春の健康診断、今年もドキドキしていますか?

暖かくなり、そろそろ春の健康診断が始まる季節ですね。昨年受けた健康診断の結果を思い出して、「今年は気をつけなきゃ…」と、ちょっと憂鬱な気持ちになっている人もいるかもしれません。

「特定保健指導」という言葉を耳にしたことはありますか?これは、40歳から70歳の方を対象に、メタボリックシンドローム(通称:メタボ)に着目した特定健診の結果、生活習慣病のリスクが高いと判断された方に対して行われる、生活習慣改善のための指導のことです。専門家が一人ひとりに寄り添い、健康な生活を送るためのサポートをしてくれます。

大正製薬が2025年3月に保健師や管理栄養士などを対象に行った「特定保健指導の実態調査」では、メタボや肥満に悩む方への指導に、さまざまな課題があることが明らかになりました。特に、指導の対象者自身が自分の問題を深刻に捉えていないケースも少なくないようです。

そこで今回は、実際に特定保健指導を受けたことがある方々を対象に、指導の前後で意識や行動がどう変化したのかを調査した結果を見ていきましょう。もしかしたら、あなたの健康へのヒントが見つかるかもしれませんよ。

特定保健指導は、あなたの健康の「きっかけ」になる!

特定保健指導の対象となった方のうち、実際に指導を受けたことがあると答えた人は77.4%にも上りました。そして、そのうち約6割の方が「満足できた」と回答しているんです。これはすごい数字だと思いませんか?

なぜ満足できたの?「自分の健康と向き合う機会」が鍵

指導に満足できたと答えた人たちの理由を見てみると、なんと約半数の方が「自分の健康に向き合う機会ができた」と回答しています。普段の生活で、自分の健康状態についてじっくり考える時間って、なかなか取れないものですよね。忙しい毎日の中で、専門家と一緒に自分の体を見つめ直す時間が持てたことが、大きな満足感につながったのでしょう。

特定保健指導の満足度

この結果は、特定保健指導が単に「健康に関する情報を提供する場」ではなく、「自分自身の健康意識を高め、行動変容を促すための重要なターニングポイント」になっていることを示唆しています。専門家からの具体的なアドバイスや励ましが、一人ひとりの心に響き、健康への意識を大きく変えるきっかけとなっているのかもしれません。

満足できたと回答した理由

指導後には「何か始めよう」という意識が芽生える!

さらに、特定保健指導を受ける前と後で、メタボや肥満対策としてどんなことをしたかを比較したところ、指導を受けた後の方が、何らかの対策を始めた人が多いことがわかりました。特に、運動や食事制限といった基本的な生活習慣の改善に取り組む人が増えています。

これは、指導を通じて自分の健康状態を理解し、改善の必要性を強く感じた結果と言えるでしょう。専門家からの具体的なアドバイスや、自分に合った目標設定が、行動への第一歩を踏み出す勇気を与えてくれたのかもしれません。

特定保健指導を受ける前後で実施したメタボ・肥満対策

意識は変わったのに…目標達成の壁にぶつかる現実

特定保健指導は、健康への意識を高め、行動を促す素晴らしいきっかけになることがわかりました。しかし、ここで一つの課題が浮き彫りになります。

特定保健指導では、一人ひとりに合わせて「腹囲を2cm減らす」「体重を2kg減らす」といった具体的な目標を設定します。しかし、この目標を「十分に達成できた」または「ある程度達成できた」と回答した方は、全体の41.9%に留まりました。つまり、過半数の方が、設定した目標を達成できなかったと回答しているのです。

なぜ目標達成は難しいの?「継続」が最大のハードル

この結果は、特定保健指導が行動のきっかけにはなるものの、メタボや肥満対策の「継続」がいかに難しいかを示しています。私たちの生活習慣は、長年の積み重ねでできています。それを急に変えるのは、並大抵のことではありませんよね。

特に、メタボや肥満対策の基本となるのは、食事習慣の見直しと運動習慣の定着です。毎日忙しい中で、食事の内容に気を配り、定期的に運動する時間を確保するのは、本当に大変なことです。

「今日は疲れているから」「付き合いがあるから」と、ついつい誘惑に負けてしまったり、モチベーションが続かなくなったりすることもあるでしょう。頭では「健康のためにやらなきゃ」と思っていても、日々の生活の中でそれを実践し続けるのは、想像以上にエネルギーが必要なんです。

メタボ・肥満を放置するとどうなるの?

