研究の背景と目的

「人生100年時代」の到来を見据え、高齢社会における資産管理や次世代への円滑な資産承継といった社会課題への対応が求められています。三菱UFJ信託銀行は、2020年2月にMUFG相続研究所を新設し、これらの課題解決と安心で豊かな社会の創出に貢献するための調査・研究を進めてきました。

今般の共同研究は、産・官・学の諸機関・団体が連携し、一人暮らしの高齢者の機能低下を早期に把握することで、ご本人やご家族の不安解消、福祉現場の負担軽減に繋げることを目的としています。研究成果は、社会課題解決のために参加6者が協力して活用し、安心で豊かな社会の実現を目指します。

研究概要

本共同研究は、2026年1月から2029年3月までの期間で実施されます。

研究概要

研究1:高齢者の機能低下(運動機能と認知機能)の予兆管理に関する研究

  • 方法:参加者の自宅に2種類のセンサー(モーションセンサー、二酸化炭素濃度・温度・湿度センサー)を設置し、3年間計測します。並行して、年1回、認知機能や運動機能などの検査を実施し、センサーデータとの関連性を分析します。

  • 研究機関:東京都健康長寿医療センター、MUFG相続研究所(三菱UFJ信託銀行)、世田谷区、古木会、シニア総合サポートセンター

研究2:高齢者の金銭管理能力の経時的変化の特徴および関連する要因について検討

  • 方法:年1回、金銭管理能力の検査を行います。研究1で得られた認知機能検査結果を活用し、金銭管理能力との関連性を分析します。

  • 研究機関:上智学院、MUFG相続研究所(三菱UFJ信託銀行)

MUFG相続研究所について

MUFG相続研究所は、「人生100年時代」において、認知・判断機能の低下に伴い金融サービスの享受や資産承継に制約が生じる可能性を背景に設立されました。高齢者が安心して暮らせる社会の実現に貢献するため、「高齢社会における資産管理」および「次世代への円滑な資産承継」という社会課題の解決を目指し、資産管理・資産承継領域における高品質かつ実践的な情報提供を中立的に行っています。

MUFG相続研究所の詳細については、以下のウェブサイトをご覧ください。
https://www.tr.mufg.jp/souzoku-ken/about.html