく、本人の「期待度」と「満足度」のギャップに基づき、現在向き合うべき「成長の可能性」を論理的に特定します。

ウェルビーイング研究の第一人者・前野隆司氏との共同研究
今回の共同研究では、前野隆司氏のウェルビーイング研究の知見を導入し、ユイロ独自の診断技術の学術的妥当性の検証と改良を行います。これにより、感覚や経験則に依存しがちであった進路指導を「幸福学」に基づくデータで裏付け、生徒が自らの人生を選択し直せる再現性の高い支援モデルの構築を目指します。
共同研究は2025年11月より順次開始され、主な内容は以下の通りです。
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「キャリアのABC診断」の学術的妥当性の検証と設問の開発
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診断データとウェルビーイング因子の相関分析
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診断データを活用した「心と進路のかかりつけ医」による介入効果の検証
「心と進路のかかりつけ医」とは、キャリアのABC診断を用いて生徒一人ひとりの課題を見つけ出し、伴走する専門職であり、医師でも教師でもない「第3の先生」と位置づけられています。

前野隆司氏は、この共同研究について、「変化が激しく予測困難な現代において、本当に必要な力は、自分自身の『幸せ(ウェルビーイング)』を知り、それを羅針盤として進路を切り拓く力である」と述べ、ユイロの診断手法が子どもたちが『幸せの軸』を見つけるための信頼できる『医療機器』のような存在へと進化することを期待しているとコメントしています。

株式会社ユイロ 代表取締役社長兼ユイロ高等学院 学院長の松下雅征氏は、「心が整わないから、進路が考えられない」と悩む生徒や保護者に数多く出会った経験から、ユイロが学校の枠を超えた「心のインフラ」となることを目指していると語っています。前野氏との共同研究を通じて、診断と伴走の基幹技術に学術的な裏付けを持たせ、すべての子どもたちが心の未病を整え、自分らしいキャリアを築けるよう進路支援を継続していく意向を示しています。
ユイロ高等学院と株式会社ユイロについて
ユイロ高等学院
「学校のふつうをなくした選び直せる学校」として、高校卒業とその先のキャリアに向けた個別最適化された学びを提供する通信制高校サポート校です。生徒一人ひとりの心の状態(ウェルビーイング)を定点観測し、不調の予兆を早期に発見して整える「心と進路のかかりつけ医」が、1対1の完全個別で進路支援を行います。
株式会社ユイロ
医療と教育をつなげる「第3の支援機関」として、独自の基幹技術をもとに心のインフラ構築を目指す企業です。「心と進路のかかりつけ医」による進路支援を提供する通信制高校サポート校「ユイロ高等学院」の運営や、法人向けにコンサルティング・伴走サービスを提供しています。