「まあ、ちょっとくらい」と軽く考えがちなメタボや肥満ですが、実は私たちの健康にとって、とても大きなリスクを抱えています。特に問題なのが「内臓脂肪」の過剰な蓄積です。

内臓脂肪が増えすぎると、高血圧、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病のリスクがぐんと高まります。これらの病気は、自覚症状がないまま進行することが多く、気づいた時には心臓病や脳卒中など、命に関わる重篤な病気につながる可能性もあるんです。だからこそ、メタボや肥満の対策は、単なる見た目の問題ではなく、健康な未来を守るために、きちんと向き合うべき重要な課題なんです。

一人で抱え込まないで!賢くサポートを活用しよう

生活習慣の改善だけでメタボ・肥満対策を継続するのは難しい…そんな現実が今回の調査で浮き彫りになりました。でも、だからといって諦める必要は全くありません!

完璧じゃなくていい、自分に合った方法を見つけよう

食事や運動は、もちろん健康の基本です。でも、完璧を目指しすぎてストレスを感じてしまっては、かえって続きませんよね。例えば、「毎日30分散歩する」のが難しければ、「週に3回、10分ずつ歩く」から始めてみる。食事も「すべてヘルシーなものにする」のではなく、「週に何回かは野菜を意識する」といった具合に、無理のない範囲で、できることから取り組んでみましょう。

大切なのは、小さな成功体験を積み重ねて、モチベーションを維持することです。そして、もし挫折しそうになったら、自分を責めずに、またできることから再スタートすればいいんです。

頼れるサポートを賢く活用する視点も

最近では、内臓脂肪の減少をサポートしてくれる様々なアイテムが登場しています。例えば、「機能性表示食品」や「特定保健用食品(特保)」といったサプリメント、あるいは医師の指導のもとで使う「医薬品」などです。

もちろん、これらの製品は魔法の薬ではありません。しかし、日々の食事や運動といった基本的な生活習慣の改善と組み合わせることで、より効果的に、そして無理なく対策を継続する手助けをしてくれる可能性があります。

「どんなものが自分に合っているんだろう?」「本当に効果があるのかな?」と疑問に思ったら、かかりつけ医や薬剤師、管理栄養士などの専門家に相談してみるのが一番です。あなたの体の状態やライフスタイルに合わせて、最適なアドバイスをもらえるはずです。

健康診断を「年に一度の自分見直しデー」に!

今回の調査結果から、特定保健指導が、自身の健康と向き合い、メタボや肥満対策を始めるための大切なきっかけになっていることがわかりました。たとえ目標達成が難しくても、一度意識が変われば、それは大きな一歩です。

春の健康診断は、年に一度、自分の体を見つめ直す絶好のチャンスです。結果に一喜一憂するだけでなく、それをきっかけに、これからの健康についてじっくり考えてみましょう。

もし、特定保健指導の対象になったら、ぜひ前向きに受けてみてください。専門家との対話を通じて、きっと新しい気づきがあるはずです。そして、もし「一人で頑張るのはつらいな…」と感じたら、サプリメントや医薬品など、頼れるサポートを賢く活用することも視野に入れてみましょう。

あなたの健康は、あなた自身のものです。無理なく、楽しく、そして賢く、メタボ・肥満対策を続けていきましょうね。一歩一歩、着実に健康な未来へと進んでいけるよう、応援しています!