老後・終活準備の後悔が約半数
2025年に「生活や老後に関わる準備」で後回しにして後悔した経験について尋ねたところ、「とてもある」「少しある」と回答した人が合わせて46.1%に達し、約半数が何らかの後悔を感じていることが分かりました。一方で、「あまりない」「全くない」も53.9%を占め、後悔の有無は拮抗している状況です。

後悔した内容としては、「特に後悔はない」が22.0%で最多でしたが、「家の片づけ(モノの整理)」(20.0%)や「自分の将来の備え(資産・老後計画)」(16.8%)など、生活基盤に関わる項目も多く挙げられました。健康管理や人間関係といった日常的なテーマも一定数含まれており、後悔の内容は多岐にわたります。

終活に関して後回しにしてしまったことでは、「何も後回しにしていない」が34.6%で最多となりました。しかし、「親へのヒアリング(希望・情報把握)」(18.8%)や「遺言書・エンディングノートの未記入」(17.3%)など、家族間の意思確認や情報整理が進んでいない層も一定数存在することが明らかになりました。終活の中でも、話し合いや記録に関する内容が後回しになりやすい傾向が見られます。

終活を意識するきっかけと最大のハードル
終活の必要性を感じた瞬間として最も多かったのは、「親の不調や老いを感じた時」で30.5%でした。自身の健康不安(15.5%)を大きく上回り、終活意識は家族、特に親の変化から芽生えるケースが多いことが示されました。一方で、「特に感じていない」と回答した人も26.5%おり、終活の必要性を強く実感していない層も存在します。

終活を始める上での最大のハードルは、「何からやればいいか分からない」が28.5%で最多となりました。金銭面や忙しさよりも、具体的な進め方が不明瞭であることが終活開始の障壁になっている実態が明らかになっています。一方、「特にハードルは感じない」という回答も25.3%あり、終活に対して大きな抵抗感を持たない層も一定数存在することが示唆されます。

家族との話し合いの現状と必要なサポート
身近な家族や大切な人との「将来や生活に関する話し合い」について、「必要だと思うが、あまり話せていない」が30.0%で最も多くなりました。「普段から話す機会がある」(21.2%)を上回っており、話し合いの必要性を感じながらも実際には実行に移せていない層が多い状況がうかがえます。話し合いの機会作りが課題となっている可能性が考えられます。

終活を進める上で「あったら助かるサポート」としては、「何をすればいいか分かるチェックリスト」が42.9%と突出して高い結果となりました。次いで「専門家に相談できる窓口」(13.5%)や「終活に必要な書類のひな型」(12.4%)が続いています。具体的な手順や整理の指針を求めるニーズが高いことがうかがえます。

2026年に向けた終活の意向
2026年に取り組みたい終活として最も優先度が高いものは、「特にまだ決めていない」が26.7%で最多でした。具体的な行動としては、「実家・自宅の片づけ」(19.2%)や「親の終活サポート」(17.1%)が上位に挙げられています。自分自身よりも、住環境や家族に関する取り組みを優先したいと考えている人が一定数いる可能性が考えられます。

2026年に終活を始めたい理由としては、「特に理由はない/始める予定はない」が32.0%で最も高い結果となりました。一方で、「家族に迷惑をかけたくない」(19.1%)や「自分の将来に不安がある」(17.4%)といった理由も挙げられています。明確な動機を持つ層と、まだ検討段階に至っていない層が混在している状況がうかがえます。

2026年に“最初の一歩”として取り組みたいことでは、「家の片づけ」(25.0%)が最も高く、次いで「まだ特に決めていない」(22.9%)が続きました。「親との会話・情報共有」(16.4%)や「老後資金・生活費の見直し」(12.7%)など、比較的取り組みやすい行動が選ばれる傾向が見られます。具体的な第一歩を模索している段階の人が多いと考えられます。

調査概要
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調査人数: 660名(終活ガイド資格検定2級、3級資格取得者)
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調査期間: 2025年12月1日〜2026年1月1日
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調査方法: インターネットを利用したアンケート調査
この調査結果は、終活への意識が高まる一方で、具体的な行動への移行や家族間での対話に課題が存在することを示しています。特に「何から始めれば良いか分からない」という声が多く、具体的な指針やサポートの重要性が浮き彫りになりました。
一般社団法人終活協議会の詳細については、以下のウェブサイトをご参照ください。
https://shukatsu-kyougikai.com/
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