もしかして、がんで悩んでいませんか?
がんは、私たちの生活に大きな影響を与える病気です。もし、あなたや大切な人ががんの不安を抱えているなら、少しでも早く、そして体に負担の少ない方法で、その不安を解消したいと願うのは当然のことでしょう。
そんな中、注目されているのが、尿を使って複数のがんリスクを調べられる画期的な検査「マイシグナル・スキャン」です。この検査の実臨床における追跡調査の結果が、先日、日本総合健診医学会第54回大会で発表されました。この報告には、早期発見の可能性を示す、希望の光が詰まっています。
尿検査でがんリスクがわかる「マイシグナル・スキャン」って?
「マイシグナル・スキャン」は、尿に含まれるごく小さな分子「マイクロRNA」をAI(人工知能)で解析することで、すい臓がんを含む10種類のがんのリスクを、がんの種類別に、そしてステージ1から評価できる検査です。

「尿を採るだけ」という手軽さが大きな特徴で、採血のような痛みや、内視鏡検査のような身体的な負担がありません。普段の生活の中で、気軽にがんのリスクをチェックできるというのは、病気に悩む方々にとって、とても心強いことではないでしょうか。
なぜ尿でがんリスクがわかるの?
「マイクロRNA」は、細胞の中にある非常に小さな分子で、遺伝子の働きを調節する大切な役割を担っています。がん細胞では、このマイクロRNAの種類や量が健康な細胞とは異なることが分かっています。この変化を尿中から検出することで、がんの早期発見や診断の手がかりにしよう、というのが「マイシグナル・スキャン」の基本的な考え方です。
検査の対象となるがん種
この検査では、すい臓がん、胃がん、大腸がん、肺がん、食道がん、乳がん(女性のみ)、卵巣がん(女性のみ)、前立腺がん(男性のみ)、肝臓がん、胆道がんの10種類のがんリスクを評価します。
実臨床での追跡調査でがん発見事例を確認!
今回の発表では、バイオAIスタートアップのCraif株式会社と社会医療法人北斗 北斗病院が共同で実施した、約3年間にわたる追跡調査の結果が報告されました。
この調査では、北斗病院で「マイシグナル・スキャン」を受けた72名の方々を対象に、その後の精密検査の結果が追跡されました。そのうち24名の方が、いずれか1部位以上で「中リスク」または「高リスク」と判定されました。
そして、この中・高リスク判定者のうち、精密検査を希望した11名が追加検査を受けた結果、重要な発見がありました。
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胃がん:中リスクと判定された2名の方から、実際に胃がんが確認されました。(うち1名は早期胃がん)
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大腸ポリープ:大腸がん中リスクと判定された1名の方から、大腸多発ポリープが確認されました。
残りの8名の方々については、精密検査で明らかな異常は見つかりませんでした。
この結果は、「マイシグナル・スキャン」が、実際にがんの早期発見に貢献する可能性を示唆するものです。既存のがん検診と比べても、非侵襲的で簡便な検査でありながら、実臨床で複数のがん発見事例があったことは、大きな一歩と言えるでしょう。
既存のがん検診との比較
一般的に、既存のがんスクリーニング検査におけるがん発見率は、部位によって0.1~0.4%程度、陽性的中率は2~6%程度とされています(がん種や検査手法により異なります)。「マイシグナル・スキャン」は、これらの従来法と比較しても、非侵襲的で簡便な検査でありながら、がんの早期発見に寄与する可能性が示されています。
検査を受けるにあたって知っておきたいこと
「マイシグナル・スキャン」は、がんのリスクを評価する検査であり、医療機器ではありません。解析された情報は、統計的にリスクを計算するもので、医療行為として「がんであるかどうかを診断する」ものではないことに注意が必要です。
また、リスクが低いと判定された場合でも、がんがない、または将来がんにならないと断言できるわけではありません。あくまで「リスクを評価する」ための検査であることを理解した上で、定期的な健康チェックの一環として活用することが大切です。

日本総合健診医学会第54回大会について
今回の発表が行われた日本総合健診医学会第54回大会は、2026年1月23日(金)から1月24日(土)まで、パシフィコ横浜で開催されました。
大会の公式ホームページはこちらです。
https://www.shuwa-asc.com/jhep2026/
「マイシグナル・スキャン」の詳しい情報はこちら
「マイシグナル・スキャン」についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひWebサイトをご覧ください。
https://misignal.jp/
がんの早期発見がもたらす希望
がんの早期発見は、治療の選択肢を広げ、より良い予後につながる可能性を高めます。身体への負担が少ない尿検査で、がんのリスクを知る機会が増えることは、私たち一人ひとりが自分の健康と向き合い、未来を守るための大きな支えとなるでしょう。
Craif株式会社は、2018年に創業したバイオAIスタートアップで、がんの超早期発見・早期治療・早期復帰を目指し、尿中のバイオマーカーを高精度に検出する独自の解析技術基盤「NANO IP®︎(NANO Intelligence Platform)」とAI技術を融合した検査開発に取り組んでいます。
Craif株式会社のビジョンである「人々が天寿を全うする社会の実現」に向けた取り組みは、病気で困っている多くの人々にとって、きっと希望となるはずです。
Craif株式会社の公式サイトはこちらです。
https://craif.com/
